「イーサーロード 2 日本語版」の発売日がついに決定 - 2003/10/31 17:46


 ストラテジーゲームとカードバトルの融合という,独特のゲームシステムで話題を呼んだ「イーサーロード」の続編「イーサーロード 2 日本語版」発売日が,2003年12月4日に決定した。発売元は前作と同じくイマジニアで,価格はオープンプライス。

 イーサーロードは,ロシアのデベロッパNival Interactive社が開発を手掛けるターン制のストラテジーゲーム。冒頭でも述べているように,戦闘にカードバトル的な要素を盛り込んでいるところが大きな特徴だ。
 続編となる"2"では,グラフィックス面での強化に加えて,前作で登場した280種類以上のクリーチャー/スペルのほかに,15種類の新たなクリーチャーと約30種類の新スペルが追加。より奥の深い戦略/戦術を楽めるようになっている。

 本作の戦闘システムは,「Magic:The Gathering」のルールを簡略化したゲームシステムをベースに構築されており,プレイヤー(英雄)が,戦いの中で魔力を蓄えながら,クリーチャーやスペルを模したカードを使って(魔力を消費する)戦っていく形式。戦闘は,英雄がクリーチャーを召換して戦わせることによって展開され,英雄自身は敵に対して(直接攻撃スペルの使用など,一部例外を除いて)直接攻撃ができない仕組みとなっている。英雄(術者)を守護するクリーチャー達を倒し(あるいはすり抜け)ながら,後ろのいる英雄本体を倒すことが,戦闘の目的となるワケだ。
 戦いの様子は美しいフル3Dグラフィックスで表現されており,アニメーションやエフェクトに合わせてカメラのアングルも変化。非常に見応えのある戦いが眼前で繰り広げられるのは,前作と同様に大きなウリの一つだろう。
 
 また今作から盛り込まれる機能でもとくに注目なのが,最大8人でのプレイヤーの参加が可能な新たなデュエルモードと,レーティングシステムを搭載したマルチプレイ専用サーバーの導入だ。より手軽にマルチプレイを楽しめるようになっているばかりではなく,レーティングシステムを使った世界ランキングも公式サイト上で公開されるなど,"競争心"を煽る要素が盛り込まれているのは,従来のファンにとっても嬉しい要素だろう。
 カードバトルという特性上,対戦相手がいてこそ真の実力を発揮する本作。こういった"遊ばせる仕掛け"作りは,ゲーム本体の設計に負けず劣らず大切な部分だといえるだろう。

 一時期,本家英語版の開発の遅れがアナウンスされていたイーサーロード 2だが,英語版が2003年9月30日にすでに発売されていることを考えると,日本語版の発売が12月4日から延期される可能性は低そう。前作のファンならびに発売を待ちわびているプレイヤーは,あと1か月弱の辛抱となりそうだ。
 ちなみに「こちら」に,日本語版の公式サイトが仮オープンしている。日本語版のScreenshotsも多数公開されているので,興味がある人は覗いてみるとよいだろう。(TAITAI)

「イーサーロード 2 日本語版」
■発売日:2003年12月4日(木)
■価格:オープンプライス
■対応OS:Windows 98/Me/2000/XP

→当サイト内の「イーサーロード 2 日本語版」特設ページは「こちら」

Etherlords 2 (c) 2003 Nival Interactive. All rights reserved.
Etherlords is a registered trademark of Nival Interactive.
Published in Japan by Imagineer Co., Ltd.


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