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「ワイルドアームズ」「シャドウハーツ」の精神的続編「ARMED FANTASIA」「PENNY BLOOD」発表。2作品同時クラファンが8月30日1:00にスタート
このキャンペーンは,「ワイルドアームズ」シリーズを手掛けたクリエイターが集結したWild Bunchプロダクションと,「シャドウハーツ」シリーズのクリエイターによるYukikazeが,各代表作の精神的な続編の開発の実現に向けて,2作品同時にクラウドファンディングを実施するというものだ。
※初出時,両タイトルの開発会社の説明に誤りがありました。お詫びして訂正いたします
Wild Bunch プロダクションによる「ARMED FANTASIA」は,ゆっくりと進行する大地の荒野化や,危険な“カイジュウ”による災害に脅かされる世界を舞台に展開される,ウェスタンパンクRPGだ。
戦闘シーンでは“クロスオーダータクティクス”と名付けられたターンベースのコマンドバトルが展開される。同一のターゲットに連続的に攻撃を行うことで威力や効果を高められる“オーダーチェイン”や,行動順を無視した割り込み攻撃ができる“フォースブレイク”によって,奥深い戦闘を楽しめるという。
Yukikazeによる「PENNY BLOOD」は,さまざまな文化が生まれた“狂騒の20年代”と形容される1920年代のニューヨークを舞台に,BOI捜査官マシューが謎多き事件に挑むRPGだ。プレイヤーは当時のニューヨークをリアルに描き出したマップを探索し,超自然的な事件を調査していくことになる。
一般的なターン制RPGと,素早い反応が求められるアクション性を組み合わせた戦闘システム“サイコシギル”が特徴で,常に緊張感ある戦いができるという。また,サニティポイント(正気度)の概念が存在し,理性と引き換えに戦闘力を得られる独自の要素も用意されているようだ。
クラウドファンディングの最低ゴールは各タイトル75万0000ドルで,支援者はいずれか片方,または両方のタイトルに対して支援を行える。支援額が一定値に達するたびに追加のリワードが得られる通常のストレッチゴールに加えて,今回は各タイトルに提供された支援額の合計値が表示される“コンボメーター”が提示され,それが一定を超えるごとに双方のタイトルに影響するコンテンツがアンロックされる仕組みが用意されているとのこと。
さらに,毎週それぞれのタイトルから登場キャラクターが登場してモンスターと戦い,SNSで提示された条件の達成状況に応じた戦闘結果が提示される“協力コミュニティゲーム”も実施される。見事にモンスターを撃破できれば,リワードがアップグレードされる特典も提供されるという。
クラウドファンディングはKickstarterで実施され,現在は開始前にウィッシュリスト登録を行える。確実に支援を行いたい人は,今のうちに登録を済ませておこう。
Kickstarter「ARMED FANTASIA」「PENNY BLOOD」キャンペーンページ
『ワイルドアームズ』、『シャドウハーツ』のクリエイター達が手掛けるダブルキックスターターキャンペーンのお知らせ
東京―2022年8月27日―
『ワイルドアームズ』シリーズと『シャドウハーツ』シリーズを手掛けた各クリエイターチームが、自分たちの過去作品から着想を得た2つの新作大型JRPGの制作を目指す、「ダブルキックスターター」キャンペーンを2022年8月30日に発表いたします。
新作タイトルの1つは、ARMと呼ばれる機械兵器を手にした冒険者たちが、荒野に蝕まれていく世界を舞台にドラマチックな冒険活劇を繰り広げるウェスタンパンクRPG『ARMED FANTASIA(アームドファンタジア)』。
『ワイルドアームズ』シリーズの生みの親にして、トータルゲームデザイン・シナリオの金子彰史氏をはじめ、キャラクターデザインの佐々木知美氏、作曲家のなるけみちこ氏と上松範康氏、音楽制作チームElements Gardenら、これまでの開発に参加してきたスタッフが再集結し、新たな世界と物語を描き出します。
もう1つのタイトルが、激動の1920年代を舞台に、闇から襲い来る脅威と対決するダークで凄惨なRPG『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』です。
『シャドウハーツ』シリーズを開発した、ゲームデザイナーでシナリオも手がける町田松三氏、個性豊かな人物を描くキャラクターデザイナーの加藤美也子氏、伝説的作曲家の弘田佳孝氏がSTUDIO WILDROSEとして参加し、制作を進めます。
この2つのチームがタッグを組み、JRPGファンに向けて、かつてない「ダブルキックスターター」キャンペーンを打ち出します。どちらのチームもこのキャンペーンを通じて、お互いのプロジェクトの支援、新しい機会の創出、そしてより多くのファンの方々に向けて各タイトルの魅力を伝えていくための企画を予定しています。
バッカーの方は『ARMED FANTASIA』か『PENNY BLOOD』、もしくは両方のタイトルを支援することで、リワードを受け取ることができます。
さらに、これまでのキックスターターのゲームキャンペーンにはなかった珍しい新要素「コンボメーター」を両タイトルで共有しており、2つのタイトルの合計プレッジが目標に達するごとに、両方に新コンテンツが解放されていくのが特徴です。
■ARMED FANTASIA
『ARMED FANTASIA』の世界観は、西部劇を思わせる乾いた荒野の中に魔法やモンスター、すでに遺失した文明等が存在する、ウェスタンパンクと呼ばれるジャンルとなります。
中でも大きな特徴となるのが、ARM(Aether Reaction Maximizer)と呼ばれる機械兵器の存在です。
使用者の魔力(エーテル)に反応、そして増幅することで大きな力と変えるこの兵器は、過酷で危険な荒野を生きていくために不可欠であり、そこに秘められた謎は、重要なファクターとしてゲーム本編に関わってくることでしょう。
プレイヤーは、ARMを携え荒野を行き交う冒険者となって、秘密と刺激に満ちた物語へと飛び込んでいきます。
舞台は、ゆっくりと、それでも確実に進行する荒野化現象に加え、頻発するカイジュウ災害に脅かされている明日無き大地――ロンデニアム。
祖父を失くした17歳の少年イングラムは、各地を放浪し、自分の腕を頼りに生きていく流浪の冒険者「渡り鳥」になる事を決意。再会した幼馴染と、かつて交わした小さな約束を胸に故郷を旅立つ事となる。
だがこの時、旅路にて繰り返される出会いと別れが、やがてロンデニアムに隠された大いなる謎にいざおうとは、知る由もないイングラムであった。
『ARMED FANTASIA』では広大なワールドマップを採用しており、ここで体験できるダッシュやジャンプといったアクションや謎解きは、大きなセールスポイントとなっています。冒険の舞台は陸地だけに留まらず、乗り物を使って海や空にも広がっており、JRPGならではとなる壮大な冒険心を満たしてくれます。
ダンジョンの探索でポイントとなるのは、キャラクターごとに設定された「ガジェット」と呼ばれるアクションアイテムです。行く手を阻む仕掛けに合わせてガジェットを切り替え、知恵と指先のテクニックで困難を乗り越える事が出来たなら、大きな達成感を味わう事ができるでしょう。
『ARMED FANTASIA』のバトルは、「クロスオーダータクティクス」と名付けられたターンベースのコマンドバトルとなっています。
同一のターゲットに連続的に攻撃を行うことで、威力や効果を高める緻密な戦術「オーダーチェイン」と、タイミングを見つつ、素早く反応する事でリアルタイムに行動順を無視した割り込み攻撃をする「フォースブレイク」。この2つの基本コンセプトが、バトルに奥深さと緊張感をもたらします。
「ダブルキックスターターという提案に、これからのゲーム開発に新しい選択肢が作れるかもしれないと惹かれ、久しぶりにゲーム開発現場の陣頭に立つ事を決めました。後に続く道を創るためにも、ぜひ力を貸してください。」とは金子彰史氏の言葉です。
トータルゲームデザイン、そしてシナリオを金子彰史氏、キャラクターデザインを佐々木知美氏、印象的な楽曲の数々をなるけみちこ氏と上松範康氏、そして音楽制作チームElements Gardenがそれぞれ担当。『ARMED FANTASIA』は、どこか懐かしくも全く新しい壮大なウェスタンパンクRPG体験を、口笛と共にお届けします。
■PENNY BLOOD
『PENNY BLOOD』が見せるのは、JRPGでは珍しいゴシックホラーと悪夢が織り成す狂気の物語です。「狂騒の20年代」を舞台に、BOI捜査官マシューが猟奇的な事件を捜査し、闇に包まれた謎の解明に挑みます。悪意に満ち混乱に歪んだ世界の中で、プレイヤーはアメリカからアジア、そしてヨーロッパをめぐり、不安定な情勢下で巻き起こるおぞましい戦いの数々を体験していきます。
ストーリーは、捜査局に雇われた私立探偵マシュー・ファレルが、ある晩ニューヨークの精神病院で発生した怪事件の捜査を任されたところから始まる。駆けつけた現場で彼が目にしたのは、暴れまわる異形の集団だった。危機に陥ったマシューは自ら怪物へと姿を変え、からくも敵を撃退する。
怪事件の裏に隠された真実を解明するため、マシューの捜査はアメリカに留まらず、遠く離れた日本や中国といったアジアから、遙かヨーロッパの国々へと広がっていく。彼は長い旅の中で信頼できる仲間たちと出会い、運命に導かれた強敵と対峙する。『PENNY BLOOD』は、怪物を倒すために怪物となった、ひとりの男の物語である。
『PENNY BLOOD』のフィールドマップは、人々で賑わう通りや呪われた墓場などを3Dで表現し、いまから百年前の1920年代の世界をリアルに描き出します。
プレイヤーは細部まで作り込まれた舞台の中で、超自然的な事件の調査、異界の怪物との戦闘、クエストに必須なアイテムの獲得のために探索を行います。
バトルは、「サイコシギル」を使った戦闘システムが特徴で、従来のターン制JRPGの戦略性と、素早い反応が求められるアクション性が組み合わさっています。ルールはシンプルで覚えるのも簡単ですが、敵に効率的に攻撃を与えるためには相応の鍛錬が必要です。敵との遭遇は毎回、手に汗握るものになるでしょう。
怪物と対決することでマシューたちのサニティポイント(正気度)は影響を受けます。サニティポイントが減少すれば狂気に呑み込まれて理性を失っていきますが、その反面、戦闘力は増大していきます。戦いの流れを変えるためには、あえて狂気に身を任せる戦術を取り、生き残る可能性を高める必要もあるのです。
「PENNY BLOOD はとても大きなセカンドチャンスです。このチャンスを生かすため、ぜひご支援ください!」とは町田松三氏の言葉です。
ゲームデザイン・総監督・脚本を町田松三氏、キャラクターデザイン・アートディレクションを加藤美也子氏、楽曲とサウンドを弘田佳孝氏と海田明里氏が手掛ける『PENNY BLOOD』は、日本のRPGのダークサイドを蘇らせ、プレイヤーにその爪痕を残すことを約束します。
■キックスターターキャンペーンのコンボメーター
『ARMED FANTASIA』と『PENNY BLOOD』の両方で、開発プロジェクトが確定する共通の最低ゴールは$750,000です。
しかし本キャンペーンでは、両タイトルのストレッチゴールに関わる、かつてない「コンボメーター」を導入します。バッカーの方からのプレッジによってストレッチゴールメーターが上昇し、一定の目標に達するごとに新コンテンツが解放されるのは普通のキャンペーンと同様です。しかし他のキャンペーンと異なるのは、そのプレッジ金額が共有のコンボメーターにも同額分反映される点です。つまり、『ARMED FANTASIA』か『PENNY BLOOD』、またはその両タイトルに支援すると、それぞれのタイトルのストレッチゴールだけでなく、2タイトル共有のコンボメーターも同時に上昇していくのです。
コンボメーターが上昇し一定の目標を満たすごとに、両タイトルに影響する魅力的なコンテンツが解放されていきます。
どちらか一方へのプレッジがそのタイトルへの支援となるだけではなく、共有する「コンボメーターコンテンツ」への貢献、そしてさらにもう一方のタイトルの支援にもつながります。互いのバッカーどうしで協力し、2つのタイトルのコンテンツをさらに拡充していけるのが、本キャンペーンの最大の特徴となっています。
■協力コミュニティゲーム
毎週それぞれのタイトルから登場キャラクターが一人選ばれ、モンスターと対決します。キャンペーンのフォロワーには5つのソーシャルメディアを用いた達成条件が提示され、その達成状況によって、攻撃、大技、防御の行動をキャラクターが行います。
各モンスターを撃破するには、必要な攻撃数を満たさなくてはいけません。モンスターを撃破することで「コミュニティのストレッチゴール」が達成され、プレッジで選択したリワードがアップグレードされます。
この協力コミュニティゲームの結果は両方のタイトルに影響します。片方のチームが十分な攻撃を与えられずにゴールを達成できなかった場合(十分なコミュニティチャレンジを達成できていない、という意味)、もう一方のタイトルによる攻撃数や達成済みのゴールが引き継がれ、チャレンジに加算されます。つまり、片方のコミュニティが、もう片方のピンチを救えるのです。
『ARMED FANTASIA』と『PENNY BLOOD』のキックスターターは以下のリンクでウィッシュリストに登録できます。バッカーの方は早期コンボリワードのプレッジで、両ゲームを高い割引率で購入することができます。
キックスターターキャンペーン
https://www.kickstarter.com/profile/doublekickstarter
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