「Sky 星を紡ぐ子どもたち」チャリティ企画を経てthatgamecompanyが国境なき医師団へ1億円超を寄付。山火事被災地への植樹支援も

　thatgamecompanyは本日（2020年7月29日），同社が運営しているスマホゲーム「Sky 星を紡ぐ子どもたち」（iOS / Android。Nintendo Switch版も年内に登場予定。以下，Sky）でのチャリティイベントの結果報告として，新型コロナウイルス感染症（COVID-19）と最前線で戦う国境なき医師団（MSF。リンク）に1億円超の寄付を行ったこと，アマゾンとオーストラリアの山火事被災地に4万本超の木を植樹したことを発表した。


　thatgamecompanyはSkyで，利益がすべてMSFへの寄付となる「癒しのパック」の販売キャンペーンを行っていた（国内では5月に開始。関連記事）。これは「#PlayApartTogether」活動への賛同を示すイベントであり，4週間という期間で，Skyコミュニティよりおよそ102万7340ドル（約1億800万円）にのぼる支援が集まったという。

　またこれに先だってSkyでは，本年度の始めに，“地球のことを考えて行動する日”である「アースデイ」にちなんだ期間限定のイベント「自然の日々」が開催されている。これはthatgamecompanyが，森林再生の取り組みを支援する非営利組織・OneTreePlantedと共に開催したもので，プレイヤーがゲーム内アイテムであるアースケープを購入するごとに，thatgamecompanyが現実世界で植樹支援を行うというもの。その結果として，合計4万576本の木を，アマゾンとオーストラリアの山火事被災地に植樹できたそうだ。

　本日は，MSFの米国事務局エグゼクティブ・ディレクターであるAvril Benoît（アヴリル・ブノワ）氏のコメント，そしてthatgamecompanyの共同設立者でSkyのクリテエイティブ・ディレクターであるJenova Chen（ジェノヴァ・チェン）氏（関連記事）からの感謝のメッセージも届いているので，以下に掲載しておこう。

「国境なき医師団はthatgamecompanyとSkyのコミュニティの寛大なご支援に、心から感謝しております。私たちは未曾有の世界的な健康危機に直面しており、この緊急事態に対し、70カ国以上で医療を提供し続けるためにも、このような暖かいご支援を頼りにしております。」
アヴリル・ブノワ

「私たちは世界中のSkyのコミュニティの寛大さに、とても胸を打たれています。最初は、スタジオとしてこの感染拡大の状況で何ができる？と自分たちに問いかけていました。ゲーム世界での利他的な行動が、このように現実での活動と前線で働く方たちへの支援につながるとは想像していませんでした。現在のパンデミック下において、Skyをきっかけとして多くの方々が支援活動に取り組んでくださったこと、たくさんの応援の言葉を届けてくださったことに、チーム一同本当に感動しています。」
ジェノヴァ・チェン

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」公式サイト

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」ダウンロードページ

「Sky 星を紡ぐ子どもたち」ダウンロードページ

新型コロナウイルス感染症と最前線で戦う
国境なき医師団(MSF)へ
1億円超の寄付金贈呈のお知らせ

思いやりに満ちた『Sky 星を紡ぐ子どもたち』のプレイヤー達が、＃PlayApartTogetherとアースデイへの取り組みに賛同し集結してくださいました。皆様からのご支援に深く感謝いたします。

thatgamecompanyでは運営中のゲームアプリケーション『Sky 星を紡ぐ子どもたち』（以下Sky）を通じて、MSFならびにOneTreePlantedと協賛し、本年春から夏にかけて世界的な支援活動を実施してまいりました。本日この結果をご報告できることを大変喜ばしく思っております。

新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するMSFへの支援として、thatgamecompanyはSkyにおいて、純利益が全て募金となる『癒しのパック』の販売キャンペーンを行いました。プレイヤー達はこのパックを購入することにより、ウイルス感染症と最前線で戦う医療従事者達への感謝を示す花の髪飾りをゲーム中で身に付けることができるようになり、4週間におよぶキャンペーン終了時までに、$1,027,340（約1億800万円）に上る支援をコミュニティより賜ることができました。またこのキャンペーンは、オンラインで一緒に遊ぶことで、社会的孤立にならずにソーシャルディスタンシングに楽しく参加しようという、ゲーム会社が推進する＃PlayApartTogether活動への関心も集めました。加えて、thatgamecompanyでは各ソーシャルメディアを通じ、プレイヤー達に家で安全に過ごすための役立つ情報を配信してきました。

国境なき医師団米国事務局エグゼクティブ・ディレクター、アヴリル・ブノワ氏よりコメントを頂戴いたしました。
「国境なき医師団はthatgamecompanyとSkyのコミュニティの寛大なご支援に、心から感謝しております。私たちは未曾有の世界的な健康危機に直面しており、この緊急事態に対し、70カ国以上で医療を提供し続けるためにも、このような暖かいご支援を頼りにしております。」

また皆さまからのご支援に、ジェノヴァ・チェン（thatgamecompany共同設立者およびSkyクリテエイティブ・ディレクター）より感謝のメッセージをお贈りいたします。
「私たちは世界中のSkyのコミュニティの寛大さに、とても胸を打たれています。最初は、スタジオとしてこの感染拡大の状況で何ができる？と自分たちに問いかけていました。ゲーム世界での利他的な行動が、このように現実での活動と前線で働く方たちへの支援につながるとは想像していませんでした。現在のパンデミック下において、Skyをきっかけとして多くの方々が支援活動に取り組んでくださったこと、たくさんの応援の言葉を届けてくださったことに、チーム一同本当に感動しています。」

またこれに先立ち本年度の始めには、アースデイに因み、環境をテーマとした期間限定のイベント『自然の日々』をOneTreePlantedとの協賛で開催しました。このイベントはプレイヤーがゲーム内アイテムであるアースケープをご購入いただく毎にthatgamecompanyが現実世界で植樹支援を行うというもので、合計で40,576本の木を、アマゾンとオーストラリアの山火事被災地に植樹することが叶いました。

国境なき医師団（Médecins Sans Frontières=MSF）は、 医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体であり、人種、宗教、性別、政治的立場に関わらず、武力紛争、伝染病、自然災害等や、保健医療を受けられない人々に緊急援助を提供されています。MSFは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への対応として、患者のケア、衛生教育やメンタルヘルス支援の提供、また世界各地の医療施設において肝要となる感染管理方法の指導などの多面的な活動を行なっています。

thatgamecompanyは2006年に設立され、アクセシビリティと芸術性を追求するエモーショナルな体験を制作することに取り組んでいます。年齢や文化的背景を問わず、より多くの人々に感情を豊かにするゲーム体験をお届けし、ゲームというメディアの可能性を広げることを目標としています。これまで『flOw』、『Flowery』、『風ノ旅ビト』などの作品で世界各国のアワードを受賞し、スミソニアン博物館の永久収蔵品に収められるなど、世界中のギャラリーや展示会でも展示されています。最新作『Sky 星を紡ぐ子どもたち』（ https://thatskygame.com/ja ）は全世界累計2,000万ダウンロードを突破し、そのデザイン性とコミュニティが、ポジティブで思いやりのある行動を喚起するユニークなゲームとして、広く評価されています。