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「Dying Light 2」に対応した「Radeon Software Adrenalin 22.2.1」がリリース
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印刷2022/02/04 20:05

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「Dying Light 2」に対応した「Radeon Software Adrenalin 22.2.1」がリリース

 北米時間2022年2月3日,AMDは,Radeon GPUおよびAPU向けのドライバソフト「Radeon Software Adrenalin 22.2.1(以下,Adrenalin 22.2.1)をリリースした。
 本バージョンはWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版で,新作タイトルや新しいVulkan APIへの対応が行われているドライバだ。

 Adrenalin 22.2.1が対応した新作タイトルは,オープンワールド型アクションRPG「Dying Light 2 Stay Human」だ。また,新作ではないがMMORPGの「LOST ARK」も対応タイトルに挙げられている。どちらも性能の向上は謳っていないので,AMDが動作を確認したという理解で良さそうだ。

 そのほかにもAdrenalin 22.2.1では,1月末にKhronos Groupが発表した「Vulkan 1.3およびロードマップ2022」への対応が行われている(関連リンク)。Vulkan 1.3は,これまで拡張機能に位置づけられていた「Dynamic Rendering」といった機能をコア機能に統合したVulkanの最新版で,これによりVulkan対応デバイスの互換性が高まると期待できる。
 一方,ロードマップ2022は,既存または今後登場するであろう新GPUへの対応を視野に入れた拡張という位置づけになっている。AMDは「Vulkan 1.3およびロードマップ2022」への対応をいち早く表明していたので,それをAdrenalin 22.2.1で実行に移したわけだ。

 AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであれば導入してみるといいだろう。

→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/

 英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。

### 以下,英文リリースノートまとめ ###

●Adrenalin 22.2.1の対応GPU
  • Radeon RX 6000シリーズ
  • Radeon RX 5000シリーズ
  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 600・500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000Mシリーズ
  • Radeon 600シリーズ(OEM向け)

●Adrenalin 22.2.1の対応APU
  • Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
  • Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
  • Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
  • Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
  • Athlon PRO 200GEシリーズ
  • Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics
  • Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics

●Adrenalin 22.2.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 22.1.2)
  • Display Driver Version:21.40.23.07-220125a-376255E-RadeonSoftware(←21.40.23.03-220118a-375709E-RadeonSoftware)
  • Radeon Settings:2022.0125.2127.38616(←2022.0118.0100.1808)
  • 2D Driver:8.1.1.1634
  • Direct3D:9.14.10.01515
  • OpenGL:29.20.11000.14802
  • OpenCL:記載なし
  • Audio Driver:10.0.1.23
  • Vulkan Driver:2.0.213(←2.0.204)
  • Vulkan API:1.3.203(←1.2.196)

●Adrenalin 22.2.1おける最適化
  • 記載なし

●Adrenalin 22.2.1における新要素
  • 「Dying Light 2 Stay Human」「Lost Ark」に対応
  • Vulkan 1.3およびロードマップ2022に対応。詳細はリンク先を参照

●Adrenalin 22.2.1で解決した問題
  • Radeon RX 6700 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品でFortniteのDirectX 12モードをプレイすると,キャラクタの周りに色の点滅が生じることのあった問題

●Adrenalin 22.2.1における既知の問題
  • Radeon RX 570など一部のAMD製グラフィックス製品で「Cyberpunk 2077」をプレイすると,室内がより暗く見える問題が生じることがある
  • Radeon RX 6900 XTなど一部のAMD製グラフィックス製品で「God of War」をプレイすると,フレームレートが低かったり,表示のカクつきが生じたりすることがある
  • 一部のゲームやPCで「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
  • Radeon Softwareの「Performance Metric」やログ機能が,異常に高いメモリクロックを断続的に報告することがある
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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