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「Radeon Software Adrenalin 21.11.2」が「Battlefield 2042」に最適化
本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,11月19日発売予定であるFPSシリーズの新作「Battlefield 2042」への最適化や対応を行ったドライバだ。
AMDのリリースノートによると,「Battlefield 2042」を4K解像度,グラフィックス品質「Ultra」でプレイした場合,2つ前のバージョンにあたるAdrenalin 21.10.4と比較して,Radeon RX 6900 XTでは14%,Radeon RX 6800 XTでは15%,Radeon RX 6700 XTでは11%の性能向上を実現したと謳っている。同作をプレイするRadeonユーザーなら導入したほうが良さそうだ。
Adrenalin 21.11.2では,不具合の修正に関する記述はないものの,AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
●Adrenalin 21.11.2の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon RX 6000Mシリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon 600シリーズ(OEM向け)
●Adrenalin 21.11.2の対応APU
- Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
- Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
- Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
- Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
- Athlon PRO 200GEシリーズ
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
- Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
●Adrenalin 21.11.2が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 21.11.1)
- Display Driver Version:21.30.33.05-211110a-373547E
-Rad eon Soft ware (← 21.30 .33.01 -211 028a -373 142E -Rad eon Soft ware) - Radeon Settings:2021.1110.1511.27337(←2021.1028.0248.5041)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01510
- OpenGL:29.20.11000.14761
- OpenCL:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.21
- Vulkan Driver:2.0.198
- Vulkan API:1.2.188
●Adrenalin 21.11.2おける最適化
- 「Battlefield 2042」への最適化
●Adrenalin 21.11.2で解決した問題
- 記載なし
●Adrenalin 21.11.2における既知の問題
- 「Radeon RX 5500 XT」など一部のAMD製グラフィックス製品で「Marvel’s Guardians of the Galaxy」をプレイしたときに,ドライバのタイムアウトが発生することがある。この問題は「Radeon Anti-Lag」を無効化することで一時的に回避できる
- 一部のRadeonユーザーで「Multimedia Athena Dumps」フォルダ(※詳細不明)によりディスクスペースが消費されることがある
- 「Radeon RX 6800M」などのAMD製GPUで「Call of Duty: Black Ops Cold War」をプレイすると,視覚的なゴミ(アーティファクト)が表示されることがある
- 複数のディスプレイを拡張モードで接続して,「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」のロビー内にいるときにメニューを介してセカンダリディスプレイでRadeon Softwareを開こうとすると,Radeon Softwareの応答がなくなることがある。この問題は[Alt]+[R]キーを押すことで一時的に回避できる(※[Alt]+[R]はRadeon Overlayを呼び出すショートカットキーだ。つまり,ショートカットキーで開けばRadeon Softwareの応答が戻るということだと思われる)
- 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
- Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある
- 「AMD Link」のストリーミングにおいて,インターネットを介して接続したときにHEVCコーデックを使用すると,断続的に映像フレームが壊れることがある。この問題はAVCコーデックを用いることで回避できる
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AMD Software
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