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舞台「イケメン戦国」第6弾のゲネプロレポート。明智光秀に意地悪されたくなる,色気と優しさが詰まった公演の見どころを紹介!
サイバードの恋愛ゲームブランド「イケメンシリーズ」の1つである「イケメン戦国◆時をかける恋」(iOS / Android / BROWSER)。その舞台化第6弾となる「イケメン戦国THE STAGE 〜明智光秀編〜」が,2020年9月4日から9日まで,都内のEX THEATER ROPPONGIで上演されている。明智光秀とヒロイン・水崎 舞の恋模様をメインに描く本舞台は,公演によって“幸福ルート”と“情熱ルート”の2つの異なる展開が楽しめる。
ここでは,“情熱ルート”が展開された9月4日のマスコミ向けのゲネプロ(本番直前の通し稽古)の模様をお届けしよう。
イケメン戦国THE STAGE 〜明智光秀編〜
【日時】
2020年9月4日(金)〜9月9日(水)
【会場】
EX THEATER ROPPONGI(東京都港区西麻布1-2-9)
【出演者】
明智 光秀役 橋本全一
水崎 舞役 斉藤瑞季
豊臣 秀吉役 滝川広大
石田 三成役 天野眞隆
伊達 政宗役 米原幸佑
徳川 家康役 佐藤信長
武田 信玄役 横山真史
真田 幸村役 荒 一陽
今川 義元役 竹石悟朗
足利 義昭役 土井一海
毛利 元就役 原嶋元久
帰蝶役 秋沢 健太朗
森 蘭丸役 星元裕月
猿飛 佐助役 早乙女じょうじ
上杉 謙信役 橘 龍丸
織田 信長役 小笠原 健
顕如役 中村 誠治郎
◆原作 :CYBIRD「イケメン戦国◆時をかける恋」
◆企画・製作幹事:レジェンドステージ
◆主催 :イケメン戦国 THE STAGE 製作委員会
◆コピーライト :(C)CYBIRD/イケメン戦国THE STAGE 製作委員会
オープニングは圧巻の殺陣
光秀の意地悪と優しさに序盤からドキ!
物語は,京都へ旅行中のヒロイン・水崎 舞が雷に打たれ,戦国時代にタイムスリップしてしまうところから始まり,イケメン武将勢揃いのオープニングへ。ゲームでは見られない,それぞれの特徴がばっちりと滲み出た個性豊かな殺陣を交えて,見目麗しい武将たちが紹介されていく。スピーディーに進行する殺陣は圧巻のひと言!
迫力のオープニングのあとは,タイムスリップした舞が本能寺の変で織田信長を救い,安土城での生活がスタート。歴史上の戦国武将たちとの生活の中で,舞は信長の命令で光秀と行動を共にすることとなる。信長の右腕でありながら,敵とのつながりを噂されたりと何かと疑惑を抱かれている光秀。いつも冷静沈着な彼だが,舞をからかう姿はどこか楽しそうな様子。何度も登場する意地悪な言動に,光秀ファンはドキドキ必須だ。
光秀と行動を共にし始めて,初めて目の当たりにする戦に気を失ってしまう舞。人の死に心を痛める彼女に,光秀は「そのままでいい」と声をかけてくれる。その後,光秀が銃剣の指導をしてくれるのだが,やはりからかいつつも,よく出来たときには優しい笑顔で頭をポンポンとしてくれて……。彼の優しさを感じられるシーンに舞だけではなく,筆者も思わず惹かれてしまった。
舞台の中盤では,恐らく日替わりのひとつであろう,武将たちが営む“お狐食堂”も。ゲームでも見られた,光秀が狐のお面を被って舞を踊るシーンが登場した。
注目の場面が目白押しの中,物語が進むにつれて信長の命を狙う者の正体が明らかになるも,光秀が窮地に追い込まれてしまう。光秀がどのようにして危機を乗り越えるのか,そして2人の恋の行方が気になる方はぜひ舞台を観ていただきたい。
今回は,“明智光秀編”とのことで,彼との恋がメインとなる本公演。序盤から意地悪ながらも優しさ滲むスキンシップ等が見られたが,2人が想いを通わせるほどにその甘さは増していく。見ているこちらや周囲の武将が思わず照れてしまうくらいに。
後半での光秀は,舞に話しかけるときはかなり優しめ(声色,表情から伝わってきます……橋本全一さんの演じ分けに感動)。すべてに決着が着いたあとのラストに近いシーンで知人と話に行くときの「ちょっと待ってて」はとても甘かった……。舞台が終わったときに光秀推しになること間違いなしだ。また,2つのルートがあり,それぞれで演出と脚本が異なっているので,光秀の違う一面を見られそうな別ルートも堪能したい気持ちが膨らんだ。
最後に,公演前に行われた囲みインタビューの模様をお届けしよう。
登壇者
明智 光秀役 橋本全一
水崎 舞役 斉藤瑞季
今川 義元役 竹石悟朗
猿飛 佐助役 早乙女じょうじ
上杉 謙信役 橘 龍丸
織田 信長役 小笠原 健
顕如役 中村 誠治郎
――初日を迎えての心境をお聞かせください。
橋本全一さん:
こうやって第6作にして,この座組で初主演を踏めるというのが喜びでもありますし,幸せだと感じてます。こういった状況の中で大きな劇場でやらせていただきつつも,お客さんが半分になってしまうのは残念な部分ではあります。ただ,僕たちがやることは変わらないので,全力でお客様にお届けしようと思っておりますし,最後まで応援していただければと思っております。
――過去の公演で座長を経験をされているキャストもおりますが,座長経験者だからこそ橋本さんにアドバイス出来ることはありますか?
小笠原 健さん:
やっぱりマチソワが続いてスケジュール的にタイトな公演ではありますので,とにかく休んで疲れをとって,毎日,舞ちゃんとの恋を新鮮に楽しんでいただいて。僕らも一生懸命第6作まで育ててきたコンテンツですので,初主演を楽しみながら暴れていただけたらと思います。全力でサポートいたしますので,頑張ってください。応援しています!
橘 龍丸さん:
前回もそうですけど,今回の公演もルート毎に演出と脚本が変わって,いままでとまた違う雰囲気だと思います。僕らには分からない全さんの苦しみだったり,舞ちゃん役が新たに斎藤さんへとバトンタッチという形となったりで大変だと思うんですけど,きっと素敵な恋が生まれると思うので頑張ってください!
中村誠治郎さん:
全ちゃんらしく,楽しんで演じて頂ければ僕らはサポートするだけですね。あとはせっかくラブシーンができるので,楽しんじゃえばいいんじゃないかなと(笑)。いいなぁと思います。
一同:
(笑)
――竹石さんと早乙女さんも,レギュラーとしていままで本舞台に関わっていますが,本作への意気込みはいかがでしょうか。
早乙女じょうじさん:
佐助は佐助らしく,この座組のひとつのユニークなおもしろポイントを作って,この作品を楽しく盛り上げられたらと。それが全ちゃんの支えになるんじゃないかなと思って,本番は頑張りたいなと思います。
竹石悟朗さん:
ステージの熱量を伝えることが難しいなと思うこともありましたが,稽古場でみんなで相談しながら試行錯誤してやってきました。こういう状況だからこそ,今まで以上に新鮮なエネルギーを,来てくださったお客さんはもちろん,配信で見ている方にも届けられたらなと思って稽古してきました。
――舞を演じる上でのポイントをお聞かせください。
斉藤瑞季さん:
舞はまっすぐで芯のある女性なので,そういった部分は大切にしています。戦国ライフの中で意地悪な明智光秀さんに振り回されて,どのように舞が成長していくか,そしてどのように光秀さんに心を開いていくかというところを丁寧に大切に演じていきたいと思います。
――最後に,舞台を見られる皆さんにメッセージをお願いします。
橋本全一さん:
ご来場頂ける方も配信を見られる方も,キャスト,スタッフ全員が楽しめる素敵な作品になりますように全力を注ぎますので,どうぞ最後まで応援のほどよろしくおねがいします。
「イケメン戦国THE STAGE 〜明智光秀編〜」公式サイト
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