「Ultima Online」の暴君が辞任か? | - 04/08 10:59 |
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Erectronic Arts社の幹部として,EA.comの定着に励んできたゴードン・ワルトン(Gordon Walton)氏が,同社を退職したらしい。3月上旬に開催されたGDC(Game Developers Conference)でも,同社のオンラインゲームの専門家として講義をしていただけに,ちょっと驚きのニュースである。 元々Erectronic Artsはオンラインビジネスの市場進出に乗り遅れていたが,ワルトン氏がEA.comの采配を取るようになってからも,「The Sims Online」を始めとするオンラインソフトのセールスは低迷したままだ。また,2002年末にはAmerica Onlineへのコンテンツ提供の契約も破棄されるなど,この分野に関しては大幅な改革を求められていた。ワルトン氏の,その後の動向はわかっていない。 なお,ワルトン氏の,"tyrant(暴君)"という異名については,Origin Sysytem社に派遣されて「Ultima Online」を担当した直後,ゲームで不正を働いていたプレイヤー達を,独断的にギルドごと300人追放したことからつけられた。 当時はファンからの不平や賛同で大きな話題となったが,この"No Nonsense"主義は,その後ほとんどのメーカーで採用されることとなっている。(奥谷海人) |