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「F1 22」に対応した「GeForce 516.59 Driver」がリリース
GeForce 516.59 Driverにおける目玉は,7月2日発売予定のF1公式レースゲーム「F1 22」への対応だ。NVIDIAによると,F1 22は品質の高いレイトレーシンググラフィックスと,NVIDIA独自の超解像技術「DLSS」に対応しており,GeForce 516.59 Driverを利用することで,本作においてGeForce RTXシリーズの性能を最大に発揮させられるそうだ。
とくにDLSSを有効化すると,レイトレーシングによる美しいグラフィックスを維持したまま,フレームレートを2倍以上に引き上げることができるという。その結果,「GeForce RTX 3060 Ti」やそれ以上のクラスのGPUであれば,解像度3840×2160ドットで60fps以上というフレームレートが得られるとアピールしている。F1 22をプレイするGeForce RTXユーザーなら,本ドライバにアップデートしておくべきだろう。
そのほか,GeForce 516.59 Driverでは,モンハンシリーズ最新作「モンスターハンターライズ:サンブレイク」や,7月13日発売予定のアクションRPG「Loopmancer」への対応が行われたそうだ。とくにLoopmancerは,Unreal Engine 4向けに提供しているNVIDIA製SDKを使って,レイトレーシングとDLSS対応が行われたと,NVIDIAはアピールしている。
いつものように,ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→Windows 11・64bit版Windows 10用GeForce 516.59 Driver(784.7MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/190555/jp
→ノートPC向けのWindows 11・64bit版Windows 10用GeForce 516.59 Driver(784.7MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/190573/jp
●GeForce 516.59 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 516.59 Driverが統合するソフト
- GeForce Experience:3.25.1.27
- HD Audio Driver:1.3.39.3
- PhysX System Software:9.21.0713
- Vulkan RT:記載なし
- NVIDIA RTX Desktop Manager:記載なし
- CUDA:11.7
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.962.0
●GeForce 516.59 Driverにおけるゲームへの最適化
- 記載なし
●GeForce 516.59 Driverの新要素
- 「F1 22」に対応
- 「モンスターハンターライズ:サンブレイク」「Loopmancer」に対応
- GeForce Experienceの最適化タイトルに5タイトルを追加
●GeForce 516.59 Driverで解決した問題
- Vulkan APIを使用する「Red Dead Redemption」で,プレイヤーが室内にいるときに複数のオブジェクトが点滅することのあった問題
- 「Minecraft Java Edition」でOptiFineシェーダを使用すると,ゴミ(アーティファクト)が表示されることのあった問題
- 「Second Life」にサードパーティ製ビューアーで接続すると,ゴミ(アーティファクト)が表示されることのあった問題
- 「Neverwinter Nights」で,光源が正しくレンダリングされないことのあった問題
- Vulkan APIを使用する「Path of Exile」において,黒いテクスチャが点滅することのあった問題
- G-SYNCを有効化してWindowsの「Xbox」アプリでオーバーレイ表示を行うと,ゲームがカクつくことのあった問題
- Unreal Engine 5の全般的な安定性に関わる問題
●GeForce 516.59 Driverにおける既知の不具合
- Ampere世代のGPUにHDMI 2.1接続のオーディオ/ビデオレシーバーを接続してDolby Atmosを再生すると,音が途切れることがある
- GeForce RTX 30シリーズにHDMI 2.1接続のテレビとPCディスプレイを接続している状態でテレビの電源を切っていると,PCディスプレイがスリープから復帰しないことがある
- ディスプレイのネイティブではない解像度で,ゲームをプレイしているとき,ゲーム内でHDR設定を切り替えるとクラッシュすることがある
- 「NVIDIA Image Scaling」が有効の状態で,休止状態からの復帰後,またはファストブートでPCを起動後に,「Microsoft Edge」で動画を再生すると映像が緑色になることがある
- Windowsのディスプレイ設定にあるHDRを有効にした状態で,DirectX 12対応タイトルを「ShadowPlay」で録画すると,露出過多になることがある
- DSR/DLDSRを有効化していると,ディスプレイがスリープから復帰したときに画面が一時的にちらつくことがある
- Microsoft Store版「Jurassic World Evolution 2」で,ゲーム中にゴミ(アーティファクト)が表示されることがある
- フライトシミュレータ「Prepar3D」において光源が黒いボックス(四角)の点滅になることがある
- MSI製ノートPC「GE66 Raider 10UG」「GE76 Raider 10UH」において,ディスクリートGPUモードでWindowsの明るさ設定が機能しないことがある
- 「Destiny 2」起動後やプレイ中にゲームがランダムに固まることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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