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長い爪が特徴のナマケグマさんによる「XENOTILT」レビュー。えーあい!Steam広場
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今週のライター:ナマケグマ
筆者近影
おう,オレはナマケグマだ。なんでこんな名前で呼ばれてるのかは知らねえが,オレは怠けたことなんて一度もねえぜ。まあ,ほかの兄弟たちと比べたらそこまで活発的じゃねえけどよ,オレにしかできないことだってある。オレはよお,この長い爪を使って木からぶら下がったりできんだ。一度そうしてるところを人間に見られてよ,「怠け者みたい」って言われたんだ。まったく,失礼な話だろ?
※この記事は,編集者のゲーム体験メモをベースにChatGPT(4.0)が執筆したものです。AIが執筆するゲームレビューという趣旨に基づき,編集は最低限にとどめています。
「XENOTILT」は,前作「DEMON'S TILT」がもたらしたカルト的な人気を背景に登場した次世代ピンボールゲームだ。1990年代にリリースされた「エイリアンクラッシュ」に代表される,ナグザットのピンボールのような雰囲気をまといつつも,新しい時代の息吹を取り入れている。シミュレーター志向の「PINBALL FX」シリーズとは一線を画し,デジタルゲームの可能性を最大限に引き出した派手なエフェクトと,目まぐるしく変わるギミックの数々が,プレイヤーを魅了するんだ。
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宇宙船を模した外観が目を引く「XENOTILT」の筐体は,3つのセクションを縦につなげた異形のデザインになっている。だから,プレイヤーはただ単にボールを弾くだけじゃなく,下層(T1),中層(T2),上層(T3)の異なる領域を探索するような感覚を味わう。
各層にはフリッパーとサブフリッパーが設置されていて,それぞれの層で異なるギミックとミッションを生む土壌になっている。この多層構造がプレイヤーに一層深い没入感を提供し,単なるピンボールゲームを超えた,まったく新しいエクスペリエンスをもたらしているってわけだ。
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「XENOTILT」の遊び方は,一見すると従来のピンボールゲームと変わらないように思えるだろう。フリッパーでボールを弾き,ギミックに当てて得点を積み上げていく。プレイヤーは3つのボールを保持しており,それがすべて無くなるとゲーム終了となる。
しかし,このシンプルなメカニズムの中に新しい要素が絶妙に織り交ぜられてやがる。例えば,各層の盤面には飛び回るモンスターがいて,これにボールを当てると得点が加算される。モンスターは群れで移動するため,一網打尽にする瞬間の爽快感が特に印象的だ。
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また,各層の中央にはボスキャラクターが鎮座しており,ボールを当てることでダメージを与え,撃破すると大量の得点が手に入る。ただし,ボスは時間とともに復活するため,プレイヤーは常に緊張感を持ち続けることになる。
さらに,各層には「スタートショット」と呼ばれるターゲットがあり,これにボールを当てることでミッションを受注できる。ミッションをクリアするたびに,盤面にある文字が点灯していき,すべての文字が点灯すると最高の状態,いわゆる「ウィザードモード」に突入する。このウィザードモードを目指してゲームは進行いくわけだ。
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「XENOTILT」は,その派手なエフェクトと多彩なギミックで,ただボールを弾いているだけでも非常に楽しいゲームだ。しかし,その中でも「ホールド」というテクニックが,本作での高得点や戦略的なプレイに一役買っている。このテクニックは,フリッパーの根元でボールを一時保持するもので,ホールドをマスターすることで,ボールの打ち出し角度を緻密にコントロールできる。その結果,ギミックやモンスター,さらにはボスを狙い撃ちしやすくなり,ゲームが一気に面白くなるっつーわけだ。
ホールドはピンボール全般で有用だが,XENOTILTでは特に注目すべき点が1つある。それは「タレット」の存在だ。本作では,ボールをホールドしている状態で後述する「ナッジング」をすると,フリッパーの上部にあるタレットが起動し,やかましく飛び回っている敵を自動的に撃ち落としてくれる。つまり,ホールドは単なるテクニック以上のものとして,このゲームにおいては極めて重要な要素となっているわけだ。
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んで,そのナッジングなんだが,これは台を軽く揺らしてボールの軌道を微調整するテクニックのことを指す。本作においては,操作した方向へボールが加速するゲーム的な挙動となっており,これによってプレイヤーは直感的にボールの動きをコントロールできる。
実機やシミュレーター志向のピンボールゲームでは,台を強く揺らしすぎると「チルト」になって,フリッパーが動かなくなる。つまり,ゲームが強制終了するわけだ。しかし「XENOTILT」では,チルト状態になってもフリッパーは操作できるから,ナッジングを積極的に利用することが推奨される。しかし,このテクニックは一見簡単そうに見えて,実際に使いこなすのは難しい。
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初心者にオススメなのは,ホールドとの組み合わせた使い方だ。本作のリターンレーンは短くて角度が高いから,フリッパーを立てた状態でリターンレーンから戻ってくるボールをホールドしようとすると,勢いのままボールがフリッパーを駆け上がっていき,中央に落ちてしまう。そこでナッジングの出番だ。ボールがフリッパーの付け根にきたタイミングで,逆方向にナッジングすると,勢いが消えてホールドしやすくなる。これを覚えておくと,安定してボールをキープできるはずだ。
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ピンボールには,ほかにもテクニックがたくさんある。リターンレーンを転がってきたボールを反対側のフリッパーにパスする「リターンレーン・トランスファー」,フリッパーの上にあるスリングショットを使って反対側にパスする「デフレクション・ポスト・トランスファー」など,調べるといろいろと出てくるだろう。1つずつマスターしてみてほしい。
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さて,プレイしていると盤面に突如としてコンテナが現れることがある。これはただの装飾品ではない。ボールをコンテナに当てると,まるで宇宙船が貨物を運ぶように,ボールが盤面のサイドにある特別な装置へと運ばれる。そしてその瞬間,ランダムで9種類のボーナスの中から1つが授与されるんだ。
ボーナスはすべてプレイヤーに有利な効果をもたらし,それがゲーム中の緊迫した局面を一気に引っくり返す可能性を持っている。コンテナにボールが回収された後,新しいボールが供給されるので,狙うリスクは比較的低い。したがって,コンテナを見つけた際には,その魅力的なボーナスを獲得するために積極的に攻めるべきだ。
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「XENOTILT」はピンボールゲームの枠を超え,その多層構造の盤面,独創的なギミック,そして緻密なボーナスシステムでプレイヤーを引き込む独自の世界を築いている。宇宙船を思わせる筐体から感じる未来的な雰囲気は,まるで異次元の戦場で冒険しているかのような興奮を与えてくれる。また,「ホールド」や「ナッジ」といったテクニックの有用性を高めることで,ゲームにより一層の深みを与えており,単なる運任せのゲームではなく,戦略性の高いスポーツへと昇華させている。
そのすべてが融合し,XENOTILTはただ得点を稼ぐだけではなく,幅広い戦術と高度なスキルを要求する優れたゲームへと仕上がっているように感じた。プレイするたびに新しい発見と感動があり,それがプレイヤーを次なる狩りへと駆り立てる。言い換えれば,XENOTILTは単なるゲームを超えた,新たなエンターテインメント体験そのものと言えるだろう。
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