デルコンピュータは，急成長する「PCゲーム」市場に注目し，PCゲームを快適に動作させるための高性能PC「Dimension XPS」を11月14日に発売する。
　PCゲームを快適に動作させるには，ある程度のPCの知識が必要となることは否めない。最近でのPCタイトルでは，「FINAL FANTASY XI for Windows」や「リネージュII」など，美麗なグラフィックスをウリにしているものが多いが，それを快適に動作するPCはほしいが，自作はちょっと……という人も多いのではないだろうか。

　同社のサポート体制には定評があり，本モデルでも24時間電話サポートなどが用意されている。深夜に突然ゲームから落とされてしまったなどというときには非常にありがたいサポートといえるだろう。メールサポートに対応しているのも魅力的。

　さて，本モデルはBTO（注文生産）方式を採用していて，パーツを自由に組み合わせられる。最小構成モデルは25万4800円。
　この最小構成モデルのスペックは，Pentium4/3.2GHz，デュアルチャネルDDR-SDRAM 512MB，Ultra ATA-100 HDD 120GB，RADEON 9800Pro（128MB），SoundBlaster Audigy2，DVD-ROMドライブとなっている。OSは，Windows XP Home Edition日本語版だ。
　一方，ハイスペックモデルの一例（52万2800円）では，Pentium 4/3.2GHzエクストリーム・エディション，デュアルチャネルDDR-SDRAM 1GB，シリアルATA HDD 120GB，RADEON 9800XT （256MB DDR），SoundBlaster Audigy2，DVD+RW/+Rドライブ，Dell Ultra Sharp 19インチTFT液晶モニタという構成で，OSはWindows XP Home Edition日本語版。

　ハイスペックモデルはさすがといわんばかりの高性能（＆高価格）PCだが，電源ユニットを従来シリーズの最大250Wから最大460Wへ変更していたり，五つの冷却ファンで発熱に伴うパフォーマンスの低下を抑えていたりと，ハードウェアを酷使するPCゲームの使用環境をよく考えられている部分は見逃せない。PCゲームに必須ともいえる外部デバイスの接続も，ケース前面/背面にUSB2.0ポートを計8基用意するなど，使い勝手のよさもうかがえる。
　従来モデルの「Dimension 8300」は，スクウェア・エニックスのFF XIオフィシャルPCに認定されていたが，本モデルではいまのところ認定されていないようだ。オフィシャルではないから快適に動作しないということはないし，最小構成モデルでも十分快適に動作させられるだろう。
　そろそろPCの買い替えでもと考えている人は，候補の一つに挙げてみてはどうだろうか。（Seal）


1999-2003 Dell Computer Corporation.