スクウェア・エニックス元社員ら2名，インサイダー取引容疑で逮捕。「ドラゴンクエストタクト」公表前にAiming株を買い付けた疑い

　スクウェア・エニックスは本日（2022年11月17日），元社員によるインサイダー取引に関する報道についての声明を，公式サイトに掲載した。

　今回の発表は，スクウェア・エニックスの元従業員ら2名がインサイダー取引による金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたことを受けて行われたものだ。逮捕については，東京地検特捜部の発表をもとに，朝日新聞デジタルなどのメディアが報道している。

　それによると，容疑者の2名は公開前の情報をもとにして，2019年11月ごろにAimingの株式を約4700万円ぶん購入したという。スクウェア・エニックスはAiming開発によるスマートフォン向けアプリ「ドラゴンクエストタクト」を2020年7月にリリースしている。

　スクウェア・エニックスの声明では，逮捕に至るまでの間に証券取引等監視委員会の調査に協力してきたことや，今後の調査にも全面的に協力する旨が記載されている。また，今後については「社内規程をさらに厳格化するとともに，社内教育を，より一層徹底させ，全社を挙げて再発防止に取り組んでまいります」とも発表されている。

スクウェア・エニックス
当社の元社員によるインサイダー取引容疑に関する報道について