エレクトロニック・アーツから新作「キャットウーマン」 - 2004/02/13 22:05


 エレクトロニック・アーツはこのたび,ワーナー・ブラザーズ・インタラクティブ・エンタテインメントと提携し,ワーナーの新作映画「キャットウーマン」をゲーム化することで合意した。

 映画「キャットウーマン」は,DCコミックの人気キャラクターを映画化したもので,2004年7月30日に全米で公開される(日本では2004年秋予定)。「バットマン・リターンズ」にも登場した,あのキャットウーマンだ。
 本作は,いろいろあって猫のような身体能力を持つに至ったキャットウーマンが,その超人的な能力を生かして巨悪に立ち向かうというアクション映画。
 キャットウーマンはセクシー&小悪魔的なキャラクターで,猫のようにしなやかな身のこなしで屋根や壁を駆けめぐり,銃弾をスルリとかわしつつ得意の鞭を振るうといった独特なアクションが見どころとなる(と個人的に予想している)。

 映画ではハル・ベリーが,ミステリアスなヒロインであるキャットウーマンを演じる。監督はデビュー作「ヴィトック」で脚光を浴びたピトフ。こういうアメコミの映画化は単に大ヒットするだけではなく,その年の話題作となる可能性も高いため,注目度も当然ながら高い。

 それではいよいよ本題に入るが,エレクトロニック・アーツが2004年夏に発売を予定している「キャットウーマン」は,映画の設定を基に開発されたアクションゲーム。独特のステルス能力や戦闘技能を持つキャットウーマンを操作して,映画にも登場する七つのロケーションを舞台に戦う。
 開発は「ハリー・ポッター」シリーズを手がけたイギリスのチーム。PC以外に各種ゲーム機でも発売されるので,ゲーム内容はコンシューマライクなものとなるだろう。

 さて,2月9日のNews「こちら」でも紹介しているが,もう一つ面白い話を。エレクトロニック・アーツでは,マーベル・エンタープライゼスとのライセンス契約を結んだと発表した。
 マーベル社といったらアメコミで有名で,中でも代表作といえば「X-MEN」「スパイダーマン」「超人ハルク」など。ゲーム化もすでに派手に行われている作品ばかりだ。
 この契約によって,エレクトロニック・アーツはマーベルコミックスのスーパーヒーロー達とEAのオリジナルキャラクターが対決する,格闘ゲームの開発を行うという(「マーヴルvs.カプコン」のようなものだろうか)。また,マーベル社ではEAキャラクターを題材としたコミックスを出版するという。

 EAキャラクターというのが気になるところ。もともと版権モノの多いEAのオリジナルキャラというと,アバターや「メダル・オブ・オナー」の兵士,シム人などが真っ先に思い浮かぶのだが……。

 それにしてもDCコミック,マーブルとほぼ同時期に契約を結ばれると,つい「まさか,その格闘ゲームにDCコミックのキャラを登場させるのか!?」などと,あらぬ期待を抱いてしまうではないか(ありえないが)。(Kawamura)



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