「TERRA BATTLE」の100万DL公約ライブ「AROUNDERS TERRA BATTLE」をレポート。バンドアレンジで演奏された楽曲にファンは大盛り上がり

Apple Store表参道の店内は，写真のように超満員御礼状態だった

　ミストウォーカーコーポレーションがサービス中のスマホ向けRPG「TERRA BATTLE」（iOS / Android，以下「テラバトル」）のライブコンサート「AROUNDERS TERRA BATTLE」が，2015年3月21日，東京都内のApple Store 表参道で開催された（関連記事）。

　同作では，ゲームの累計ダウンロード数に応じてさまざまな施策を行っていく「ダウンロードスターター」というプロジェクトを実施している。このコンサートは，累計100万ダウンロード達成の公約の一つとして掲げられていたものだ（公式サイト）。
　ライブでは，本作のサウンドコンポーザーである植松伸夫氏が率いるバンド「EARTHBOUND PAPAS」が，「テラバトル」をはじめとした数々の楽曲をバンドアレンジで演奏し，会場に集まった大勢のファンを盛り上げた。本稿では，イベントの模様をレポートしていこう。

「TERRA BATTLE」公式サイト

iOS版「TERRA BATTLE」ダウンロードページ

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　ライブは，タイトル画面で流れるプレイヤーにはお馴染みの曲で，ゲームタイトルを冠した楽曲「TERRA BATTLE」からスタート。続いて「地平線を超えて」が演奏されたあと，植松氏による挨拶と曲紹介が行われた。
　3曲めに演奏された「戦いの波形」は，「ハンティングZONE」などで使われている楽曲だ。いずれも楽曲もそうだが，バンドアレンジで聴くと，ゲーム中のBGMとは違った印象を受ける。
　次の曲は「テラバトル」からではなく，なんと「ファイナルファンタジーVII」の「エアリスのテーマ」。まさかの選曲に驚いた人も多い様子だったが，曲が始まると，皆が美しいメロディに聴き入っていた。


　5曲めとなったバトル曲の「剣と槍と弓と」が演奏されたあと，植松氏によるMCの時間に。氏は，FFシリーズの楽曲を演奏するコンサートなどでは，お客さんが喜んでくれる部分がなんとなく分かるが，今回のように新曲ばかりのコンサートでは盛り上がるのか分からず，演奏の際は緊張するとコメント。
　ちなみに，「テラバトル」の曲はバンド向きのアレンジがしやすいらしく，この先もコンサートでやっていきたいと話していた。
　なお，MC中に2015年7月にライブを行うという告知がなされたのだが，場所は国内ではなく海外のメキシコ。植松氏は，「高山病に気をつけて観に来てね！」とジョークっぽくコメントし，会場を笑いに包んでいた。

　そして，6曲めとなる「全てのために」のあと，「ファイナルファンタジーVIII」の「The Man with the Machine Gun」が演奏され，拍手と歓声に包まれながらライブは終了となった。

坂口氏は，ダウンロードスターターで「テラバトル」に参戦した皆葉英夫氏や伊藤賢治氏，そしてスクウェア・エニックスの北瀬佳範氏らが会場に来ていることを明かし，「サイン攻めにしてやってください」と来場者を煽っていた

　そして，「テラバトル」生みの親である坂口博信氏が，植松氏に呼び込まれてステージに登壇。坂口氏は「感動で……声出てるかな」とコメント。「テラバトル」初のライブに感無量といった様子だった。

　そして坂口氏は，「今日は何の日かご存じですか？」と尋ねると，来場者からは，即座に「誕生日！」という回答が返ってくる。実は，ライブが行われた3月21日は植松氏の誕生日だったのである。
　坂口氏から植松氏に花束が渡されたあと，来場者全員で「ハッピーバースデートゥーユー」を歌い，植松氏の誕生日を祝った。

　最後に植松氏が，これからも作曲やライブ活動を続けていくと述べたあと，「『テラバトル』はまだまだ続きますので，皆さんよろしくお願いします。今日はありがとうございました！」と来場者に向けてスピーチをし，コンサートを締めくくった。

■セットリスト
1.　TERRA BATTLE
2.　地平線を超えて
3.　戦いの波形
4.　エアリスのテーマ（「FINAL FANTASY VII」より）
5.　剣と槍と弓と
6.　全てのために
7.　The Man with the Machine Gun（「FINAL FANTASY VIII」より）

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