メディアクエストは，同社の人気タイピングソフト「トロとタイピング」の続編，「温泉もいっしょ〜どこでもいっしょタイピング ソフト〜」（以下，温泉もいっしょ）を2003年12月19日に発売すると発表した。

　ただのタイピングソフトとあなどることなかれ。前作は，むしろ"トロ達と遊んでいるうちに，ついでにタイピングもうまくなっちゃうゲーム"と表現したほうが正しいような内容で，老若男女の誰もが楽しめるソフトとなっていた。当サイトの「ここ」に，前作のデモ版があるので，未体験の人はお試しあれ。

　もちろんそのゲーム性の高さは，新作でも引き継がれている。
　温泉もいっしょは，タイトル通り，トロを始めとするポケピ達（ジュン，ピエール，リッキー，スズキ）の中から一人（？）を選んで，一緒に温泉旅行に行くという設定だ。
　……と書くと，前作のファンはあることに気づくかもしれない。前作では，トロ以外のポケピ達は登場したものの，彼らと"どこいつシリーズ"ならではの"会話"を楽しむことはできなかった。しかし温泉もいっしょでは，お気に入りのポケピと，旅先で思う存分会話できるというわけ。
　ちなみに，選んだ以外のポケピ達にも旅先では出会うことになるようだ。

　本作でもゲームモード（正確にはゲームじゃないが，まぁ9割ゲームなので，気にしないでいただきたい）が三つ用意されている。

・お話しモード……前作にもあった，メインのゲームモード。好きなポケピと温泉旅行に行き，会話をたっぷり楽しめる。会話時にこちらのセリフを入力する方法が，"タイピング"というわけ。

・ミニゲームモード……コンビニモードに代わって，新しく五つのミニゲームで遊べるモードが追加されている。どれもポケピ達と遊びながら，タイピングを学べるゲームだ。

・カラオケモード……これも前作で人気だったモード。流れていく歌詞に合わせて，歌う……のではなく文字を入力していく。カラオケの採点で高得点を出せば，ポケピ達が喜んでくれるぞ。なお収録曲数は，前作の12曲から大幅に増え，全40曲となっている。

　なお前作に引き続き，本作でもデモ版の公開が予定されている。公開され次第forGamerでも紹介する予定なので，お楽しみに。

　ところで，本作をプレイするために必要なマシンスペックは，結構高い。詳細は下記のリストを見てほしいが，なんと，DirectX 9.0以上必須（！）なのである。その分，より美しくなったポケピ達と会えるわけだが，本作がターゲットとしている客層を考えると，ちょっと心配な部分もある（おそらくメディアクエストのユーザーサポート担当者は，大変な日々を送ることになるだろう）。もし身近に，「本作を遊びたいけどDirectXとかよく分からない」なんて人がいれば，ぜひ手助けしてあげよう。（Iwahama）

■タイトル：「温泉もいっしょ〜どこでもいっしょタイピング ソフト〜」
■発売日：2003年12月19日（金曜）
■価格：オープンプライス
■メーカー：メディアクエスト
■動作環境：Windows Me/2000/XP，PentiumIII/800MHz以上，メモリ 128MB以上，空きHDD容量 未定，12MB以上のメモリを搭載したDirectX 9.0以上に対応したビデオカード，DirectX 9.0以上

→「温泉もいっしょ〜どこでもいっしょタイピング ソフト〜」の公式サイトは，「こちら」
→前作「トロとタイピング」のデモ版は，「こちら」
→前作「トロとタイピング」の当サイト内の記事一覧は，「こちら」

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"温泉もいっしょ"および"どこでもいっしょ"は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの商標です。