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堀井雄二氏がデザインを手がけた“おもちゃ”を紹介。江崎グリコの100周年企画「クリエイターズグリコ展」オープニングセレモニーレポート
本稿では,「ドラゴンクエスト」の生みの親・堀井雄二氏がクリエイターの1人として登壇したオープニングセレモニーの模様をお伝えする。
クリエイターズグリコ 特設サイト
「クリエイターズグリコ」は,栄養菓子「グリコ」の100周年を記念した特別商品。カカオとアーモンドを練り込んだキャラメルと,10名のクリエイターがデザインした“おもちゃ”がセットになっている。参加クリエイターは堀井雄二氏をはじめ,レベルファイブの日野晃博氏(ゲームクリエイター,脚本家),大童澄瞳氏(漫画家),隈 研吾氏(建築家),坂井直樹氏(コンセプター),タツナミシュウイチ氏(プロクラフター),長坂真護氏(美術家),根津孝太氏(クリエイティブコミュニケーター,デザイナー),ヒョーゴノスケ氏(イラストレーター),増田セバスチャン氏(アーティスト)だ。彼らがデザインした「心の中にあるグリコ」を,海洋堂が“おもちゃ”化している。
会場には,クリエイターの中から坂井氏,タツナミ氏,根津氏,増田氏,そして堀井氏が登壇。それぞれ,自身がデザインを手がけた“おもちゃ”やグリコの思い出,イベントの見どころを語っていた。
堀井氏がデザインした“おもちゃ”は「ぼうけんのへや」。もともと,堀井氏はジオラマが好きだったそうだが,床と壁,鎧や宝箱などの小物を組み合わせて,RPGに出てくるような建物を実現できれば面白いのではないかと考えたという。また「ぼうけんのへや」は1つで完結するものではなく,複数つなげることが可能。多く集めると,それだけ遊びのバリエーションが増えていく。
堀井氏は,グリコに対して思い入れがあり,とくにキャラメルに同梱されていた“おもちゃ”には夢があったと語る。また,堀井氏がグリコを買っていた頃,“おもちゃ”はすでにプラスチックでできていたが,イベントの展示ではそれ以前の紙製のものなども確認できるので,そういうところも楽しんでほしいとアピールしていた。
クリエイターズグリコ 特設サイト
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