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Razer,スクロールホイールの抵抗感が自動で変わる新型マウス「Basilisk V3」を発表
Razer直販サイトにおける税込価格は8980円となっている。
2018年に第1弾製品が登場した右手用多ボタンマウスのBasiliskシリーズは,底面のダイヤルで切り替えることにより,スクロールホイールの抵抗感を変えて,ゲームやゲーム以外の用途に合わせて適切な回転具合に調整できるのが特徴だった。
Basilisk V3はスクロールホイールをさらに進化させて,物理ダイヤルではなく,Razerの統合設定ソフトウェア「Razer Synapse」(以下,Synapse)上で,以下に示す3種類のスクロールモードを切り替えられるようにしたのが見どころだ。
- Tactile Cycling Mode:一般的なスクロールホイールのように,回転ごとにノッチ(軽い抵抗感)を感じるモード。ゲームでの武器やスキル切り替えに適する
- Free-Spin Scrolling Mode:抵抗感のないモード。素早くホイールを回転させる操作に適する
- Smart-Reel Mode:ゆっくり回転させると抵抗感があり,素早く回転させると抵抗感がなくなる自動切り替えモード
Smart-Reel Modeは,Synapse上で有効にする必要があるそうだが,スクロールホイールの回転速度に応じて自動で抵抗感が切り替わるというのは面白い。ゲームをプレイしながら,別画面でWebブラウザを参照しているようなときに,いちいちモードを切り替えなくてもアプリケーションごとに適切なスクロールを実現できるなら便利そうだ。
そのほかの特徴としては,LEDカスタマイズ機能「Razer Chroma」対応のLEDイルミネーションが,本体底面の縁を取り囲むように追加された点も挙げられる。縁のLEDは9つのゾーンに分かれており,それぞれに異なる発光色を割り当てることも可能だ。
そのほかにも,メインボタンに用いる光学式キースイッチや,搭載する光学式センサー「Razer Focus+ Optical Sensor」にも改良が加えられているという。
マウス全体のデザインは,これまでのBasiliskシリーズを踏襲したもので,カスタマイズ可能な11個のボタンを備える点も変わっていない。ただ,本体左側面の奥側(先端側)にあるDPI clutchボタンが,固定式になったという違いもある。これまでのシリーズにおけるDPI clutchボタンは,着脱して3種類のサイズに交換可能だったが,その機能はなくなったわけだ。
Razer製の多ボタンマウスに興味のある人はもちろん,新しいスクロールホイールの使用感が気になる人は,国内販売を期待しておこう。
●Basilisk V3の主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
- 搭載センサー:「Razer Focus+ Optical Sensor」
- 主要ボタン数:11個(左右メイン,チルトおよびセンタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール手前×2,左サイド×3,底面×1)
- トラッキング速度:650IPS
- 最大加速度:50G
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:最大2万6000DPI
- レポートレート(ポーリングレート):未公開
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開(※自動調整機能あり)
- オンボードフラッシュメモリ:搭載(※プロファイル5つ分)
- LEDイルミネーション:搭載(※Razer Chroma対応)
- 公称本体サイズ:60(W)×130×42.5(H)mm
- 公称本体重量:約101g(※ケーブル含まず)
- マウスソール:PTFE
- ケーブル長:未公開
- 対応OS:未公開
- 直販価格:8980円(税別)
- 保証期間:未公開
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