プレイレポート
「Gate of Nightmares」プレイレポート。モンスターを融合して従える,真島ヒロ氏が生んだ世界で王道冒険譚
ゲトメアはキャラクターのタッチからして分かる人には分かる,漫画「RAVE」や「FAIRY TAIL」の原作者としておなじみ,真島ヒロ氏がキャラクターデザイン・世界観設定を担当している作品だ。
作中では個性的なキャラクターたちを操作して戦う3Dアクションバトルを攻略し,相棒のモンスター「ナイトメア」の融合・育成を進めつつ,王道の少年漫画チックな冒険譚を読み進めていく。
今回はこれらゲトメアの魅力を紹介していこう。
ゲトメアの真島ヒロ成分は全キャラ100%! 3Dアクション&モンスター配合RPG「Gate of Nightmares」CBTプレイレポート
スクウェア・エニックスの新作スマホゲーム「Gate of Nightmares」のクローズドβテストが現在実施中だ。今回は漫画家・真島ヒロ氏がキャラクターデザインと世界観設定を手がけたモンスター配合RPGを,一足早く体験してみた。
「Gate of Nightmares(ゲート オブ ナイトメア)」公式サイト
「Gate of Nightmares(ゲート オブ ナイトメア)」ダウンロードページ
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スピーディーなバトルがクセになる
王道展開のファンタジーRPG
剣と魔法の世界「ウィスタリア」には,人々の夢が具現化する異世界「レムリアス」から,悪夢の魔物「ナイトメア」が押し寄せていた。そして世界の命運は,悪夢を使役する者「ナイトウォーカー」に託された。
自身の夢のためにナイトウォーカーになった少女「エマ」はある日,森でナイトメアと出くわし,絶体絶命の危機に瀕していた。
そんな窮地を救ったのは,陽気な少年「アゼル」。彼はなぜかナイトメアに好かれる体質で,エマと同じく駆け出しの冒険家であった。
2人は出会ったその日から意気投合し,コンビとして活動していくなかで,アゼルをマスターとするナイトウォーカーの組織「ギルド」の設立に至る。ギルドは活動開始から波乱万丈であったが,彼らはそこで請け負った依頼を通じて,さまざまな問題に直面することになる。
やがてそれが本人らも予想していなかった,壮大な冒険の旅へと続いていくとも知らずに――などと。
ゲトメアの物語はシリアスな世界に反して,ストーリーラインは明るく熱い,まさに真島作品らしい王道テイストとなっている。
シナリオは「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」などに携わった藤澤 仁氏が担当し,全キャラクターを真島氏が手がけた世界観にあわせて,王道を突っ走るような展開を描いている。
作中では“五聖天”と呼ばれる,最高の戦士たちの一角と衝突する展開も待ち受けていたりするが,特徴的なのは「登場人物たちがナイトメアを召喚して戦うところ」にあり,アゼルたちが引き連れるカッコいい,あるいはカワイイ見た目の怪物たちも見どころだ。
クエスト形式で挑戦するバトルでは,画面左側のバーチャルパッドで移動し,右側の各種アイコンで攻撃や回避を行う。
攻撃モーションは剣や弓などキャラクターによって異なり,敵味方の属性相性に応じて扱い方も千差万別だ。キャラの動きも軽快で,バトル自体もスピーディに進んでいくのが魅力の一つである。
バトルでは「ナイトメア」の召喚も欠かせない。
ナイトメアは各キャラクターに装備枠があり,育成状況に応じて戦闘中に召喚できるメイン1体,能力補正に影響するサブ3体を編成できる。
クエスト中はナイトメアのアイコンをタップするとバトルフィールド上で使役でき,自律行動の共闘型,追従系やバフ系の憑依型といったタイプで挙動が異なり,発動してくれる効果もさまざまだ。
これらキャラクターとナイトメアの組み合わせを考え,最適な編成を目指すのもゲトメアでは重要になってくる。
キャラクターに関しては最大3人パーティとなるが,キャラ切り換え時に発動する「スイッチスキル」がバトルをより面白くしてくれる。
プレイアブルキャラクターは画面右上の顔アイコンをタップすることで控えのキャラと交代でき,そのときに強力な技を使用したり,支援効果を付与したりと,再交代にクールタイムこそあれど,さしたるコストもなく戦況に有利なアクションを発動してくれる。
敵との相性を鑑みてスイッチ,通常攻撃中にスイッチ,またスイッチ後にコンボに移行するなど,手動操作の楽しみは満載だ。
このほかゲージがたまると発動できる「奥義」や,キャラクタースキルのクールタイムが激減し,操作キャラと仲間のメイン枠のナイトメア×3体を同時発動できるアクション「レムリアスリンク」も存在する。
ゲーム序盤の難度はほどよい塩梅で,簡単なものならオート機能で攻略可能だが,自分で動かしてこその楽しさがしっかりと用意されており,また強敵とのバトルでは「強化状態のバースト」「弱体化状態のブレイク」といった駆け引きもあるため,ぜひ手動操作で体感してほしい。
なお,ストーリー上の強敵とのバトル以外にも,ほかのプレイヤーが育てたパーティデータと戦う,擬似的PvP「アリーナ」も存在する。
こちらは腕試しとしても,ランキング報酬狙いとしても利用法があるので,アクションが好きな人は参加してみるといいだろう。
ナイトメアの融合。育成面はじっくりやり込み
ここからは本作の簡単なプレイサイクルを紹介しよう。
ゲトメアでは,ストーリーやバトルを進めるための育成コンテンツが豊富に存在する。いずれも戦力強化につなげやすいが,とくに「ナイトメアの育成関連はゲーム内要素で完結」している仕組みとあり,長時間やり込めばやり込むほどに応えてくれるものになっている。
ストーリー以外のコンテンツには,キャラクターのレベルアップにうってつけな「デイリー」をはじめ,ナイトメアを確保しやすい「レムリアス」,育成素材の収集に「素材」や「探索」などが挙げられる。
いずれもストーリーを進めていくと順次アンロックされていく。
毎日遊んでおきたいのは,やはりデイリークエスト。ここでは各種育成のための経験値やゲーム内通貨「ギラン」,キャラクターの能力底上げに相当する「覚醒」のための素材などを入手できる。
各種クエストが1日1回しかチャレンジできないぶん,報酬も大量なので,ログインしたら最初に消化しておきたいコンテンツとなる。
あわせて,序盤からやっておきたいのは素材クエスト。ここではキャラクターのランクアップ(レベル上限開放)の必要素材が手に入る。
ランクアップを進めると,キャラクターに付けられるナイトメアの枠が開放されていくので,恩恵は小さくない。
それに素材は属性ごとにクエスト分けされているので,育成したいメインキャラの素材に狙い定めれば,簡単に集められてありがたい。
アリーナと探索も定期的にプレイしておきたいものだ。アリーナはリアルタイム型ではなく,他者のデータと対戦する疑似型なPvPだが,それゆえに「対戦相手はAI,こちらは手動操作」となるため,挑戦に対する心理的な障壁も低い。サービス開始後にどう調整されるかは分からないものの,いわゆる“アクションゲーム的なハメ”も追求できる。
もちろん,ランキング上位を目指すとなると腕前が重要だろうが。
もう一方の探索もスマホゲームではおなじみ,キャラクターを各地に派遣して一定時間が経過すると素材をもらえるものだ。ここでは経験値も獲得できるので,手ごろなキャラ育成として利用していこう。
最後に,日々のプレイサイクルから外れて“ガッツリやりこみたい”のが,レムリアスクエストの周回とナイトメアの育成である。
ナイトメアは「グレード1〜7」の分類があり,グレードが高いほうが強力だ。そして彼らはレムリアスクエストで仲間にしやすいが,ゲーム序盤は基本的に“グレードの低いナイトメア”しか登場しない。
そのため,クエストで手に入れたナイトメア同士を「融合」させ,上位グレードのナイトメアを生み出すのが戦力増強につなげやすい。
融合は原則“特定の組み合わせ同士でしか融合できない”というシステムだが,組み合わせの種類は膨大なので,「図鑑」を見ながら上位グレードに至るまでの道筋を逆算していくのが早道である。
ゲトメアではキャラクターとナイトメアの2軸の育成,さらにSNSチックな「それぞれのハッシュタグの一致でハッシュスキル発動」「ナイトメアのハッシュスキルの確率継承」といった要素もある。
素材集めはそれぞれ専用のクエストが用意され,大ざっぱな育成は分かりやすく,かつ細かなやり込み要素もちりばめられた印象だ。
強力なナイトメアを作り,真島ワールド全開のストーリーを楽しんだり,アクション力で高難度クエストやアリーナを攻略したりと,モンスター配合RPGの名にふさわしい楽しみ方ができる本作。
ちなみに細かなゲームシステムや冒険のコツについては,公式サイトで公開されているデジタル版「ゲトメア取扱説明書」がよい指南となっているので,これからはじめる人は一目とおしておくと,ゲームの理解度がより深まること間違いなしである。
デジタル版「ゲトメア取扱説明書」
「Gate of Nightmares(ゲート オブ ナイトメア)」公式サイト
「Gate of Nightmares(ゲート オブ ナイトメア)」ダウンロードページ
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