「アストロノーカ」を原型とするオンラインゲーム「コスモぐらし」は，体験版の稼動が2003年7月28日（月）と目前に迫ったタイトルだ。さまざまな惑星に入植して宇宙農業を営むという，なんとも牧歌的で生産的な，殺伐としていないオンラインゲームとしてホンワカ派のユーザーから注目を集めている。
　ステージ上にはゲームに登場するマスコットキャラクター"バブー"も登場し，いよいよホンワカムードは高まるのであった。

　プロジェクターには「アストロノーカ」の生みの親である森川幸人氏の描いた，「コスモぐらし」のイメージスケッチが公開され，農業の舞台となるいろいろな惑星の存在が明らかとなった。爆弾の埋まった星や水中惑星など，どうやって農作物を育てるのか疑問を抱きたくなる星もあるようだ。惑星の土地柄によって育つ野菜は異なるわけだが，「水中の星ではどんな野菜を作れるの？」という質問に対しては，「ワカメとか」という答えが返ってきた（思わず納得）。
　「コスモぐらし」のもう一つのお楽しみ要素，バブーについて。野生のバブーを捕らえることでペットにして飼えるようになるのだが，数十種類いるバブーの中から特別レアな4体が今回のステージで公開された。この中の一体は，レア中のレアといわれる幻のバブー。あらかじめ姿をチェックできた会場のユーザーは若干有利になったことだろう（当サイトに画像を掲載しちゃうけど）。

　過去にβテストも行われ，公式サイトなどでも基本的な情報はほとんど公開されているだけに，今回のステージではレア情報に絞って発表されたようだ。
　正直，スクウェア・エニックスステージに集まったのは農夫よりもヤンキー達のほうが多かった模様。真の盛り上がりはこの後の「疾走、ヤンキー魂。」に譲る形になってしまったが，「コスモぐらし」が持つ潜在的なゲーム性の高さはその場の誰もが認めたことだろう。（Kawamura）

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