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「ソニックフロンティア」の“Audi R8”コラボラッピングカーがお披露目に。“世界に1台しかないソニックカー”は約3000万円,限定販売を予定
「ソニックフロンティア」公式サイト
ベースとなった車種はAudi R8だ。ソニックを思わせるあざやかな青を基調としたカラーリングや,「ソニックフロンティア」のロゴなどがデザインされている。
単なるラッピングカーではなく,専用にデザイン・施工された1台限りのモデルとのことで,車体の隣には「Audi R8 Coupe V10 performance 5.2FSI quattro S tronic to cllaborate with SONIC FRONTIERS」と記載されたプレートが設置されていた。
今後は宣伝のために各地で展示が行われ,最終的にはAudi Japanのディーラーを通じて販売される。最初に展示されるのは,10月22日と23日に開催される「第5回 全国エンタメまつり」で,会場には「ソニックフロンティア」の試遊台も設置される予定だ。
現場では本イベントの案内を行ってくれたアウディ正規ディーラーのフォーリングスで取締役営業本部長を務める髙久和之氏への合同インタビューが行われた。今回の企画が立ち上がった経緯から,デザインのこだわり,今後の展開についても語られたので,動向が気になる人は要チェックだ。
――まずはベースとなった車の説明をいただけますか?
髙久和之氏(以下,髙久氏):
今回のベースになっているのはAudi R8。現在Audiの傘下となっているランボルギーニのHuracan(ウラカン)とベースが同じなので,そちらでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。ボディはアルミとカーボンを採用し,非常に軽量なのも特徴ですね。
通常の車はフロント部分にエンジンが搭載されていますが,Audi R8は車体中央に近い後部に設置するミッドシップと呼ばれる方式を採用しています。そして,搭載エンジンは総排気量5.2リッターのV10エンジン。Audiらしい四輪駆動のスーパースポーツカーです。
――「ソニックフロンティア」とコラボした経緯を教えてください。
髙久氏:
弊社の社員と,セガの役員さんがプライベートで関わりがありまして。そのつながりで,セガさんからお話をいただいたのが最初になります。
我々としてもこういった取り組みは初めてのことでしたので,社内でも議論はありました。しかし,それだけに面白そうな企画でもあり,ぜひ挑戦してみたいということで,実行に至るという流れです。
――実際に上がってきたデザインを見てどう感じましたか?
髙久氏:
正直言って,企画当初はまったくイメージが浮かんでこなくて,どうなるのかわからない状態だったのですが……。デザイン図を見せていただいて,やっとイメージが固まってきました。
そうして出来上がったものを見たときには,月並みな感想になってしまいますが「カッコイイな」と思えましたね。ソニックは名前の通り“音速”のキャラクターですよね。この車もその名に恥じないスーパーカーですから,コラボとしてピッタリではないかと。
――こだわったポイントはどこにあるのでしょうか。
髙久氏:
私個人のイメージになりますが,ソニックはクールかつインテリジェントな印象がありました。対してAudi R8も“インテリジェントスーパーカー”というタグライン(コンセプトや理念)を用いています。
そういった意味でも,先進的でモダンなデザインを押し出すAudi R8とマッチしているんですね。今回の企画においてもそのイメージを崩さないようにデザインをしていただき,うまく形にできました。
そして,デザインから施工までを対応してくれたのは,去年までスーパーGTでAudi R8 LMSを走らせていたレーシングチーム「一ツ山レーシング」です。さすがの仕上がりで,素晴らしいものを作ってくれました。
――いくつか展示された後に販売されるとうかがっていますが,今後の動向について教えてください。
髙久氏:
セガさんのプロモーションで展示が行われ,後に弊社の2店舗でお披露目展示を行います。そして,セガさん公認の“世界に1台しかないソニックカー”という形で,我々のディーラー網を通してユーザーの皆さんに販売したいと思っています。販売期間は12月末までで,価格は今後に決定する予定です。
――セガさんからデザイン面での要望などはありませんでしたか?
髙久氏:
ほぼありませんでしたね。ただ,Audiは非常にCI(コーポレート・アイデンティティ)にこだわる会社でして,ショールームの造形にも細かな指定があるほどです。そんなAudiのレーシングチームがデザインしているので,互いのブランドイメージはしっかり表現してくれているかと思います。
セガ広報担当者:
我々が「こうしてくれ」と指定を出すよりも,一ツ山レーシングさんが考える「Audiとソニックがカッコイイと思えるデザイン」を作っていただいた方が良いだろうということで,ほぼお任せした格好になります。
髙久氏:
鮮やかな青のボディはもちろんですが,赤いシューズを反映した赤いホイール部分など,ソニックのデザインを踏襲しつつ全体を引き締めていて,うまく両社の良さを出したデザインになっています。
――ユーザーとしては「どこで展示を見て,どうやって買うのか」といった部分が気になるかと思いますので,その辺りもぜひ教えてください。
セガ広報担当者:
まず,10月22日と23日に開催されるイベント「第5回 全国エンタメまつり」で展示を行う予定です。その後,セガ本社がある大崎ガーデンタワーの1階で展示。さらに10月29日と30日は,秋葉原のヨドバシAkibaさんの展示スペースに置かせていただきます。各所での展示を終えた後にAudhiさんの店頭で展示を行い,販売するという流れになりますね。
――実際に購入したいときは,通常の車と同じように店舗に向かえば良いのでしょうか。
髙久氏:
はい,弊社の販売店にお越しいただく形になります。厳密に言えばナンバーを取っている試乗車なので,販売形態は“中古車”という扱いになりますね。
――欲しい人がたくさん手を挙げた場合は,どのように対応する予定ですか?
髙久氏:
そこなんですよね。我々としても初の試みですので,温度感がわからないというのもあり,これから協議しつつ決めていくことになるかと思います。もちろん,どんな形でも公平感が出るように決定したいですね。
――中古車扱いであるとのことですが,価格感についてはいかがでしょう。
髙久氏:
あくまでカテゴリ上では,という話ですね。公認をつけていただいたこと,デザインを一ツ山レーシングさんにお願いしたことも含め,貴重な一台であるのは間違いありません。正確な価格はお答えしかねますが,3000万円台になるかと思っています。
――ありがとうございました。
「ソニックフロンティア」公式サイト
『ソニックフロンティア』
約3000万円のスペシャルラッピングカーを制作!
10月22日(土)から開催のイベント「ぜんため」より特別展示を予定
株式会社セガは、2022年11月8日(火)発売予定のPlayStation®5/PlayStation®4/Nintendo Switch™/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)用ソフト『ソニックフロンティア』のスペシャルラッピングカーを制作。本体価格 32,330,000円(※メーカーオプション込 新車車両価格)の”Audi R8 Coupe V10 performance 5.2FSI quattro S tronic”を、世界で一つだけの『ソニックフロンティア』オリジナルデザインでラッピングしました。2022年10月22日(土)、23日(日)に各務原市民公園(岐阜県各務原市那加門前町3丁目)で行われるエンターテインメントイベント「全国エンタメまつり」を皮切りに、都内でも特別展示を行う予定です。
本スペシャルカーは後日、現物1台限定の販売を予定しております。詳しい販売方法や価格に関しては、11月以降にアウディ正規ディーラー 株式会社フォーリングス(https://www.aaa-hiyoshi.jp)までお問い合わせください。(※10月中のお問い合わせは対応致しかねます。予めご了承下さい。)
なお、「全国エンタメまつり(ぜんため)」は、ゲームを中心としたエンターテインメントイベントです。ステージイベントやゲームの試遊・展示、グルメゾーンなどが用意されています。
『ソニックフロンティア』は、試遊ブースを出展する他、オリジナルデザインのスペシャルラッピングカーを展示します。会場では、『ソニックフロンティア』の冒頭15分のプレイが可能。本作の世界観や、広大なマップを駆け回るソニックならではのハイスピードアクションを体感いただけます。
ゲームをご体験いただいた方には、『ソニックフロンティア』オリジナルキャンバストート&『ソニックフロンティア』ONE OK ROCKコラボステッカーを先着でプレゼントいたします。この機会にぜひご体験ください。ゲームプレイに加えて、ラッピングカーの撮影が可能です。
スペシャルカーの特別展示については以下の日程で行われるので、ぜひご覧ください。
※11月以降の展示期間/場所は変更になる場合がございます。詳しくは展示店舗までお問い合わせください。
【スペシャルカー展示スケジュール】 2022年10月22日(土)〜23日(日) 全国エンタメまつり 2022年10月24日(月)〜28日(金) セガ本社所在地:住友不動産大崎ガーデンタワー1F 2022年10月29日(土)、30日(日) ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 2022年11月 3日(木)〜11月6日(日) Audi横浜青葉 2022年11月 8日(火)〜11月13日(日) Audi横浜港北 2022年11月15日(火)〜12月末 Audi Approved Automobile日吉
■スペシャルカー制作会社/デザイナー情報
●Hitotsuyama Racing会社概要
30年以上のモータースポーツ活動実績を持つレーシングチーム。2011年からは10年以上に渡りAudi R8のレーシングカーを使用し、SUPER GTやスーパー耐久へ参戦中。
●ei8ht design Lab 松本秀哉
Hitotsuyama Racingをはじめ、国内有力レーシングチーム、自動車メーカーのカラーリングデザインを多数担当。常に最先端の素材やデザインを取り入れることで、サーキットでもひときわ目を惹くマシンに仕上げている。
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