[E3 2003#086]ジェダイシリーズ最新作「SWJK:Jedi Academy」 | - 05/19 16:54 |
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待望のジェダイ・シリーズの第三弾「Star Wars Jedi Knight:Jedi Academy」(以下,Jedi Academy)でプレイヤーは,ルーク・スカイウォーカーと前作の主人公カイル・カターンらがヤヴィン4の秘密基地で運営している,ジェダイアカデミーの見習い騎士として,スターウォーズ映画の1作目(A New Hope)から15年後の世界に降り立つことになる。もちろん,ダークサイドの道を歩み出すことも可能で,ミッションを遂行する過程でプレイヤーの未来が形付けられていくのである。 「Jedi Academy」で使われているゲームエンジンは,QuakeIIIArenaエンジンを改良したものだ。特に,QuakeIIIArenaエンジンの弱みだったモデリングやアニメーションの面を改良しており,見応えのあるグラフィックスに仕上がっている。それもその筈で,制作を手掛けるのはQuake系のエンジンを使用したゲーム開発ではid Software社から絶対的な信頼を置くRaven Software社だ。 「Jedi Academy」のゲームデザインはアクションゲームとしてはユニークな形式になっている。プレイヤーは複数用意されたミッションを毎回1つだけ選択してプレイする。どのようなミッションを選ぶかでプレイヤーの進む道が決定し,プレイヤーが習得するフォースの種類も変わってくる。もちろん,そのミッションを完了すれば,プレイヤーには全く新しいミッションが複数用意されるので,1度やり過ごしたミッションはゲームを再度プレイし直すまで見ることはできない。まるでストーリーやミッション構成全体が,テクノロジーツリーのような仕組みになっているのだ。 それ以上に,特徴的なのがキャラクター設定だ。「Jedi Academy」では,前作と異なりプレイヤーキャラクターには名前や特定のモデルは存在しない。プレイヤーは,ゲーム開始前にヒューマンはもちろん,ロディアンやトゥウィレックなど複数の種族からキャラクターと性別を選択し,顔の特徴や肌の色,衣装などを設定する。そのバリエーションは,なんと2000パターンにも及ぶということだ。 さらに,プレイヤーは自分の好みに合わせたライトセイバーもデザインすることができ,取っ手の形やフォースの色彩が選択できるようになっている。ダースモールが使用したデュアル型のライトセイバーでもプレイすることが可能で,アニメーションもデュアル専用のものが用意されているのは言うまでもない。 「Jedi Academy」はマルチプレイヤーモードもサポートしており,デスマッチや協力プレイのほかにも,このゲーム独特のものも開発されているようだ。さらに詳細は公表されていないが,プレイヤーが操作できる乗り物や,小説でしか出てこないような兵器も登場するとのことだ。発売は今秋の予定となっている。(奥谷海人) |