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「Radeon Software Adrenalin 21.12.1」がリリース。Halo Infiniteに最適化
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印刷2021/12/06 17:05

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「Radeon Software Adrenalin 21.12.1」がリリース。Halo Infiniteに最適化

 北米時間2021年12月3日,AMDは,Radeon GPUおよびAPU向けのドライバソフト「Radeon Software Adrenalin 21.12.1」(以下,Adrenalin 21.12.1)をリリースした。
 本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,11月9日発売予定のHaloシリーズ最新作「Halo Infinite」への最適化を行ったドライバだ。

 リリースノートによると,4K解像度のグラフィックス品質Ultra設定でHalo Infiniteをプレイした場合,1つ前のバージョンであるRadeon Software Adrenalin 21.11.3(以下,Adrenalin 21.11.3)に対して,Radeon RX 6900 XTで最大17%,Radeon RX 6800 XTで最大19%,Radeon RX 6700 XTで最大16%の性能向上が得られるという。同作をプレイする予定のRadeonユーザーは,Adrenalin 21.12.1を試す価値はありそうだ。

 このほかにも,12月4日に発売となったマルチプレイヤーサバイバルアクション「ICARUS」や,「Fortnite」への対応が行われているという。Fortniteは新作ではないが,12月から始まった第3章シーズン1に合わせて対応を行ったのかもしれない。

 AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。

 また,ゲームではないが,Radeon RX 6000シリーズにおいて,オープンソースの3D統合ソフトウェア「Blender 3.0」に対応したという。Adrenalin 21.12.1を導入することで,Blender 3.0の表示などが正常に行えることが期待できそうだ。

→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/

 英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。

### 以下,英文リリースノートまとめ ###

●Adrenalin 21.12.1の対応GPU
  • Radeon RX 6000シリーズ
  • Radeon RX 5000シリーズ
  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 600・500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000Mシリーズ
  • Radeon 600シリーズ(OEM向け)

●Adrenalin 21.12.1の対応APU
  • Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
  • Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
  • Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
  • Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
  • Athlon PRO 200GEシリーズ
  • Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics

●Adrenalin 21.12.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 21.11.3)
  • Display Driver Version:21.40.11.03-211201a-374383E-RadeonSoftware(←21.30.37.01-211116a-373733E-RadeonSoftware)
  • Radeon Settings:2021.1201.0115.2259(←2021.1116.1830.33299)
  • 2D Driver:8.1.1.1634
  • Direct3D:9.14.10.01515(←9.14.10.01510)
  • OpenGL:29.20.11000.14802(←29.20.11000.14761)
  • OpenCL:記載なし
  • Audio Driver:10.0.1.23(←10.0.1.21)
  • Vulkan Driver:2.0.204
  • Vulkan API:1.2.196

●Adrenalin 21.12.1おける最適化
  • 「Halo Infinite」への最適化

●Adrenalin 21.12.1における新要素
  • 「ICARUS」「Fortnite」に対応
  • Radeon RX 6000シリーズで「Blender 3.0」に対応

●Adrenalin 21.12.1で解決した問題
  • 「Radeon VII」などAMD製グラフィックス製品の一部で,SteamVR Homeを実行中にクラッシュすることのあった問題
  • 「Radeon RX 5500 XT」などAMD製グラフィックス製品の一部で,「Marvel's Guardians of the Galaxy」プレイ中にドライバのタイムアウトが生じることのあった問題
  • 複数のディスプレイを拡張モードで接続して,「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」のロビー内にいるときにメニューを介してセカンダリディスプレイでRadeon Softwareを開こうとすると,Radeon Softwareの応答がなくなることのあった問題
  • Radeon RX 500シリーズなど一部のAMD製グラフィックス製品で,「Forza Horizon 5」をプレイすると,車のロゴやナンバーの描画が崩れることのあった問題

●Adrenalin 21.12.1における既知の問題
  • 最新のRadeon Softwareにアップグレード後に以前のバージョンで保存したチューニングプロファイルをインポートすると,パワーチューニングの内容などが読み込まれないことがある
  • 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
  • Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある

  • 関連タイトル:

    AMD Software

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