「信長の野望 Online」がついにWindowsに登場! - 2003/10/24 00:00


 2002年4月に発表されたコーエー「信長の野望 Online」(リンク先はPS2版)は,同社得意の戦国時代を題材にしたMMORPG。MMORPGのジャンルでは,ファンタジーを世界観として採用するものが多く,日本の戦国時代をモチーフにした本作は,その中でひときわ目立った存在なのは言うまでもない。2003年6月に正式サービスが開始されたが,プラットフォームはPS2のみ対応で,枕を涙で濡らしていたPCゲーマーは多いのではないだろうか。

 その「信長の野望 Online」が,ついにWindows版へ移植される。しかし,結構先の話では……?と思っていたところ,なんと今冬にはリリースされるとのこと。当サイトのいつもの勝手な妄想だと,おそらくβテストが年末に行われ,正式サービスは2月あたりになるのではないだろうか。料金体系は,現状のPS2版と同じ30日1200円で製品パッケージは6800円となる。動作環境は未定だが,本作のグラフィックスを見る限りではある程度のスペック(Pentium4+Geforce4程度?)は必要かもしれない。
 Windows版のサーバーが,すでに稼動しているPS2版と同じになるかは未定。つい先日(2003年10月)にも5番目のワールドとなる「将星録」が稼動したばかりなので,サービス開始と同時に新規ワールドが追加されるかもしれない。
 「こちら」のScreenshots集で,期待を膨らませて待っていよう。

 ここで,「信長の野望 Online」を簡単に紹介しておこう。
 本作の舞台は16世紀の戦国時代。幾多の勢力が割拠し織田,徳川,武田などが覇権を争っていた時代だ。そこでプレイヤーの分身となるキャラクターは,織田,徳川,武田,上杉,北条,斉藤,今川(PS2版2003年10月時点)の7勢力のいずれかに属して,主人の覇権を目指していく。キャラクターは,さまざまなクエストをクリアしていくことで階級が上昇していき,位が高くなると"お国"のための重要なクエストを任されるようになる。
 城下町を基点として,周辺のフィールドやダンジョンでモンスターや動物などを倒してレベルアップするというMMORPGの基本的な要素は踏襲。本作ではさらに,隣国との合戦が始まったら,合戦場へと赴き敵勢力のプレイヤーを倒すというリアルタイムで勢力図が変化(合戦が行われるかどうかは定期的に発表される)する要素を持ち合わせているのが特徴といえる。
 職業は,攻撃力と防御力に優れた"侍",忍術と体術を駆使する"忍者",打撃武器を扱い体力回復も行う"僧",祝詞(のりと)で仲間を助ける"神職",陰陽道の攻撃術を操る"陰陽師",体力回復を専門とする"薬師"(やくし),武器や防具などを製作する"鍛冶師"の7種類。鍛冶師などは生産系職業のようにも聞こえるが,生産に特化したクラスではなく,戦闘半分,生産半分といったような感じになる。
 戦闘はエンカウント式を採用し,フィールド上でモンスターとぶつかると戦闘シーンへと画面が切り替わる。戦闘はコマンド入力で行うので,アクションが苦手な人でも時間内に決定すればよいというシンプルなシステムとなっている。ほかのRPGでの"パーティ"に当たるものは本作では"徒党"と呼ばれ,最大7人まで組むことができる。徒党を組んでいるときは攻撃時に連携が行え,術連携と技連携の2通りがある。例えば,陰陽師が全体攻撃術を発動させたときに,僧の「調伏法」や薬師の「呪い」といった術で連携を行うと,全体に呪いの効果を及ぼすようになったり,連携人数によって大ダメージが与えられるようになったりする。連携もコマンド入力(連携をいうコマンドが表示されているときにボタンを押すだけ)なので,すこし練習すればすぐに使いこなせるだろう。

 今までPS2版しかなかった本作も,ついにWindows版が登場。稼動までかなり近そうなので,今後の情報にも期待大,だ。(Seal)

■■「信長の野望 Online」■■
発売:今冬予定
パッケージ価格:6800円(税別)
プレイ料金:1200円(税別)/30日
動作環境:未定

(C)KOEI Co.,Ltd.


友達にメールで教えよう!
←Back to Daily News
←Back to News Archive