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会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編
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印刷2020/12/29 00:00

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会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

画像集#017のサムネイル/会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

 今年もそんな季節がやってきた。ハロー!Steam広場 年末恒例の番外編をお届けしよう。2020年も残りあとわずか。みなさんの今年のSteamライフはいかがだっただろうか。「DOOM Eternal」「Hades」「Phasmophobia」「Crusader Kings III」「Microsoft Flight Simulator」「Mount & Blade II: Bannerlord」「Fall Guys: Ultimate Knockout」「天穂のサクナヒメ」など,Steamerにとっては今年も話題作に恵まれた年となったが,締めくくりとなる作品はやはり,「Cyberpunk 2077」だろう。

 筆者のVは腕をゴリラアームに改造したことで,問題のほとんどを拳で解決する脳筋野郎になってしまっただけでなく,歩くだけで半径10m以内にいるNPCが怯えながら地面にひれ伏すというバグによって,そのロールプレイがよくわからない方向に加速してしまっているが,まあこれはこれで面白いので良しとしよう。

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 ゴリラ話はさておき,読者のみなさんは年末をどのように過ごす予定だろうか。筆者は例年であれば,友人を家に呼んでアナログゲーム三昧といくところなのだが,今年はそうもいかない。年末年始のような長めの休暇は本来,友人とリアルに会って仲を深める絶好の機会なのだが,このような情勢下では誘って出かけることも,ちょっと難しい。

 しかし我々Steamerには,会えなくても仲を深める手段がある。ゲームだ。Steamストアにはオンラインで協力して遊べる作品が山のように溢れているので,ストアを漁ればプレイするタイトルに困ることはないが,何を遊ぶかは悩みどころだろう。今回,筆者が紹介したいのは,オンライン協力プレイタイトル。しかも,スタンダードである4人ではなく,2人で遊ぶのに適した作品だ。

 たしかに4人でワイワイ遊ぶゲームも面白いのだが,2人プレイだとコミュニケーションする相手が絞れるうえ,ゲームシステム的にも協力必須になっている作品が多く,友情や絆を深めるのにはもってこいなのだ。本稿では,実際に筆者が友人とプレイして,なんとなく仲が深まった感じがした5タイトルを取り上げるので,ぜひ参考にしてみてほしい。


Outward(オンライン協力プレイ/オフライン画面分割)


 Nine Dots Studioが手がける「Outward」は,オーライと呼ばれる広大な世界を冒険するオープンワールドRPGだ。プレイヤーは,魔王を倒す使命を背負った勇者でもなければ,王国を救うために奮闘する英雄でもない。些細なきっかけで旅をすることになった,ただの一般人だ。
 主人公だからといって誰も特別扱いはしてくれず,何ならゲーム開始直後から借金を背負わされる始末。「金を払わないなら家没収な」から始まる世界はなんとも世知辛い。

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 ただ,底辺からのスタートも悪くはない。小さな目的でも達成感が味わえるし,少しずつ周りの評価を変えていくのも面白い。最初こそ,鳥相手にも死を覚悟するほど貧弱だが,装備が整うにしたがって行動範囲も増えていき,地道だが冒険している感覚をしっかりと味わえる。

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 そして,このゲームにおける冒険はサバイバルでもある。キャラクターには空腹や渇きといったステータスがあり,適度に食事や水分補給をしなければ生きていけないのだ。嬉しくないことに状態異常の種類も豊富で,風邪を引いたり,感染症にかかったりと,ちょっとした油断で身体を壊してしまう。何度も言うが,プレイヤーはただの一般人なのだ。

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 そんな世知辛い世界で生きていくうえで心強いのがパートナーの存在である。本作では,オンラインまたは画面分割による協力プレイが可能なのだ。そもそもの難度が高いので,1人増えたからといって冒険が楽になるわけではないが,苦楽を共にする事で二人の間に芽生えるものも多いだろう。友情や絆を深めたい相手がいるなら,オーライでの冒険に誘ってみてはいかがだろうか。




バイオハザードリベレーション2(オフライン画面分割対応)


 バイオハザードシリーズのスピンオフ「リベレーションズ」シリーズの2作目となるタイトル。ストーリーモードが画面分割でのオフライン協力プレイに対応しており,Steamの「Remote Play Together」を使えば擬似的なオンライン協力プレイも可能だ。

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 物語はクレア編とバリー編に分かれており,クレア編ではクレア(1P)とモイラ(2P),バリー編ではバリー(1P)とナタリア(2P)が主人公となる。特徴的なのは,クレアとバリーが強力な銃火器を扱えるのに対して,モイラとナタリアは有効な武器を持っていないということ。したがって,純粋な戦闘となれば1Pに頼るところが多い。一方の2Pはサポートに優れており,そのサポートなしでは攻略できない場面も数多く存在する。ゲームをクリアするためには,自ずと協力が必要となるわけだ。

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 また本作では,物語もお互いの絆を深めていくような話になっているので,友人や恋人と一緒にプレイすれば,その仲もぐっと深まるはずだ。
 ちなみに「バイオハザード」シリーズに関していえば,「5」と「6」も2人で協力して楽しめる作品なので,ホラーゲームで仲を深めたいという人は参考にしてほしい。




Sea of Thieves(オンライン協力プレイ)


 日本では「スーパードンキーコング」の開発会社として知られるRareと,Microsoft Studiosが手掛ける「Sea of Thieves」も,協力プレイに最適な作品だ。本作は海賊をテーマにしたオンライン専用のアドベンチャーゲームで,宝探しやスケルトンの討伐,ほかのプレイヤーとの海戦やクラーケンとの戦いなど,海賊の黄金時代のロマンがたっぷり詰まっている。

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 そんな本作の面白さは,協力して船を操縦するという部分にある。ひとりでも船の操縦は可能なのだが,そうなると地図とにらめっこしながら舵を切り,風向きを確認して帆の向きを変え,周囲にほかの船がいないか単眼鏡でチェックし,目的の島についたら錨を下ろして帆をたたんで――と,正直ゲームを楽しむ暇がない。船体をどこかにぶつけて船底に穴が開こうものなら,修理と水の汲み出しに手を取られ,立ち往生している間にほかの船に襲われる,なんてことも珍しくはない。

画像集#007のサムネイル/会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

 そんな船の操縦も2人で協力すればずいぶんと楽になるし,声を掛け合いながら船を操縦するというのは,なんだか海賊っぽくて純粋に楽しい。ゲームの雰囲気も殺伐とした感じがなく,意外とカジュアルに遊べてしまうので,普段こういったゲームで遊ばない友人も誘いやすいだろう。

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 本作は最大4人でパーティを組んでプレイできる――というより4人でプレイすることが推奨されているのだが,少人数プレイに最適な船も用意されており,2人で遊ぶのがけっこう楽しい。現状は日本語に対応していないものの,言語依存の少ないコンテンツがほとんどなので,興味があればぜひ遊んでみてほしい。




DeadSpace 3(オンライン協力プレイ)


 その容赦ないゴア表現で話題を呼んだホラーシューティング「Dead Space」シリーズだが,シリーズ三作目となる「DeadSpace 3」はオンラインでの2人協力プレイに対応している。以前はEAが運営するOriginでしか購入できなかったが,2020年6月よりSteamでも販売されるようになったので,ストアで目にした人も多いのではないだろうか。

画像集#013のサムネイル/会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

 Dead Spaceシリーズは宇宙ステーションを舞台にしてきたが,本作では氷の惑星「タウ・ヴォランティス」で物語が展開されていく。プレイヤーはこの惑星で,攻撃的な変異生命体「ネクロモーフ」の秘密を探ることになるわけだ。

 ネクロモーフは人間の死体が変異したもので,道中幾度となくプレイヤーたちに襲いかかってくる。頭をふっ飛ばしただけでは死なず,足を切断しても這いつくばって襲いかかってくる始末で,そのしつこさはゾンビ以上だ。また,ダクトなどを使って移動するため,その神出鬼没な登場に何度も驚かされることだろう。

画像集#014のサムネイル/会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

 とにかくビックリするような演出がふんだんに盛り込まれているので,吊り橋効果的なものを期待するのであれば,バイオハザードよりも適しているかもしれない。が,前述したとおりグロ表現もてんこ盛りなので,友達に耐性があるかどうかは十分に注意されたし。
 ゲーム的な部分では,弱点を狙って攻撃するというシューターとしての純粋な面白さと,武器をカスタマイズしていく成長要素があるので,コアゲーマーな友達とやり込むのにもピッタリな作品と言えるだろう。




We Were Hereシリーズ(オンライン協力プレイ)


 最後に紹介するのは,Total Mayhem Gamesが手掛ける「We Were Here」シリーズだ。これまでにピックアップしてきた作品は,言ってしまえば一人でもプレイ可能だが,「We Were Here」は必ず2人でプレイしなければならない。これを理由に,「気になるゲームがあるんだけど2人じゃないと遊べないんだよねー」といった感じで,気になるあの娘を誘うことだって可能だ。ちなみに筆者は「2人じゃないと遊べないんだよねー」と男友達に頼んでプレイした。

画像集#002のサムネイル/会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

 本作の舞台となるのは廃墟となった城や遺跡であり,そこから脱出することがゲームの目的だ。このゲームの特徴は,お互いが異なる場所からスタートするという点にある。脱出するには道中にあるパズルなどを解いていくのだが,そのヒントは必ずもう一方のプレイヤー側にあるというのが面白い。
 相方がどのような状況にあるのかは,会話でのやり取りで想像するしかないので,自分が見聞きしたものを正確に報告し,相方の謎解きに役立ちそうなヒントを見つけ,どうやって謎を解けば良いかを分かりやすく伝える必要があるわけだ。

画像集#010のサムネイル/会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

 要するに,互いに同じ認識を持っていれば,それだけ謎解きもスムーズに進む。ただ,それはそれでなんだか味気ない。筆者としては,認識のすり合わせを楽しむこともこのゲームの醍醐味だと感じており,筆者が友人とプレイしたときは,認識のズレが大きいほど会話が盛り上がる傾向にあった。例えば,壁に描かれた模様1つとっても,伝え方次第で面白おかしい方向に話が転がっていくので,そういったコミュニケーションもコミで楽しむゲームとしては,今回紹介したタイトルの中で一番優れているかもしれない。

画像集#011のサムネイル/会えない年末年始はゲームでお互いの仲を深めよう。2人プレイに適した協力ゲームを紹介するハロー!Steam広場 番外編

 シリーズ1作目の「We Were Here」は基本プレイ無料の作品なので,気軽に誰かを誘いやすいというのもポイントの1つだ。もしこのシステムが気に入ったのならば,続編となる「Together」や「Too」も購入してプレイしてみると良いだろう。すべてクリアできれば,二人の仲はプレイ前よりもぐっと深まっているはずだ。



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