[E3 2004#044]真実に基づく第二次大戦アクション「Brothers in Arms」 | - 2004/05/15 04:12 |
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「Brothers in Arms」は,軍事キャンプのテントのような装飾を施したボックス内にツアー形式で展示されており,列に並ばなければ中に入れない仕組みとなっていた。入り口にはライフルを持った兵士が立っていたので,順番を守らない不届き者は銃殺されるのだろうか。 それほど真面目とはいえないものの,撃たれるのは真っ平ごめんなforGamerスタッフは,きちんと順番を守ってツアーに参加。中ではPlayStation2版ではあるが,プレイ可能なゲームを使用した紹介を行っていた。 Brothers in Armsは,第101空挺師団のD-DAYにおけるフランスでの死闘を描いたミリタリーFPS。プレイヤーはマット・ベイカー軍曹(Sgt.Matt Baker)となり,彼および3人の部下を率いてドイツ軍と戦うのだ! ……これだけでは似たような作品が多すぎて困ってしまうが,マイクを持ったスタッフは最初にビックリなことを告げていた。なんとこのゲームは実話に基づいており,登場するキャラクターは当時実在した兵士達だというのである。戦場となるマップは当時の航空写真などを参考に作成され,施設は当時の写真や関係者の証言を基に再現されている。各ミッションも史実に基づいた戦闘や作戦行動で,つまるところ過去の実戦をそのまま追体験できるのだ。 基本的にはFPSのスタイルだが,チームコントロールにも気が配られている。チームを任意のポイントに次々と移動させられる1ボタンコマンドがその好例だ。また俯瞰視点も可能な3Dマップを使用してチームメイトと敵の位置を把握し,戦術的なチーム運営を実施できる。 本作のAIは,軍のSOP(Standard Operating Procedures)に則った行動を取るという。マルチプレイは,各プレイヤーはAIの3人チームを与えられ,オブジェクティブを巡って競い合う内容となる。 とかくリアルさが重要視される第二次大戦FPSの中でも,本作は(変な表現だが)こちらが心配になるくらいリアルを追求している。発売は2004年冬と少々先だが,本作の"リアル"に負けないよう当時の勉強をしつつ,来るべき"実戦"に備えよう。(Kawamura) →「Brothers in Arms」の記事一覧は,「こちら」 (C)2004 Gearbox Software, L.L.C. |