オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2021/06/24 11:00

連載

そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化

画像集#020のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化

 「ブギーポップは笑わない」や「アクセル・ワールド」など数多くの名作を輩出している電撃小説大賞(主催:KADOKAWA)。その第23回(2016年)の大賞受賞作が安里アサト氏のSF作品「―エイティシックス―」(電撃文庫刊/既刊10巻)だ。
 というわけで,「そうだ アニメ,見よう」第133回のタイトルは,同作品をアニメ化した「86―エイティシックス―」。制作はA-1 Pictures,シリーズ構成を大野敏哉氏が担当し,監督は「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」や「BEASTARS」を手掛けた石井俊匡氏が務めている。


「86―エイティシックス―」


画像集#001のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化
 白系種(アルバ)が暮らす「サンマグノリア共和国」は,隣国「ギアーデ帝国」が開発した完全自律無人戦闘機械《レギオン》の侵攻に対応すべく,無人戦闘機械《ジャガーノート》を開発した。しかし,無人機とは名ばかりであり,そこには“人”として認められていない有色種(コロラータ),通称“エイティシックス”と呼ばれる少年少女達が搭乗させられ,日夜戦いを続けていた。
 その現状を是とせず,彼らに寄り添おうとする共和国軍少佐のレーナ(CV:長谷川育美)は,精鋭部隊「スピアヘッド戦隊」の管制を任される。ところが,その戦隊長である“アンダーテイカー”には担当の指揮管制官《ハンドラー》を壊してしまう,という奇妙な噂があった。

画像集#002のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化
画像集#003のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化

 そのアンダーテイカーことシン(CV:千葉翔也)をはじめとした,スピアヘッド戦隊の隊員達にとって,担当ハンドラーの交代は,特に珍しくもない出来事だった。ただ,白系種でありながら自分達と積極的にコミュニケーションをとろうとする新任のレーナの存在は,彼らにも珍しく映っていた。

 そんな折,スピアヘッド戦隊全員に敵襲の報が届く。迎え撃つレーナと隊員達だったが,この戦いで早くも戦死者が出てしまう。自分の不甲斐なさを責めるレーナだったが,追い打ちのように隊員のセオ(CV:藤原夏海)からの痛烈な言葉を受ける。
「あんたの偽善に付き合ってなんかいられない。僕達の本当の名前すら1回だって聞いたことないじゃないか!」
 打ちのめされるレーナだったが,シンの提言を受け,彼らと再び向き合う覚悟を決めるのだった。

画像集#004のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化


“人型の豚”と蔑まれるエイティシックス


 タイトルの“エイティシックス”とは,共和国全85区には存在しないはずの86区(強制収容所)とそこで暮らす人々のことを指した言葉だ。“人型の豚”と呼ばれ,徹底的に差別された彼らは,戦場でも無人戦闘機械の部品“プロセッサー”として人間扱いされずに死んでいくという。
 本作「86―エイティシックス―」は,過酷な戦場を生き抜く“エイティシックス”と,1人の新米ハンドラーの心の交流を描いた物語となる。

 ハンドラーは,戦術モニターを見ながら,パラレイド(知覚同調)という装置ではるか遠方の前線にいる隊員達と会話を行い,指示を出している。戦時以外でも彼らに語りかけ,“人型の豚”と蔑まれる彼らをあくまで“人間”として接するレーナ。彼女がそうするのには理由があった。
 レーナは,幼い頃に戦場で遭難した時に,エイティシックスの青年に助けられたのだ。その青年とはシンの兄・レイ(CV:古川 慎)のことで,数年前に戦死しているとされていた。しかし,実際はある姿で存在し,それが絶望的な戦場の中で,シンが戦いを続けてきた唯一の目的なのだという。

画像集#013のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化
画像集#006のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化


レギオン達の異常な行動


 ここで帝国側の状況を説明しておこう。じつは驚くべきことに,帝国は自ら生み出したレギオンにより,すでに滅亡しているらしいのだ。レギオン達は,彼らの最後の命令に従って周辺諸国へ侵攻を続けているわけだ。
 レギオンには,中枢処理装置が自壊する寿命が帝国によって設定されており,あと2年でそれが尽きるとされている。共和国側はそれを知っているため,いまいちこの戦争に本腰が入らず,戦場をエイティシックスに任せて,安穏と暮らしている。
 しかし,レギオン達は,死者の脳構造を中枢処理装置として取り込み,寿命を回避。2年という猶予期間を無かったことにしている。それを知っているのは,死者の声を聞けるという,特殊な異能を持ったシンだけだが,これを証明する術はない。

画像集#007のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化

 こうしたレギオンの実態,共和国側の支援の不足,劣悪なジャガーノートの性能など,さまざまな要素がシン達,スピアヘッド戦隊を苦しめていく。兵役が終われば,剥奪された市民権を取り戻せるとされているが,それすらも怪しい。スピアヘッド戦隊の隊員達が生き残れるかどうかが,物語の焦点となる。

画像集#008のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化 画像集#009のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化
画像集#010のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化 画像集#012のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化


ドラマティックな劇伴曲


 そんな絶望的な彼らの戦いを,よりドラマティックに盛り上げているのが,音楽の澤野弘之氏KOHTA YAMAMOTO氏だ。澤野氏は「機動戦士ガンダムUC」や「ギルティクラウン」など,数々の作品の劇伴曲を担当した人物。今回も物語のポイントとなる部分で効果的な楽曲を提供している。全シリーズを手掛けている「進撃の巨人」でもそうだったが,生死を懸けた戦いに赴く登場人物達に,澤野氏のBGMはよく似合う。
 先日放送された「#09 さよなら」でも,全滅必至の「特別偵察任務」に挑むスピアヘッド戦隊の姿を際立たせていた。劇伴曲を収録したオリジナル・サウンドトラックの発売(7月7日発売)が予定されているので,興味のある人は以下のPVで試聴してみよう。

画像集#005のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化


レーナとシン達の結末は?


 戦争に従事するオペレーターと現場の隊員達とのやり取りを描いた作品は,「マージナル・オペレーション」や「ブラックホーク・ダウン」など,ここ数年でよく見られるようになった。リモート兵器や通信環境の向上に伴って,戦争の形態が変化してきたせいだとも言えるが,どの作品でもオペレーション側の人間が戦場にいる隊員を,人間と捉えるか,コマとして捉えるかで,その物語の結末は大きく変わってくる。
 あくまで自分と同じ“人間”だとするレーナと,隊員達との関係はどう変化していくのか。そして,まだ実際に会ったこともないレーナとシンの関係はどうなるのか。このあたりが今後の見どころとなりそうだ。

 当初は20人以上いたスピアヘッド戦隊も,現在は5人しか生き残っていない。レギオン達を率いる“羊飼い”との戦いを生き延びた,彼ら5人とレーナの行く末がどうなるのか,最後までを見守りたい。

画像集#014のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化
画像集#015のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化


「86―エイティシックス―」公式サイト

「86―エイティシックス―」公式Twitter


放映データ
2021年4月〜
キャスト
シンエイ・ノウゼン:千葉翔也
ヴラディレーナ・ミリーゼ:長谷川育美
ライデン・シュガ:山下誠一郎
セオト・リッカ:藤原夏海
アンジュ・エマ:早見沙織
クレナ・ククミラ:鈴代紗弓
カイエ・タニヤ:白石晴香
ダイヤ・イルマ:石谷春貴
ハルト・キーツ:山下大輝
クジョー・ニコ:村田太志
ルイ・キノ:植木慎英
チセ・オーセン:小野将夢
トーマ・ソービ:福原かつみ
トウザン・サシャ:坂 泰斗
レッカ・リン:石上静香
ミクリ・カイロゥ:貫井柚佳
マイナ・ヤトミカ:風間万裕子
アンリエッタ・ペンローズ:杉山里穂 
ジェローム・カールシュタール:三上 哲 
レフ・アルドレヒト:楠 大典
ショーレイ・ノウゼン:古川 慎
スタッフ
原作:安里アサト(「電撃文庫」刊)
原作イラスト:しらび
メカニックデザイン:I-IV
監督:石井俊匡
シリーズ構成:大野敏哉
キャラクターデザイン・総作画監督:川上哲也
美術監督:野村正信・堀越由美
背景:美峰
色彩設計 安部なぎさ
CG監督:吉田裕行
CG制作:白組
撮影監督:岡崎正春
編集:三嶋章紀
音響監督:明田川 仁
音楽:澤野弘之・KOHTA YAMAMOTO
OP主題歌:ヒトリエ「3分29秒」(Sony Music Associated Records)
ED主題歌:SawanoHiroyuki[nZk]「Avid / Hands Up to the Sky」(SACRA MUSIC)
制作:A-1 Pictures

■Blu-ray&DVD情報

・Vol.1
画像集#016のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化 画像集#017のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化

発売日:2021年7月28日
価格:Blu-ray 7,700円(税込み)、 DVD 6,600円(税込み)
収録話数:#01、#02
特典:
・原作・安里アサト書き下ろし小説
「86―エイティシックス― 魔法少女レジーナ☆レーナ 〜戦え! 銀河航行戦艦サンマグノリア〜」 Ep.1
・原作イラスト・しらび描き下ろし三方背ケース
・特製デジパック
・スタッフインタビュー掲載ブックレット(監督・石井俊匡)
・設定資料集

・オーディオコメンタリー
#01 「アンダーテイカー」
出演:長谷川育美・中山信宏
#02 「スピアヘッド」
出演:長谷川育美・千葉翔也
・特典映像:PV・CM集、 ノンクレジットOP/ED、 WEB予告

―第1巻店舗共通購入特典―
オリジナル A4サイズクリアファイル

画像集#018のサムネイル/そうだ アニメ,見よう:第133回は「86―エイティシックス―」。電撃小説大賞を受賞したSFサバイバルアクションをアニメ化

―全巻店舗共通購入特典―
■原作イラスト・しらび描き下ろし全巻収納BOX
【対象店舗】
アニメイト、 ANIPLEX+、 Amazon(【Amazon.co.jp限定】商品のみ対象)、 HMV online、
ゲーマーズ、 セブンネットショッピング、 ソフマップ・アニメガ(一部アニメガ店舗除く)、 TSUTAYAオンライン、 とらのあな、 楽天ブックス(特典付きカートのみ対象)、 WonderGOO/新星堂
※特典はなくなり次第終了となります。 詳細は対象各店舗までお問い合わせください。

―店舗別特典―
■アニメイト
全巻特典:シン&セオ描き下ろしイラスト
B2布ポスター+シン&セオ アクリルキーホルダー

■Amazon(【Amazon.co.jp限定】商品のみ対象)
全巻特典:レーナ描き下ろしイラスト
F3キャラファインキャンバスボード

■ソフマップ・アニメガ(一部アニメガ店舗除く)
全巻特典:アンジュ&クレナ描き下ろしイラスト
B1布ポスター+「クレナ」SDアクリルスタンドキーホルダー

■ANIPLEX+
各巻特典:ドッグタグ風 アクリルキーホルダー
1巻:レーナ、 2巻:シン、 3巻:ライデン&セオ 4巻:アンジュ&クレナ
全巻特典:オリジナルカラビナ

■ゲーマーズ
全巻特典:レーナ絵柄B2タペストリー

■TSUTAYAオンライン
1巻特典:キービジュアル絵柄L版ブロマイド

■楽天ブックス(特典付きカートのみ対象)
全巻特典:シン絵柄 B2布ポスター&缶バッチ(57mm)セット
※各店舗とも絵柄出来次第、 追ってご案内いたします。
※詳細は実施各店舗にてお問い合わせください。
(C)2020 安里アサト/KADOKAWA/Project-86

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
トピックス
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:07月30日〜07月31日
タイトル評価ランキング
68
2021年01月〜2021年07月