[E3 2004#045]大人気シリーズの最新作「RollerCoaster Tycoon 3」はフル3Dグラフィックスに - 2004/05/15 04:34

 世界中の人々に愛され続け,いまだ大きな人気を誇る「ローラーコースタータイクーン」シリーズ。その最新作となる「RollerCoaster Tycoon 3」が,E3 2004のATIのブースで公開された。ATARIのブースではなかったため設置されていたPCはわずか3台のみだったが,プレイアブルな状態のバージョンを触ることができた。

 同シリーズはお客が一杯くる遊園地を目指して遊園地運営をする箱庭系経営シミュレーション。何百種類にもおよぶアトラクションや,タイトル名にもなっているローラーコースターの充実を図り,お客がお金を落としてくれるような経営を心がけなければならない。
 本シリーズは日本であまり馴染みがないせいか,割とマイナーな作品という印象があるかもしれない。だが世界的には「シムピープル」シリーズと並んで箱庭系人気の1,2を競うタイトルなのだ。遊園地を作っていく過程が楽しいのはもちろん,一つの遊園地を完成させてからも,さらに自分の理想を追求したり,有名どころのテーマパークを模倣してみたりと末長く遊べるのが,人気を呼んだ理由の一つでもあるのではないだろうか。

 さて今回発表された「RollerCoaster Tycoon 3」は,前述のようにフル3Dグラフィックスに生まれ変わったシリーズ最新作。あらゆるアングルから遊園地を見られるようになり,自分で作った遊園地のさまざまな部分をしげしげとチェックできるようになった。もちろん夜になれば,ネオンに照らされた遊園地がロマンチックな気分(?)を演出してくれる。
 しかしなんといってもこのゲームの売りは,ローラーコースター運転中の景色を乗客の視線(360度視点)で楽しむことができる"Coaster Cam"。かなりのスピードで,臨場感を体験させてくれる。自分で作りあげたローラーコースターの軌跡を,どのような走行をしてどのような景色が流れるのか,それを見られるのは,純粋に醍醐味の一つといえるだろう。

 なお英語版の発売日は,既報と変わりなしの2004年中(末?)とのこと。人それぞれ遊び方はあるとは思うが,実在するコースを忠実に再現してみて自宅にいながら実在コースの仮想体験をしてみるのもおもしろいかも。今後デモ版などもリリースされていくと思うので,そちらも楽しみにしながらしばし待っておこう。(halen)

→「RollerCoaster Tycoon 3」の記事一覧は「こちら」

(C)2004 Atari, Inc. All Rights Reserved. RollerCoaster Tycoon 3 game (C)2004 Chris Sawyer; programming (C)2004 Frontier Developments Ltd. All rights reserved. The ratings icon is a trademark of the Interactive Digital Software Association.


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