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本作には，スキル習得や戦闘シーンなどで，独特なシステムが搭載されている。今回はその部分を中心に紹介していこう。
■スキルツリーとキャラクターのオリジナリティ
本作でのキャラクターは，"戦士" "格闘士" "守護魔導師" "精霊魔導師" "黒印魔導師" "盗賊"の6種類の職業から一つを選ぶことになるが，同じ職業を選んだキャラクターたちが同じように成長していくということがないのが本作の特徴の一つ。
これがどういうことかというと，本作では各職業にスキルツリーが用意されていて，そのスキルラインの選択や順番など，"スキル習得の仕方"によってキャラクターの個性を出していけるということ。スキルラインは4〜6種あり，スキルの総数は400種以上用意されているので，例えば，斧にこだわってみたり，回復魔法にこだわってみたりということができるかも。
スキルは自動的に覚えるのではなく，冒険途中で見つけた"秘伝書"などのアイテムを使わなければならない。また，スキルは，すべてが習得できないように数の上限なども決まっているらしいので，無計画にドンドンと覚えていくのではなく，伸ばしていきたいスキルラインに必要なアイテムを重点的に探し出すというプレイスタイルがいいかもしれない。
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さて本作では，習得したスキルは，デッキシートと呼ばれるグループに登録しておかないと，戦闘時に使えない。デッキシートに登録できるスキルの数には上限があるので，出現するモンスターの種類によって逐次変更するという使い分けが必要となるようだ。デッキシートへのスキルの登録/変更は，街にいるデッキマスターに話しかける必要があるので，有効なスキルを覚えているのに，登録していないために使えないというようなことが冒険中に起こらないようにしておこう。なお，スキルは，装備している武器（一部の防具にもあるとのこと）の種類によって使えないものがあるなど，制限も設けられているようだ。
デッキシートの数は不明だが，スクリーンショットからでは最低でも5種類は登録できるようだ。デッキシートには，名前を付けられるので，"短剣用"とか，"○○エリア冒険用"とかにしておくと分かりやすいかも。
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本作の戦闘は，クロスゲートや信長の野望オンラインのようなエンカウント制を採用している。ほかのMMORPGと大きく異なるのは，戦闘シーンがストラテジーRPG（コンシューマでいうシミュレーションRPG）の要素を含んでいるということ。戦闘は，
双方（通常戦闘では，モンスター側は自動で行われる）の移動先の入力
↓
双方の移動を実行
↓
双方がスキル選択や戦闘コマンドを入力
↓
戦闘実行
という流れになる。重要なのは，ターン制でよくある交互に行動するというものではなく，移動や攻撃が"同時"に行われるという点。これによって，予想を含んだ戦略が必要になるといえる。例えば，あらかじめ打ち合わせしてうまく連係できれば，瞬時にモンスターを倒せるし，逆にバラバラに行動していたのだと，被ダメージが多くなってしまったり，倒されてしまったりするのだ。とくにパーティを組んでいて強いモンスターと戦うときなどは，チャットで基本的な行動パターンを連絡しておく必要があるだろう。なお，移動実行時に移動先のマスが同じキャラクターは，そこで移動が終了するとのことだ。これによって，ストラテジーゲームでのZOCのような移動制限をすることができるかも。
スキルの使用はマジックポイントを消費するのではなく，"AP"という戦闘内だけの数値を消費して行う。APは毎ターンに一定値増加するので，強力なスキルを使うには数ターン分のAPを溜めておかなければならない。スキルの消費APがキャラクターの成長と共に減少するのか，APの増加量が増えるのか，それとも同種の上位スキルの消費APが下位と同じなのかという部分は不明だが，高レベルキャラクターならではの要素があると思われる。
戦闘が終了すると，戦利品があった場合，その分配となる。戦利品の分配は，"ロット"で行う。ロットとは，そのアイテムを希望するという意思表示で，一人だけがロットしたアイテムは自動的にその人へ分配され，複数人がロットした場合は，自動的に抽選されて分配先が決まる。アイテム分配がシステムでサポートされているので，変にもめたりせずに冒険を続けられやすいのが嬉しいところだ。（Seal）
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