[韓国ゲーム事情#220]「Lineage II」Chronicle2のクローズドβテスト開始 - 2004/07/09 22:22


Kimの韓国最新PCゲーム事情#220

NC Soft,「Lineage II」Chronicle2のテストサーバーを公開(2004/7/5)

Text by Kim Dong Wook特派員

 NC Softは,韓国,北米でサービス展開中の「Lineage II:The Chaotic Chronicle」(邦題「リネージュII」)に適用する大型アップデート第2弾,「Chronicle2:Age of Splendor」のテストサーバーを公開し,クローズドβテストを開始した。

 テストに参加できるのは,6月11日から16日までの6日間に申し込みを済ませたLineage IIプレイヤーで,総勢5万人。テストサーバーに接続するための専用クライアントソフトを公式サイトからダウンロードしてプレイを開始する。
 テストサーバーではすべてのプレイヤーが新たにレベル1からキャラクターを育てていくため,テストの便宜上,通常のプレイより高い経験値が獲得でき,より高い確率でアイテムが手に入る。

 また,以前「こちら」「こちら」でお伝えしたように,Chronicle2:Age of Splendorには「荘園」や「権力委譲」といった政治/経済システムを中心として,12項目にわたる新要素が導入される。以前の記事と若干重複するが,新たに詳しい内容が分かった項目もあるので,再度まとめておく。これらの新要素が正規のゲームサーバーに実装され,よりリッチなプレイを楽しめる日が楽しみだ。

1.新しい地域/施設の追加
 ハイネを含む"元領地"インナドリル地方が追加される。また,リネージュ世界で最高レベルのダンジョン「傲慢の塔」が稼働し,大規模なPvP戦闘が可能な「コロッセウム」も追加される。

2.荘園システムの導入
 城主が自分の領地に投資することで一般プレイヤーにメリットを与え,一般プレイヤーを集めることで領主側も利益が得られるシステム。もう少し具体的にいうと,城主が販売する「種子」を一般プレイヤーが購入してモンスターに食べさせる。すると,その地域の特産物が収穫でき,城主に買い取ってもらえる。城主は特産物を加工することで有用なアイテムを作成し,収益を上げられる,という仕組みである。

3.権力委譲システムの導入
 エンブレムやタイトルの付与といった血盟主固有の仕事を,特定の血盟員に分け与えられるようになる。

4.52種類の新スキル追加
 スキルには水,火,風,地,光,闇といった属性が新たに付与され,相手の性質によってより効率的な攻撃と防御が可能になる。また,52種類にのぼる新スキルが追加される。

5.種族スキルの導入
 種族によって,昼/夜の時間帯で効果が変化するスキルが導入される。

6.18種類の新クエスト
 ビギナーのための「理解クエスト」,ミドルクラスのための「補償クエスト」,ハイレベル向けの「レイドクエスト」,レベル75以上のプレイヤーのための「超高レベルクエスト」など18個のクエストが追加される。

7.基本能力値を変化させるアイテム導入
 キャラクターの基本能力値(STR/DEX/CON/INT/WIT/MEN)を変化させるアイテムが導入され,より個性的なキャラクターを育てられるようになる。

8.アイテムに特殊能力を付加できるルールを追加
 既存の武器に,自分の戦術に合わせた特殊能力を追加できるようになる。

9.新たな召喚獣,ゴーレム,魔法の追加
 新しい召喚獣,キュービックが追加される。また,新たに攻城戦用の"遠距離攻撃ゴーレム"が導入され,複数のメイジ系キャラクターが力を合わせて使う"協力攻撃魔法"も導入される。なお,敵モンスターも多数追加される。

10.ミニゲームの導入
 目がトランプのスート(スペード/ハート/ダイヤ/クローバー)になった六面ダイスを自由に使える「サイコロ遊び」,「宝くじ」,フィールドやダンジョンにランダムで出現する「宝箱」などが導入される。

11.機能と操作性に関わる新要素
 スピリットショットを圧縮して多数持ち運べる容器,頻繁にアデナ(ゲーム内通貨)の計算をするドワーフプレイヤーのための「電卓」,複数のアクションの組み合わせをワンキーで実行するための「マクロ」システム,簡単な内容がメモできる「メモ帳」,村にいながらにして攻城戦が観戦できる「中継塔」などが導入される。

12.そのほかのアトラクション要素
 アイテムとして「爆竹」や,音楽が保存された「エコークリスタル」が追加される。また,Lineage II世界をクルーズできる無料の「遊覧船」が運行される。新地域として追加される水上都市ハイネを出発点に,インナドリル海岸と悪魔島,ハイネ城付近を周遊してハイネに戻る。

※韓国版を対象とした記事のため,記事内の固有名詞および翻訳部分は日本版の表記とは異なる場合があります

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