キノコもお祝いに駆けつけた「メイプルストーリーM」フォトウェディングをレポート

　ネクソンがサービスを提供しているスマートフォン向けアプリ「メイプルストーリーM」（iOS / Android：以下，メイプルM）は，サービス開始から17年が経過してなお多くのファンに愛されているPCオンラインゲーム「メイプルストーリー」のスマホ版として2019年4月にリリースされ，わずか1週間で100万ダウンロードを達成している。

「メイプルストーリーM」公式サイト

「メイプルストーリーM」ダウンロードページ

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　PC版の雰囲気はそのままにスマホで遊びやすいシステムを搭載し，自身の分身となるキャラクターを育成して冒険を楽しめ，オート操作でバトルをこなしながらほかのプレイヤーとのんびりチャットも可能という，ゆるい魅力のあるタイトルだ。

　そんなメイプルMの“半周年”を記念し，2019年10月のアップデートで「ウェディングシステム」が実装された。専用のウェディングホールに出席者を招待し，パートナーと結婚式を行えるというもので，新郎新婦はもちろん出席者もさまざまな恩恵を受けられる。


　加えてメイプルM仕様かつ公的に使用できるオリジナルの婚姻届用紙が作成され，実際にこの婚姻届として使用したカップルに対し，ネクソンが全額負担でフォトウェディングをプレゼントするキャンペーンも開催された。


　そして2020年2月19日，この抽選で選ばれたカップルのフォトウェディングが行われたので，以下，その模様をレポートしよう。

　会場となったのはワタベウェディングの新宿フォトスタジオ（公式サイト）で，新宿三丁目駅の出口とビルが直結しており，アクセスは非常に便利だ。もともと悪天候でも支障のないスタジオでの撮影だが，雨に濡れずに済むのは嬉しいところ。

　今回は，衣装はスタジオ側にお任せで，メイクやスタイリングに約1時間，撮影に約1時間という構成だった。本来は衣装などについての事前打ち合わせを行い，その際に気になった点についてもじっくりと相談できるという。


　ゲーム運用チームの河上朋弥氏らが見守る中，撮影は和やかにスタートした。プロのカメラマンがポーズや角度を丁寧かつ的確に指示していく。

　式場と比べればコンパクトなスタジオだが，壁紙や小物をフル活用し，まったく印象の違う風景を数多く作り出せるのはフォトウェディングならではの魅力だろう。撮影した写真はスタジオ内のモニターにすぐ転送されるので，メイクなどの状態を確認しながら行えるのもこだわりたい人にはぴったりだ。


　撮影も中盤に差し掛かったところで，ゲーム運用チームから描き下ろしイラストがプレゼントされる。突然のサプライズに新郎新婦は非常に喜んだ様子で，イラストと一緒に撮影を行っていた。


　続いて，フィッティングルームで静かに待機していたメイプルMキノコも撮影に加わる。最初こそメルヘンな雰囲気だったが，途中で新郎と一体化するシュールな場面も。カメラマンも試行錯誤しつつ，笑い声に包まれながら撮影は続いた。


　事前に相談すれば一般的なサイズのぬいぐるみの持ち込みには対応してくれるほか，新宿スタジオはペットとの撮影もできるそうだ。気になる人はぜひ問い合わせてみよう。
　最後はロマンチックな空気に戻し，すべての撮影が終了。そのまま新郎新婦へのインタビューも行われた。


　「こうした撮影は，成人式の前撮り以来です」と話す新婦。新郎も「なかなか表情を作るのが難しかったです」と撮影を振り返る。交際期間は3年目で両親と顔合わせも済んでおり「あとは，いつ籍を入れるか？」というタイミングで登場したメイプルMのオリジナル婚姻届は，1つのきっかけになったそうだ。婚姻届のデザインについては「これで本当に大丈夫なのか？」と思ったが，役所ではスムーズに提出できたそうだ。もともと結婚式を行う予定はなかった中，今回のフォトウェディングで「形として家族に見せられるものができた」と話していた。

　新郎はゲームが好きでFPSなどをプレイしていたが，あまりゲームが得意でなかった新婦はなかなか一緒にゲームを遊べなかったそうだ。しかしメイプルMはゲーム初心者でも楽しめるので，リリースに合わせて一緒にプレイを開始。比較的熱心なプレイヤーの新郎と，まったりプレイヤーの新婦は同じ時間帯にプレイしつつ，お互いのスタイルに合わせて別々に遊んでいることも多いという。ちなみに両名は「ウェディングシステム」での結婚は行っておらず，以前新郎がギルドマスターを務めていた際に，メンバーのために利用したそうだ。

ご夫妻のゲーム内アバター

　新郎は戦士系が好みだが，火力との兼ね合いでビショップをメインとしていて，河上氏にPC版の職業「デーモンスレイヤー」を早く出してほしいと訴えていた。一方，新婦はアイコンの好みで職業を選んでいて，メイプルMでは「キャプテン」を使っているとのこと。

　なお，両名から「課金によるパワー差」や「シャドー一強」などの話題も飛び出した。河上氏もこうした課題については認識しており，今後とも継続的に解決に向けて取り組んでいくと話してくれた。

　これからメイプルMへ興味を持ったプレイヤーへのコメントを求められると，新郎は「人との交流を大事に」とアドバイス。ギルドの数が非常に多く，どこも新しい人を歓迎してくれるので，自分に合ったギルドを探して皆で一緒に遊ぶのが楽しいと語った。

　新婦は自身の経験から「ゲームの知識がない初心者でも始めやすい」と話し，強くなるまで助けてくれるとプレイヤー達の優しさをアピールした。こうした会話の中からは新郎新婦がお互いのスタイルを尊重し，仲良くプレイしている様子が垣間見える。お二人ともぜひ末永くお幸せに！

結婚祝辞

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