嘘か真か？ Razerが触覚フィードバック機能内蔵のゲーマー向け全身スーツ「HyperSense Suit」を発表

　2022年4月1日，Razerは，同社独自の触覚フィードバック技術「Razer HyperSense」（以下，HyperSense）を組み込んだゲーマー向け全身スーツ「Razer HyperSense Suit」（以下，HyperSense Suit）を発表した。同社の日本語公式Twitterによると，現在ベータテスターを募集しているそうだ。
　

HyperSense Suit

　
　HyperSense Suitは，133万3337基の触覚センサーを内蔵したスーツで，殴られたり，切られたりといったゲーム内で生じる衝撃などを体へリアルに伝えるという。衝撃が小さい，あるいは大きすぎる場合は胸部のボタンから触覚フィードバックの段階を調整できるとのこと。
　

触覚センサーがない顔にも何故かダメージが発生するほど，リアルな体験が得られる

　
　Razerは，来るメタバース時代に向けて，没入感が非常に高いゲーム体験を提供したい考えだ。なお，製品情報ページの「FAQS」には，スーツが着用者の体を乗っ取り，意識をクラウド上にアップする可能性があることも示唆されており，まだ明かされていない機能もありそうだ。
　
　と，すでにお気づきの方がほとんどだと思うが，HyperSense Suitは，4月1日，エイプリルフール用のネタである。Razerは，これまでにもエイプリルフールに手の込んだ企画を用意しており，ゲーマーを楽しませている。
　たとえば，2021年には自分の頭髪をRazerのイルミネーション機能「Razer Chroma」に対応させる染髪料「Razer Rapunzel Chroma Hair Dye」を発表した。
　
　しかし，Razerのエイプリルフールネタは，エナジードリンク「RESPAWN」（発表時はProject Venom）や，ゲーマー向けトースター「Project BreadWinner」のように，本当に製品化するハメになったものもある。もしかしたら，HyperSense Suitもいずれ登場するかもしれない。
　

RazerのHyperSense Suit製品情報ページ（英語）