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「DCS World」,アップデートで実現するハイレベルな雲の表現を紹介した最新トレイラー公開
「DCS World」公式サイト
2021年1月9日に掲載した記事でお伝えしたように,Eagle Dynamicsは2021年のロードマップを公開しており,「クラウド」も項目の1つとして挙げられている。ロードマップによれば,新たなクラウドエンジンが描き出す雲は視覚的に向上するだけでなく,光学センサーにも影響を与え,マルチプレイではほかのプレイヤーと雲の状況が同期するという。
映像に添えられた文章によれば,彼らは過去2年間,雲の表現力向上に取り組んできたが,3月に予定しているアップデートでついにその成果を披露するとのこと。2021年の第1四半期に「バージョン2.7」に移行する「DCS World」だが,新たなクラウドエンジンがバージョンアップに伴って実装されるのか,それとも現在の「バージョン2.5」に実装されることになるのかは,現段階では分からない。
いずれにせよ,「エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」や「Microsoft Flight Simulator」など,高度な気象表現をウリにするタイトルが話題になっているだけに,「DCS World」ファンとしては期待したい。映像を見る限り,かなりのものになりそうだ。
さて,目ざといプレイヤーならトレイラーを見て気がついたかもしれないが,「DCS: AJS-37 Viggen」や「DCS: F-14A/B Tomcat」といった機体モジュールを販売するサードパーティのHeatblur Simulationsが,新たな機体として「A-6」を開発するとFacebookでアナウンスしている。イントルーダーの愛称で知られる艦上攻撃機A-6は,1997年頃の退役まで,アメリカ海軍・海兵隊の関係したほとんどの紛争に姿を見せた機体で,名前の挙がっているA-6Eは電子機器を更新した後期タイプ,同じくKA-6Dは戦闘能力を除いた空中給油機だ。
映像では,コクピットの前に空中給油プローブを突き出した特徴的なフォルムが確認できる。近日中にAI機体としてゲームに追加し,その後,Eagle Dynamicsと協力してフライアブルモデルの制作を行うようだが,今のところタイムラインなどは発表されていない。続報を待とう。
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