「ヨーロッパ ユニバーサリスII アジア チャプターズ」の日本語版Screenshotsを入手 | - 2004/01/22 22:15 |
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2004年3月25日にメディアクエストより発売予定の「ヨーロッパ ユニバーサリスII アジア チャプターズ」。その日本語版Screenshotsを入手したので,作品の簡単な紹介を交えながら,早速お届けしよう。 「ヨーロッパ ユニバーサリス」(原題:Europa Universalis)シリーズは,ヨーロッパからアジアまでの全世界規模で展開される戦略級のリアルタイムストラテジーゲーム。1419年からの1820年までの約400年間を舞台に,プレイヤーは,いずれかの国の指導者に扮し,自国の繁栄を目指して,他国との戦争/外交に明け暮れていく。 外交,軍事,経済,宗教などといったあらゆる要素が盛り込まれているほか,日本はもちろん,イングランドやフランスなどの西洋文明からアステカまで,歴史上に登場するほぼすべての(200以上)の 国家でプレイが可能。宗教戦争,新大陸征服を始め,歴史的事件も膨大なイベントという形で用意されているなど,歴史ゲームの決定版ともいえる精巧なゲームシステム(バランス)が大きな特徴だ。 軍隊の移動にかかる年月から,国家や軍隊を建て直すのに必要な年月,果ては制圧した地域が安定するまでに必要とする年月など,あらゆるアクションが"歴史の原寸大"で描かれており,王朝の勃興と衰退,偉大な指導者の登場と死などダイナミックに変遷する歴史を"肌で感じ取れる",戦略級ゲームとしては最高峰の作品である。 地味なゲーム画面……というより,ゲームの展開そのものが地味な本作だが,その奥深さとスケール感はかなりのレベル。実のところ筆者は,英語版をすでに遊んだ経験があるのだが,その完成度と"ハマリ度"の高さは,今まで遊んだ戦略級ゲームの中でも屈指といえると思ったほどだ。ゲーム中に流れるBGMもオーケストラ調の雰囲気たっぷりの音楽で,歴史好きという自認があるプレイヤー(とくにボードゲームなどが好きなプレイヤー)ならば,相当楽しめる内容になっている。 半年ほど前に「日本語版を発売予定」という発表こそあったものの,内容があまりにマニアックなだけに,本当に日本語版が発売されるか? と心配だった本作。こういったマイナーだけど名作,というタイトルがちゃんと日本語化されて発売されるのは,まったく喜ばしい限りだろう。こう言うと失礼かもしれないが,こんな地味なゲームを日本語化した,メディアクエストの勇気(?)を讃えたいところだ。 地味だけど本当に面白いゲームなので,歴史ゲームファンの人はぜひチェックしておいてほしい。 →「ヨーロッパ ユニバーサリスII アジア チャプターズ」の記事一覧は,「こちら」 (C)2003 Paradox Entertainment AB & Typhoon Games (HongKong) Ltd. All Rights Reserved. |