”狂乱の銀河”再び! 新作「シュヴァルツシルトV」登場 | - 2003/08/27 21:37 |
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工画堂スタジオの看板タイトルの一つである「シュヴァルツシルト」は,10年以上の歴史を持つシリーズである。基本的にはターンベースのSFストラテジーで,軍事/外交によって他星系を攻略し,銀河の統一を目指す(タイトルによっては戦闘シーンがリアルタイムである場合もある)。戦艦や兵器の研究/開発,個性的な提督たちの登用,部隊の運営や編成などもしっかりしており,自分ならではの艦隊作成はかなり楽しめるだろう。また,シリーズを通してシナリオ性に重点を置いている点も特徴。プレイ途中には,ゲームの流れを大きくひっくり返すようなイベントも発生するので,一つの物語としても楽しめるだろう。さらに別タイトルへの伏線や関連性も用意されていることも少なからずある。 初代が登場したのが1988年で,その後は続編や外伝が多数リリースされた。「EX」などは韓国や台湾でも発売された実績がある。コンシューマ機への移植も行われ,シナリオシミュレーションとしての地位を確立したタイトルだといってもいいだろう。 参考までに10数年の歴史をまとめてみたが,本編にあたる初代から「IV」は工画堂スタジオ,それ以外のアルファベットを冠する外伝シリーズはNECインターチャネルからのリリースとなっている。つまり,本家「シュヴァルツシルト」は,1993年を最後にリリースされていないのだ……。 本日,到着したリリースには「シュヴァルツシルトX」(ファイブ)との表記が。ということは,ついに"工画堂シュヴァ"が帰ってくるのだ。シナリオは「シュヴァルツシルトF」から約数100年前の世界が舞台となるそうで,プレイヤーは銀河帝国の皇子となって,皇帝死後の混乱に乗じて帝国に反旗を翻すことになる。ちなみに左下の写真は左が主人公で右は参謀らしい。 現状,リリースからはゲームシステムの詳細は不明だが,発売日が近いこともあって,これからは頻繁に情報がお伝えできそうだ。発売日は2003年秋を予定しているらしい。今回はちょっとしたイベントグラフィックスと戦艦の画面のみだが,早く戦闘シーンなどが見たいものである。(Murayama) ■シュヴァルツシルトの歴史 1988年 シュヴァルツシルト 1989年 シュヴァルツシルトII〜帝国ノ背信〜 1991年 スーパーシュヴァルツシルト※PCエンジン 1992年 シュヴァルツシルトIII〜惑星デスぺラン〜 1992年 スーパーシュヴァルツシルト2※PCエンジン 1993年 シュヴァルツシルトIV〜THE CRADLE END〜 1993年 メガシュヴァルツシルト※メガドライブ 1995年 シュヴァルツシルトEX〜鉄鎖の星群〜 1997年 シュヴァルツシルトGX〜錆びた蒼星〜 1997年 シュヴァルツシルトEX+ for Windows95〜鉄鎖の星群〜 1998年 シュヴァルツシルトGXR〜時現の遣人〜 1998年 シュヴァルツシルトW(ウイング) 1999年 シュヴァルツシルトW2(ウイング2) 1999年 シュヴァルツシルトIII Truth 1999年 シュヴァルツシルトX(ザイファ)〜新たなる光輝〜 2000年 シュヴァルツシルトZ 2001年 シュヴァルツシルトN〜未来への胎動〜 2002年 シュヴァルツシルトF〜光の邂逅〜 (C)2003 KOGADO STUDIO,INC./KUMASAN TEAM,INC. |