ボーステックと盛大ネットワークが提携 | - 05/27 23:11 |
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本日(2003年5月27日)行われたボーステックと盛大ネットワークの記者会見は通常のゲームの発表会とは異なり,中国や日本のPCゲーム市場についての話題が中心となった。 盛大の代表である黄哲氏は,同社は150人ものサポート人員がおり,徹底したユーザーサービスをモットーにしているという。そして盛大の抱えるアカウント数は8000万人に達するほどの規模であり,中国がいかに超巨大市場であるかを強調していた。続いてボーステックの八巻氏が登場。この提携を一つのきっかけとして日中の交流が深まり,少しでも日本市場の活性化に繋がることを期待していると語った。 基本的には盛大がボーステックに20%の出資を行い,第三位の株主になるといったビジネスライクな話が多く,当サイトの読者にはあまり関係のない情報ばかりだったが,八巻氏のスピーチの途中でスクリーン上にMMO「銀河英雄伝説VII」が登場したことは,非常に大きな収穫であった。 会見の途中にわずかな時間映し出された「VII」は,ムービーやScreenshotsではなく,実際にプログラムを動かしているところだった。内容は3Dの戦艦がレーザーによる砲撃戦を行うというもので,多くの記者がくぎ付けになっていた。会見後には八巻氏に無理をいって,さまざまなイメージグラフィックスを見せてもらったが,今回はシリーズ初の陸戦なども考えているらしく,導入されれば原作でも人気のローゼンリッター部隊の活躍が見られるかもしれない。 なお,リリースは2004年の4月ということで,まだゲームの細かい仕様も確定していないし,今後はモデルの精度も上がることだろう。「VII」が日本や中国を舞台に一大旋風を巻き起こしてほしいものだ。日本のボーステックから世界のボーステックになる日を楽しみにしていたいと思う。 これは余談だが,今回の提携はずいぶん前から決まっていたらしく,以前「こちら」のNewsでお伝えしたサイバーステップと盛大の提携の発表会でも八巻氏が登場していたのは,今回の伏線であったのかと思った次第である。(Murayama) ※掲載しているScreenshotsにはイメージ画面も含まれています |