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ROの父が，最新作「Granado Espada」のSSを公開（2004/2/9）
Text by Kim Dong Wook特派員
「ラグナロクオンライン」（原題「Ragnarok Online」）の父と呼ばれているKim, Hak Kyu氏が設立したIMC Games社は，新作MMORPG「Granado Espada」の最新Screenshotsを公開した。
ちなみにこのGranado Espadaは，以前「Kimの韓国最新PCゲーム事情＃159」で紹介した「Republica」と同一タイトル。タイトル名が変更されたのだ。
「スタークラフト」「ディアブロII」などを手がけた，韓国最大のパブリッシャHanbit Soft社による大々的な支援のもとに開発されている，2004年最大の話題作Granado Espada。
本作の背景となるのは，一般的なMMORPGのようなファンタジー世界ではなく，17〜18世紀のヨーロッパの激変期。フランス革命などの歴史的な事件が，社会と個人のそれぞれの視点で展開していくという。なんとも硬派なストーリーラインになりそうである。
本作では，プレイヤーが同時に最大3人のキャラクターを操作するMCC（Multi Character Control）システムが採用されている。一人のキャラクターを操作するだけの一般的なMMORPGに比べて，より多様な戦術を駆使して戦うことになるという。
この同時に操作するキャラクターを"Team"（チーム）と呼び，戦略としては，それぞれ異なるクラスのキャラクターでチームを組んでパフォーマンスを高めることはもちろん，相手によっては全員同じクラスのキャラクターでチームを組んで，攻撃を集中させることもできる。
Granado Espadaには，戦闘時のアイテムに関する"Stance"（スタンス）という概念が導入されている。このスタンスは，いうなれば"構え"のようなもので，同じ武器を使っていても，攻撃的なスタンスの場合と，防御的なスタンスの場合では，攻撃の内容が変わってくる。
またスタンスによって，使用できるスキルにも変化があるようだ。
プレイヤーは戦略に合わせてスタンスを選べるので，これまでのMMORPGのように，ただ武器を振り回すだけの戦闘システムからは脱却している……らしい。
このGranado Espadaは，2004年の秋頃から韓国でクローズドβテストが行われる予定だ。
※Granado Espadaとは，本作のメインの舞台となる大陸の名称。スペイン語のGranadoは"未開拓地"という意味で，同様にEspadaは"剣"を意味する。本作は，新大陸に来たばかりの移住民たちによる開拓，競争，葛藤を描いているという。
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