イベント
スマホ向け本格MOBA「伝説対決 -Arena of Valor-」。タイで開催された世界大会のレポートをお届け
4Gamerの読者にはいまさらかもしれないが,本作のゲームジャンル「MOBA」を少し紹介しておこう。
プレイヤーは1人のキャラクターを選択しモンスターを倒しながら経験値とお金を貯め,装備を整え,味方と連携して敵チームと戦っていき,敵拠点の最重要地点(伝説対決では「コア」という)を破壊すれば勝利となる。
PCでは「リーグ・オブ・レジェンド」や「Dota 2」などが有名で,eスポーツタイトルの代表格となっている。ちなみに本作を開発・運営しているTencentは「リーグ・オブ・レジェンド」を開発・運営するRiot Gamesの親会社だ。
スマートフォン向けタイトルとは言え,競技性の高いMOBAというジャンルで,当然,eスポーツ的な盛り上がりも見せることになる。
その展開の1つが今回,タイにて12月15日と16日に行われた賞金総額60万ドルの世界大会「Arena of Valor International Championship 2018」(AIC2018)だ。
本作の人気はアジア圏を中心としている。Tencentのおひざ元である中国がもっともプレイヤー数が多いとのことだが,大会の開催地となったタイもプレイヤー人口は多く,その熱量はかなりのものだ。
決勝戦が行われた16日は,開場前から長蛇の列ができて,用意された約3000の席(自由席形式)はすべて埋まり,立ち見で観戦する人もかなりの数見られた。
また会場の熱気もさることながら,今回の大会は動画配信の視聴者数が過去最高を更新したという。
今回はそんなAIC2018のレポートを写真多めでお届けしよう。会場の雰囲気を少しでもお届けできれば幸いだ。
準決勝(12月15日)
11月23日の予選から始まったAIC2018には4大州,13か国と地域からトッププロ選手が参加した。グループステージ,準々決勝を経て,準決勝へと駒を進めたのはTeam Flash(ベトナム),ahq e-Sports Club(韓国),J Team(中華台北),ALPHA Red(タイ)の4チーム。準決勝ではBO5(3本先取)で行われた。
敗者復活の要素があるダブルエリミネーション制のトーナメントとなっており,この日はウィナーズ決勝と,ルーザーズ決勝への進出チームを決める,ルーザーズ準決勝戦まで実施された。
準決勝の組み合わせはTeam Flash対ahq e-Sports Clubと,ALPHA Red対J Team。Team FlashとJ Teamが激突したウィナーズ決勝戦では,巧みな連携で強さを見せつけたTeam Flashが,J Teamを下し,グランドファイナルへと駒を進めた。
一方,ルーザーズの方ではALPHA Redとahq e-Sports Clubが激突。こちらはahq e-Sports Clubが地元タイのALPHA Redを下し,ルーザーズ決勝に進んだ。
グランドファイナル(12月16日)
この日の対戦はahq e-Sports ClubとJ Teamによるグランドファイナル出場決定戦(ルーザーズ決勝戦)と,その勝者とTeam Flashによるグランドファイナルだ。
ここではJ Teamが恐るべき強さを発揮した。準決勝に続いてBO5で行われたルーザーズ決勝だが,J Teamが3連勝で突破し,前日に敗北を喫したTeam Flashとグランドファイナルで激突することになった。
グランドファイナルはBO7(4本先取)で行われた。前日の試合の結果もあり,下馬評ではTeam Flashが優勢だったが,いざ試合が始まると,グランドファイナル出場決定戦で勢いに乗ったJ TeamがTeam Flashを圧倒し,1度も負けることなく4本先取し,優勝の栄冠を勝ち取った。
「伝説対決 -Arena of Valor-」公式サイト
「伝説対決 -Arena of Valor-」ダウンロードページ
「伝説対決 -Arena of Valor-」ダウンロードページ
- 関連タイトル:
アリーナ・オブ・ヴァラー
- 関連タイトル:
アリーナ・オブ・ヴァラー
- この記事のURL:
キーワード
(C)2016-2018 PROXIMA BETA PTE LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED
(C)2016-2018 PROXIMA BETA PTE LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED