「CPL2003冬季大会日本予選決勝大会」がLEDZONEで開催 - 2003/11/25 17:02

 2003年11月24日,東京都は蒲田のカウンターストライク専門店「LEDZONE」にて,「CPL2003冬季大会日本予選決勝大会」が開催された。

 競技の種目は,日本でも未だ根強い人気を誇る「カウンターストライク」。決勝戦はトーナメント方式で行われ,試合自体のルールは5対5のチーム戦形式。大会は,Nicotine, Xenocryst,la'nouvelle vague,Kruezの4チームによって行われ,日本最強チームの座と2003年12月16日に行われるCPL本戦への切符をかけ,戦術と技術を競い合う熱戦が繰り広げられた。

 大会自体は,カウンターストライク最新バージョン"1.6"をプレイするために必要な「Steam」への認証が出来なくなるマシンが続出するなどのトラブルがあり,急遽"1.5"での試合に切り替えられるなど,のっけから波乱の様相。最新バージョン"1.6"での試合を期待していたプレイヤー,観客の双方にとって,少々残念に事態になってしまった。
 スケジュールは遅れ遅れになりながらも試合は順次消化されていき,決勝戦は,順調に勝ち星を重ねたXenocrystと,敗者リーグで復活を遂げたNicotineの両チームで行われた。試合は,決勝戦にふさわしい一進一退の好ゲーム。激しい接戦が繰り広げられながらも,最終的にはチーム戦術を終始徹底したNicotineが,個人技で勝るXenocrysを下す結果となった。

 勝利者インタビューにて,チームNicotineのリーダーであるArk氏は,「前回の大会でDeadlyDrive(前回の日本大会優勝チーム)が果たせなかった(CPL本戦での)1勝を目指してがんばりたい。今後は,課題の個人技を練習していきたい」とコメント。アメリカのテキサス州ダラスにて行われる,CPL本戦へ向けての意気込みを語ってくれた。日本の代表チームとして,Nicotineの本戦での活躍に期待したいところだ。

 また大会の最後を締めくくる表彰式では,今大会のメインスポンサーであるNVIDIA社のデベロッパーリレーションズ事業本部アジア部長の飯田慶太氏が,プレゼンタとして登場。「日本でも,これからはFPSがもっと流行ってくれればと思います。次の大会でもビデオカードの提供など,積極的に応援するつもりなので,選手の人たちは頑張ってほしい」とコメントし,グラフィックチップメーカーの大手NVIDIA社が,日本のゲーマーに対して積極的にアピールしていくという姿勢を見せてくれた。
 ATIの善戦によって,次世代ビデオカード戦争が激しさを増しつつある昨今。高性能ビデオカードを最も消費するであるコアゲーマー達に対して,NVIDIA社がどんな手を打ってくるのか。日本における展開に注目したい。(TAITAI)


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