コーエーの戦艦アクション「鋼鉄の咆哮3」発売決定 - 2004/05/24 00:00

 コーエーの海洋アクションゲーム「鋼鉄の咆哮」(くろがねのほうこう)シリーズに,最新作「鋼鉄の咆哮3 〜ウォーシップコマンダー〜」が登場する。本作に登場するのは主に第二次世界大戦の海洋兵器だが,舞台はパラレルワールドとなっており,ガチガチの第二次大戦モノというわけではまったくない。むしろ,荒唐無稽というか結構ハチャメチャなゲームなのだ。なお発売は2004年夏,価格は未定

 パラレルワールド(地球だと思われる)の西暦1938年,"レアメタル"という金属の発見により各国の軍事技術は急速に発展し,これが連合軍と枢軸軍に分かれた世界大戦の引き金となる。
 プレイヤーは戦艦の艦長となり,この戦争をクローズアップしたさまざまな海戦ミッションに挑むことになる。ゲーム画面を見るとコーエーお得意の重厚ストラテジーのようだが,本作は歴然としたアクションゲーム。マイシップを操舵して,艦砲をドッカンドッカン撃ちまくるのだ。ほかに3隻の護衛艦による艦隊を編成することも可能で,その場合は護衛艦は自動で追随してくれる。

 操作する戦艦は,プレイヤー自ら設計可能というのが本シリーズの大きな特徴。ミッションを達成するごとに得られる報酬で開発能力を高めることで,船体,兵装,機関といったさまざまな部品が生産可能になる。生産した部品によってマイシップをカスタマイズしたり,新たな艦船の設計を行って建造・進水させることで,巨大な艦隊を築き上げていくこともできる。



 それでは,最新作「鋼鉄の咆哮3」の新フィーチャーを見てみよう。

●フル3D化
 グラフィックスの完全3D化を実現。艦船だけではなく,地形や建造物,航空機といったすべてのオブジェクトが3D化されているので,非常にアクティブで滑らかなアクションが可能だ。

●潜水艦・航空機の設計が可能
 新艦船設計システム「HLG63」の搭載により,"潜水艦"の設計が初めて可能となった。潜水艦はマイシップとして操作可能。また航空機の設計も可能となり,機関や武装を自由にカスタマイズできるようになっている。

●マルチシナリオ
 ストーリーはマルチシナリオ制を採用。要所で進攻ルートをプレイヤーが選ぶことによって展開が変化し,対決せねばならない超兵器や入手アイテムなどが変化する。



●大艦隊戦の実現
 今回はプレイヤー直属の旗艦艦隊のほか,最大12隻3艦隊からなる支援艦隊を指揮できる。支援艦隊は"対艦攻撃"や"対地攻撃"といった命令を与えるだけで攻撃に参加させられるので,3では壮大な大艦隊戦が実現されることになるだろう。

●上陸戦
 揚陸艇を使用して海岸から兵員を上陸させるという,新たな戦術手段が加わった。この戦術を使わないとクリア困難なミッションもあるようだ。

●新・特殊研究機関
 兵器をパワーアップさせる特殊研究機関は小・中・大規模の3段階が用意され,研究の規模を選択可能になった。リスクは少ないが確実な性能アップを図るか,リスクは大きいが一気に性能アップを図るかを,プレイヤーが任意に選べる。

●戦略爆撃機
 階級が上がることで,戦略爆撃機の配備が可能に。戦闘中いつでも,空からの支援攻撃を要請できる。





 第二次大戦の海洋モノといったら,素人お断りのヘビーなゲームばかりというイメージだが,本作は素人まったく心配ご無用のライト感覚で楽しめるミリタリー作品。もちろん戦艦マニアの期待も裏切らない史実データを収録している。素人さんも玄人さんも,豊富なカスタマイズ機能をぜひ堪能してもらいたい。(Kawamura)

鋼鉄の咆哮3 〜ウォーシップコマンダー〜
■発売日:2004年夏
■価格:未定
■メーカー:コーエー
■対応OS:Windows 98/2000/Me/XP

(C)2004 KOEI Co., Ltd.
(C)2004 MICROCABIN CORP.




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