"Vanguard：Saga of Heroes"は，現在の主流となっている単調で希薄なゲームプレイから脱却し，第3世代となるまったく新しいタイプのゲームプレイを目指したMMORPGになるという。Vanguardの開発チームには，EverQuestのゲーム設計や基本デザインを担当したBrad McQuaid，Steve Cloverがいるので，非常に興味深いMMORPGが生み出される可能性が高いといえるだろう。
Vanguardの公式サイト「こちら」では，第一世代のMMORPGをMeridian59，UltimaOnline，Asheron's CallそしてEverQuestとし，第二世代のMMORPGをAsheron's Call2，StarWars:Garaxy，EverQuest2，World of Warcraftとしている。彼らが第三世代のMMORPGを目指してVanguardを制作するときには，自分たちが作ったものを含めて，これらの世代のMMORPGの長所や短所を研究し，昇華して次レベルのゲームシステムとして組み込んでいくらしい。
現在はアートワークしか公開されていないが，それを担当しているのも，EverQuestのアートワークを担当したKeith Parkinson。2003年12月に開催されたGenCon SoCal 2004でのミニインタビューを「こちら」で掲載したが，そこでも新しいMMORPGに関わっていること，アートワークだけでなくゲーム世界のビジュアリゼーションまで担当していることを語っていた。また，そこでインパクトの強いタイトルになるとも語っていたのも興味深いところだ。
詳しいゲームシステムなどは未発表ながら，コアなMMORPGファンや，現在主流となっている"単に出てくるMobを殲滅するだけ"のMMORPGに飽き気味の人には非常に興味深いタイトルが急浮上してきたといえる。
βテストや正式サービスの日程はまだまだ先の話となりそうだが，新しいタイプのMMORPGが開発されているということが，このジャンルにとって一筋の光となってリードしていく可能性が高い。今年のE3でなにかしらの情報が出る可能性もあるので，本編集部としても最重要注目タイトルとして情報を追っていくつもりだ。（Seal）
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