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「Radeon Software Adrenalin 21.10.2」が「Back 4 Blood」や「The Riftbreaker」に対応
本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,サバイバルホラーFPS「Back 4 Blood」や,ストラテジーアクションゲーム「The Riftbreaker」への対応を行ったドライバだ。最適化や性能向上は謳われていないので、AMDがこれらのゲームにおける動作を確認したものと理解していい。
その他、Open Broadcaster Software(以下、OBS)の録画が止まらないことがある問題の修正などが行われている。同不具合に悩まされていたユーザーには朗報だ。
AMDは,ゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば,Adrenalin 21.10.2を導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 21.10.2の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 21.10.2の対応APU
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
●Adrenalin 21.10.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 21.10.1)
- Display Driver Version:21.30.25.05-211005a-372402E-RadeonSoftware(←21.30.25.01-210929a-372232C-RadeonSoftware)
- Radeon Settings:2021.1005.1236.22698(←2021.0929.0048.1438)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01510
- OpenGL:29.20.11000.14761
- OpenCL:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.21
- Vulkan Driver:2.0.198
- Vulkan API:1.2.188
●Adrenalin 21.10.2おける最適化
- 記載なし
●Adrenalin 21.10.2における新要素
- 「Back 4 Blood」「The Riftbreaker」に対応
●Adrenalin 21.10.2で解決した問題
- Radeon RX 580など一部のAMD製グラフィックス製品で「Assassin's Creed Origin」をプレイ中に,ドライバのタイムアウトが発生したり、画面が黒くなることのあった問題
- 「Dota 2」で,グラフィックスAPIをOpenGLに設定して起動すると,ゲームがフリーズすることのあった問題
- OBSで録画を終了し,アプリケーションを終了させてもバックグラウンドで録画し続けることがある問題
●Adrenalin 21.10.2における既知の問題
- 一部のユーザーで「Multimedia Athena Dumps」フォルダ(※詳細不明)によってメモリ消費量が増加することがある
- Ryzen 9 5950Xなどのプロセッサを使用しているユーザーで,Radeon SoftwareにおけるCPUチューニングの一部機能が使用できないことがある
- 複数のディスプレイを拡張モードで接続して,PUBGなどのDirectX 11タイトルをプレイすると,Radeon Softwareがクラッシュしたり応答がなくなることがある
- 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
- Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある
- 「AMD Link」のストリーミングにおいて,インターネットを介して接続したときにHEVCコーデックを使用すると,断続的に映像フレームが壊れることがある。この問題はAVCコーデックを用いることで回避できる
- 関連タイトル:
AMD Software
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