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7月12日オープンのVR施設「MAZARIA」を新作中心に体験レポート。これまでのVR施設とは一線を画した“アニメとゲームに入る場所”が登場
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印刷2019/07/10 20:14

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7月12日オープンのVR施設「MAZARIA」を新作中心に体験レポート。これまでのVR施設とは一線を画した“アニメとゲームに入る場所”が登場

画像集 No.007のサムネイル画像 / 7月12日オープンのVR施設「MAZARIA」を新作中心に体験レポート。これまでのVR施設とは一線を画した“アニメとゲームに入る場所”が登場
 これまでもお台場や新宿で大規模なロケーションVR施設を展開してきたバンダイナムコアミューズメントが,今度は池袋で「MAZARIA」という施設をオープンする(関連記事)。今回,2019年7月12日のグランドオープンに先立ってメディアが対象となる内覧会が行われたので,MAZARIAの新作コンテンツについて重点的にレポートする。

 MAZARIAは,VR ZONEなどの「VR体験」を主軸とした今までの施設とは異なり,キャッチコピーで“アニメとゲームに入る場所”と謳っているように,空間への没入感に重点を置いているようだ。実際,施設内への入場の際はちょっとしたパフォーマンスが行われ,各アクティビティのスタッフも,それぞれの世界観に合わせた衣装や役づくりで対応してくれる。

MAZARIAの入り口には巨大スクリーン設置されており,さまざまな作品のキャラクターが登場する映像が流れる
画像集 No.008のサムネイル画像 / 7月12日オープンのVR施設「MAZARIA」を新作中心に体験レポート。これまでのVR施設とは一線を画した“アニメとゲームに入る場所”が登場 画像集 No.009のサムネイル画像 / 7月12日オープンのVR施設「MAZARIA」を新作中心に体験レポート。これまでのVR施設とは一線を画した“アニメとゲームに入る場所”が登場
入場時にはちょっとしたパフォーマンスも
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施設名:
アニメとゲームに入る場所 MAZARIA(マザリア)

営業場所:
池袋 サンシャインシティ
東京都豊島区東池袋3丁目-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル3階

営業時間:
10:00〜22:00(最終入場時間21:00まで)
※アクティビティ受付終了時間21:30(各アクティビティに列がある場合は早めに受付終了の場合あり)

休業日:不定休

料金:
【MAZARIAパスポート】
大人(13歳〜) 4500円⇒オープン記念割 4200円
子ども(7歳〜12歳) 2900円⇒オープン記念割 2700円

【MAZARIAナイトパスポート】
大人(13歳〜) 3500円⇒オープン記念割 3200円
子ども(7歳〜12歳) 1900円⇒オープン記念割 1700円

【MAZARIAエントリー】
大人(13歳〜) 800円⇒オープン記念割 500円
子ども(7歳〜12歳) 500円⇒オープン記念割 300円

アクティビティ一覧:
【FESTIVAL ZONE】
  • マリオカート アーケードグランプリVR
  • 太鼓の達人 VRだドン!
  • アスレチックVR パックマンチャレンジ
  • 巨大風船爆発ルーム パニックキューブ

【ADVENTURE ZONE】
  • 急滑降体感機 スキーロデオ
  • 釣りVR GIJIESTA
  • 冒険川下りVR ラピッドリバー
  • 極限度胸試し ハネチャリ
  • VR-ATシミュレーター 装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎
  • ドラゴンクエストVR

【PANIC ZONE】
  • 極限度胸試し 高所恐怖SHOW
  • ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール
  • ホラー実体験室 脱出病棟Ω(オメガ)
  • 恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル

【SF ZONE】
  • 大量破壊VR シューティング ギャラガフィーバー
  • ゴジラVR
  • エヴァンゲリオンVR The 魂の座
  • ガンダムVR ダイバ強襲

  • パックマンゴーラウンド

「MAZARIA」公式サイト


 MAZARIAでは19のアクティビティが楽しめるが,新作となるアクティビティは4つ。そのうち,VRゲームコンテンツは「アスレチックVR PACMAN CHALLENGE」「太鼓の達人 VRだドン!」「ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール」だ。


アスレチックVR PACMAN CHALLENGE

Report by 徳岡正肇

画像集 No.001のサムネイル画像 / 7月12日オープンのVR施設「MAZARIA」を新作中心に体験レポート。これまでのVR施設とは一線を画した“アニメとゲームに入る場所”が登場
 「アスレチックVR PACMAN CHALLENGE」(以下VRパックマン)は,Oculus Questを用いた2人協力型VRゲームだ。モチーフとなるのは,言うまでもなく「パックマン」である。プレイヤーはパックマンの立場で迷路をさまよい,ゴーストを避けながら,迷路のあちこちに配置されたクッキー(黄色いドット)をすべて回収することを目指す――これでルールのほとんどは説明し尽くせるゲームとなる。

 VRパックマンの面白さはいくつもあるが,まずはOculus Questを用いることにより,完全にケーブルレスでバーチャルな迷路を歩き回れるという点が挙げられる。壁にめり込むような移動が禁じられているわけではないので,そのあたりは「紳士的なプレイ」が前提とはなるが,「ゲームの世界に入り込んだ」気分は十分に味わえる。
 また,迷路のデザインが巧みで,壁の高さは成人男性の胸元よりちょっと低いくらいに抑えられており,迷路全体を俯瞰しながら移動できるため,「パックマン」を遊んでいるという雰囲気は損なわれていない。プレイエリアがそれほど広くない(当然だがアクティビティの床面積と同一)のも,ゲームプレイの見通しの良さにつながっている。

プレイエリア全体の写真。端から端に移動してもそこまでの距離はない
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 クッキーを回収するところにもひとひねりが加えられている。元祖ではクッキーが存在する場所を移動するだけで回収できたが,VRパックマンでは空間に存在するクッキーを「手で掴む」必要があるのだ(コントローラのトリガーで「掴む」アクションが実行される)。しかもクッキーは壁のくぼみに隠れていたり,床の高さにあったり,勝手に動いていたりと,なかなかトリッキーだ。
 もちろんパックマンを題するだけあって,パワーアップエサやフルーツも実装されている。特にパワーアップエサは重要で,これをゲットするとゴーストに触れただけでゴーストを退治(ゴーストは永遠に除去)できる。
 ちなみにゴーストは「つかまるとゲームオーバー」ではなく,「つかまると5秒間,クッキーが回収できなくなる」というペナルティだ。これだけだと「それはペナルティとは言えないのでは?」と思うかもしれないが,VRパックマンは「全5ステージを256秒以内にクリアする」のが第一の目的となっており,5秒ロスはそれなりに痛い。

中央にはゲーム中の空間を俯瞰視点で見られるスクリーンが設置されている
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 さて,VRパックマンには「致し方ない」と言わざるを得ない部分があり,なかでも「アスレチックVR」となっているにもかかわらず,「プレイ中は走らないこと」というルールになっていることが挙げられる。
 とはいえ,これはもう本当に仕方ないことで,走ってプレイすればプレイヤー同士が衝突してしまうかもしれないし,場合によっては勢い余って現実の壁に激突するプレイヤーも出かねない(いわゆる「プレイエリア警告壁」は存在するが,それで抑止できるとは限らない)。

 しかし「走らないからアスレチックとは呼べない」かというと,そうでもなかった。というのも,拾うべきクッキーの高さがまちまちなため,「スクワット運動」はどうしても発生するからだ。汗をかいたり息が上がったりというほどの激しい動きではないが,「運動っぽいことをした」くらいの運動量にはなるだろう。

少々分かりづらいが,中央手前の壁の中に隠されたクッキーを取る様子。後半になるとこういった配置が増えてくる
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 そのうえでどうしても気になるのは,やはりプレイヤー同士の衝突だ。
 まず256秒という時間制限があるため,プレイヤーはどうしても焦り,周囲の安全確認がおろそかになりがちになる。また,相方のプレイヤーが接近すると視界にアラートが出るようになっているが,ヘッドマウントディスプレイ内の視界では,実際にそのプレイヤーがどの位置にいるのかという把握が難しい。

 もちろんこれは,プレイヤーがお互いに声を掛け合えば解決できる問題ではある。
 しかしながら,本作はある程度こなれたゲーマーがペアで参戦すると,あえて「協力ゲーム」と言うほどの連携は必要ではなくなる。せいぜい「相棒が右手奥に見えるから,自分は左手奥を探そう」と判断するくらいで,わざわざ声を掛け合わなくとも十分に効率良く協力できてしまう。
 結果として「この程度の協力ならボイスチャットなしでも問題ないですよね」といった感じの“駄目なゲーマーあるある”が発生してしまい,お互いに無言でゲームに集中するという展開になってしまう(少なくとも筆者のチームはそうなった)。

 ともあれ,シンプルなルールで,スコアリングも分かりやすく,なにより「全5ステージをクリアする」というゲームの目的がはっきりした本作は,ゲーマーにとって挑戦しがいのある作品と言える。筆者のチームは最終ステージでクッキー1個を残してクリアに失敗したので,読者の皆様は初見クリアを果たしてほしい。


太鼓の達人 VRだドン!

Report by Igarashi

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 「太鼓の達人 VRだドン!」は,アーケードでおなじみの「太鼓の達人」を,最大4人でVR空間で遊べるアクティビティだ。専用のコントローラとなる“バチコン”を使用することで,より臨場感あるプレイを楽しめる。

 ゲームを開始すると,おなじみの筐体がVR空間で目の前に登場し,アーケードと同じ要領でフチを叩いて難度の選択をする。ちなみに楽曲は,事前のレクチャーのときに選ぶようになっていた。難度の選択を終えると,VR空間はお祭りの会場へと移動し,やぐらに登っていよいよゲーム開始となる。
 システムはいたってシンプルで,両手に持ったバチコンを振るい,正面から飛んでくるアイコンを叩くのみだ。アイコンは赤青黄とあるが,アーケードにあるような“ドン”と“カツ”といった打ち分けはなく,連打と同時押しのみが存在した。また,判定の良し悪しも表示上は分からなかったが,「○コンボ!」といったおなじみのボイスが聞こえていたので,コンボカウントはされているようだ。

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 楽曲は「夏祭り」や「千本桜」「エンジェルドリーム」など,アーケード版太鼓の達人に収録されているものから何曲かが収録されているようだった。今回は「千本桜」を選曲し,音ゲーにはやや覚えがあったので“難しい”を選択した。
 MAZARIAは,ゲーマー層に絞った作りにはなっていないので「どうせ“難しい”でも大したことはないだろう」と思っていたのだが,意外にもこれがホントに難しい。もちろん通常の太鼓の達人とは勝手が違うのもあるのだが,アーケード版で言うところの★6程度にはやりごたえがあった。

 バチコンに少し触れておくと,棒状の持ち手の上部にウェイトの入ったケースがついており,振ると中のウェイトが移動して側面にぶつかり,衝突音とバチを持っていかれるような衝撃が発生する。これがまたいい感じの重量で(おそらくアーケ―ドのバチと同じくらい),演奏を終える頃にはすっかり腕が疲れてしまった。

待機列では解説映像を見られる。事前にしっかりチェックしておこう
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 さて,譜面の手応えには満足できたのだが,前述の通り,判定の良し悪しは表示されず,ミスをしているかどうかもよく分からない。またリザルト表示も無く,そういった点はゲーマーとして少々残念。コンボはカウントされているようなので,フルコンボを達成した際には,アーケードと同じように「フルコンボだドン」と言ってくれるかもしれない。

 太鼓の達人自体がそもそも体感ゲームなので,「VRにしたところで大差ないだろう」と思うかもしれないが,筐体の決まった部分を叩くアーケードに対して,空中のさまざまな部分に飛んでくる譜面を追うように叩くので,VRならではの楽しさが存在する。結構身体を動かさないと叩きづらいものもあるので,プレイの際にはしっかりと構えておくことをおすすめする。


ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール


 「ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール」は先行体験会のレポートを掲載しているので,アクティビティの詳細は以下のリンクをチェックしてほしい。

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 「VR ZONE OSAKA」(大阪・梅田)と「MAZARIA」(東京・池袋)に導入予定の「ゾンビサバイバルゲーム ハード・コール」の先行体験会が開催された。最大4人でサバイバルに挑むホラーVRアクティビティだが,ラストにはあっと驚く展開も待っている!?

[2019/06/21 17:00]


施設全体の印象について


 冒頭に触れたとおり,「MAZARIA」という施設の「アニメとゲームに入る場所」「三次元と二次元の世界をつなぐ狭間の世界」という売り文句は,VRという概念とその楽しさを,とても分かりやすく語ったものと言えるだろう。
 しかしながら,そのあたりのコンセプチュアルな話を脇に置いて,いちゲーマーとしてMAZARIAの印象を語るとすれば,「VRゲーセンですね」に尽きる。

 これまでバンダイナムコが仕掛けてきた大型VRアクティビティ施設は,どこかしら「あまりゲームをしない人にも,VR技術のすごさを体験してもらう」という側面を持っていた。それこそ最初の「VR ZONE」がお台場に設置されたというのは,その象徴とも言える。
 そしてMAZARIAのプレスリリースを見ても,そこにはステロタイプなゲーマーの図は出てこない。試しに,このイメージ図をよく見てほしい。

いわゆる「綺麗なイメージ図」である
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 ただ,実際にMAZARIAで遊んでみると,このイメージ図とはあまり一致していない,という印象が強い。
 無論,回転率を上げるためにも複数人同時プレイが前提となっているゲームは多く,ぼっちでふらりと訪問するよりは,友達同士(できれば4人)で遊びに行くほうがもっと楽しめるのは間違いない。だが「ファミリーやカップルが最先端のエンターテイメントを楽しんでます!」という印象かというと,MAZARIAは明らかに「こっち側」の施設だ。つまり,繰り返しになるが,これは「VRゲーセン」でもあるのだ。
 もちろんMAZARIAには「パックマンゴーラウンド」のような,すごくフォトジェニックでファミリー向けのアクティビティもある。だがそれは,どちらかというと「コンテンツの幅を広げる」意味合いにあり,MAZARIA自体の足元はどこにあるかと言えば「よりゲーマー側にある」というのが偽らざる印象だった。

「パックマンゴーラウンド」はVRゴーグルを使用しない。いわゆるメリーゴーラウンド的なアトラクションだ
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 そして,その観点から料金体系と利用システムを見ると,いっそう「なるほど」と思えてしまうところが多い。
 まず,MAZARIAの基本となる(と考えて良いと思う)1日フリーパスは通常4500円(オープン記念4200円。税込)だ。パックマンVRとドラゴンクエストVRは別料金が必要となるが,とりあえず4500円払えば17コンテンツが遊び放題となる。
 1日4500円という値段は,これまでのVR施設の料金設定と比べると,かなり気軽に手を出せる値段になったと言える。VR ZONEオープン当時は,1アクティビティごとに1000円近くの料金がかかっていたので,MAZARIAでは5つも遊べば元が取れるうえ,そこからさらに10以上のアクティビティが存在するのだ(全部回れるかは混雑状況にもよるが)。
 ゲーセンを幾多の大型筐体が飾った時期を知る人なら「むしろ安い」と感じるだろう。1ゲーム200円が当然だった頃で割り算すれば,4500円は22.5プレイでしかない。「バーチャファイター」の黎明期であれば,一瞬で溶ける金額だ。

 また,入退場が自由なので,ゲームセンターのように気軽に退場し,いったんサンシャインシティや池袋の街にくり出してから戻ってくる,といったこともできる。ちなみに(7月10日現在は発売準備中となっているが)“MAZARIA&ナンジャタウンパスポートセット”といった,2つの施設を楽しめるパスポートも用意されているようで,両施設を行き来するのもひとつの遊び方だろう。

 MAZARIAは,「VRを体験すること」が主な目的だったこれまでのVR施設に対し,ゲームそのものや,ゲームを遊ぶ空間を楽しむことに重点がおかれており,より手軽で自由度が高く遊べるようになっていると感じた。これまでのVR施設に敷居の高さを感じていた人たちは,この機会に足を運んでみてはいかがだろうか。


施設内写真


2011年にアーケードで稼働した「パックマンバトルロイヤル」を大画面でプレイできるエリアも。このとき初めてプレイしたのだが非常に完成度が高かったのでぜひ友人4人でプレイしてみてほしい。
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各所には往年の名作の原画やキービジュアルなどが飾られている。これを見るために訪れたいという人もいるのでは
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地図のほかに待ち時間を表示するパネルも
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VR ZONEに設置されていたアクティビティもほとんど遊ぶことができる
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グッズを購入できる売店や,作品をテーマとした料理が食べられるフードコードなどもあった
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思わず記念写真を撮りたくなるスポットがあちこちに
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「MAZARIA」公式サイト

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