「リーグ・オブ・レジェンド」，マッチメイキングキューの全体チャットが無効化へ。“言葉による暴力”問題の対処のため

　ライアットゲームズは本日（2021年10月13日），MOBA「リーグ・オブ・レジェンド」のパッチ11.21で，マッチメイキングキューの全体チャットを無効化すると発表した。


　これは「言葉による暴力」の問題に対処するために導入されるもの。無効化されるのは全体チャットのみで，エモートやチャンピオンマスタリー，Ctrlキー＋1/2/3/4コマンドは変わらず敵チームに聞こえるほか，表示もされる（ミュートしていない場合）。現時点ではポジティブなやり取りよりもネガティブなやり取りのほうが多くなっていることから，言葉による攻撃の報告数とペナルティ適用率，アンケート，プレイヤーからの直接的なフィードバックをとおして，この変更による影響を精査するという。

　告知記事では，チームチャットでも言葉による暴力が発生していること，全体チャットを無効化しただけですべての暴言を排除できるわけではないことについては理解していると綴られている。ただ，チームチャットはチームが連携を取るための重要なツールであり，たとえネガティブな体験の元になるとしても，その存在価値は全体チャットよりも遥かに高いという考えから，現段階では全体チャットのみの無効化という措置へと進む模様だ。

「リーグ・オブ・レジェンド」公式サイトのニュース「全体チャットの無効化措置」ページ