[韓国ゲーム事情#188]MSN Messenger上で遊ぶゲーム登場 | - 2004/03/03 17:32 |
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MSN Messenger上で遊ぶゲーム登場(2004/3/3) Text by Kim Dong Wook特派員 NC Soft社が運営しているゲームポータルサイト「MSN GAME-TING」は,Microsoft社が提供しているメッセンジャーソフト「MSN Messenger」用のプラグインゲーム「MAT GO」のテストサービスを開始した。 韓国で利用されているさまざまなメッセンジャーソフトの中で,ゲームがプレイできるというのは,今のところMSN Messenger+MAT GOだけだ。 MAT GOとは,韓国で親しまれている4人で楽しむ花札ゲーム"GO-STOP"を,二人で対戦するように改良したもの。GO-STOPは日本での麻雀並に庶民的なゲームなので,韓国人なら誰もがすぐにMAT GOのルールを理解できる。 MSN GAME-TINGが配信するMSN Messenger専用の「MAT GO」は,既存のゲームサイトでサービスされているMAT GOと違って,いちいちゲームサーバーに接続したり,友達を待ったりする必要がなく,(MSN Messengerで)チャット中の相手とすぐにゲームを楽しめるのがウリだ。待つことをとても嫌がる韓国人にピッタリといえるだろう。 この「MAT GO」はMSN GAME-TINGサイトと連動していて,"戦績"を見ることができたり,MSN Messengerに登録している"友達"以外の対戦相手を探したりできる。また"MAT GOマネー"を利用したサービスを受けることも可能とのことだ。 NC Soft社は,3月中旬にも同じくMSN Messenger専用プラグインゲーム「五目」および「将棋」のテストを開始すると発表している。 同社の関係者は,「プラグインゲームは,MSN Messengerの利便性と当社の培ってきたゲーム性の相乗効果を期待できる。今後はMAT GOのような対戦ゲームだけでなく,協力プレイができるゲームも開発していく」と明らかにした。 <参照> MSN Messengerについてはご存じだと思うが,韓国では最も人気のあるメッセンジャーソフトで,現在韓国での利用者は約800万人いると発表されている。韓国では,友達のみならず,仕事上の取引先との連絡までも大部分はMSN Messengerを使っていて,名刺にMSN Messenger IDを記載する会社も増えている。非常に一般的なコミュニケーションツールといえるだろう。 →関連記事「Kimの韓国最新PCゲーム事情#126」 |