オーディオデジタル機器などを扱うクリエイティブメディアは本日，ハードディスクとしても使用可能なUSBオーディオデバイス「USB Sound Blaster Audigy 2NX」の最新ファームウェアをリリースした。

　今回のアップデートの目玉は，なんといってもUSB2.0に対応したという点。利点をザッと挙げると，

・USB 1.1の約40倍の帯域により，音飛び問題を改善
・DVD-Audioのマルチチャンネル出力に完全対応
・Windows Media Audio 9のマルチチャンネル出力に完全対応
・24bit/96kHzの品質で全二重動作が可能

ということで，本製品の性能をフルに発揮できるようになった。

　ゲームプレイヤーの視点で見ると，EAXコンソール起動時のノイズ除去や，メディア挿入時に発生していたエラーなどが改善されている点が大きい。そのほか，PCを再起動するとSoundFontの設定が初期化されるといった問題や，「デジタルアウトのみ」設定時にSPDIF経由で，96kHz入力時に遅延が発生してしまう問題など，多岐に渡って修正が施されている。
　各種修正/改善点がてんこ盛り，さらにUSB2.0化の恩恵が受けられる，やや"大きめ"のアップデート。同製品を使用している人は，今すぐ「こちら」からダウンロードしておくべし。（Gueed）