「プレトリアン ガリア戦記」は,ユリウス・カエサル(シーザー)が戦い抜いた歴史的な戦いを,美しいフル3Dグラフィックスによって再現したリアルタイムストラテジーゲーム。プレイヤーは,ローマ軍を指揮する一人の将軍として,蛮族の住む凍てつく土地や砂塵の吹き荒れるエジプト,さらには広大なローマ帝国の中心たるイタリア本土など,数々の戦場を舞台に敵を打ち倒していく。
本作は,全世界でセールス300万本以上を記録した「コマンドス」シリーズの開発元で知られる
Pyro Studiosが制作を手掛けており,描き込まれた美麗なグラフィックスはもちろんのこと,
Pyro Studiosのお家芸である"職人技"の細やかなアニメーションも健在。盾を掲げる重装歩兵や,槍を前に突き出して構える槍歩兵隊,機動力を生かして横合いから突撃を行う騎兵隊など,
ゲーム画面を見ているだけでワクワクしてしまうような,非常に完成度の高い作品に仕上がっている雰囲気だ。
プレトリアンは,防御力に優れる重装歩兵や相手の突進をくい止める槍兵,遠距離攻撃が可能な弓兵など,特徴あるさまざまなユニットを有機的に組み合わせて戦う戦術級のストラテジーゲームである。
内政的な要素を削り,戦闘のみに特化している点が大きな特徴だ。地形や敵の配置,布陣などを調べながら,与えられたユニットを適材適所で運用していかなければならない。
またプレトリアンには,史実に沿った全24のキャンペーンミッションが用意されており,歴史ゲームファンならばその出来も気になるところ。聞くところによると,副題に"ガリア戦記"と記されてはいるが,ファルサロスの戦い(カエサルとローマ随一の将軍と謳われていたポンペイウスの戦い)やエジプト反乱軍との戦いなど,キャンペーンのシナリオは,ガリア戦記以後の戦いへも話が続いていくらしい。稀代の名将ユリウス・カエサルの半生と彼がくぐり抜けた戦いの数々を,ゲームを通して"直に"体験できるという。
発売日は5月22日とまだ少々時間はあるが,塩野七生 著作の「ローマ人物語」などを読みながら,今から気分を高めておくとよいかもしれない。(TAITAI)
発売日:2003年5月22日
価格:7980円
対応OS:Windows 98/Me/2000/XP
CPU:PentiumIII/500MHz
メモリ:128MB
空きHDD容量:600MB
Praetorians c Pyro Studios S.L. 2003. Published by Eidos Interactive Limited 2003. Praetorians is a trademark of Pyro Studios 99 S.L. Eidos, Eidos Interactive and the Eidos Interactive logo are trademarks of the Eidos Group of companies. All Rights Reserved.