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史上最悪と呼ばれるゲームを使ったチャリティイベント「Desert Bus for Hope」,現在開催中
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印刷2022/11/19 17:04

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史上最悪と呼ばれるゲームを使ったチャリティイベント「Desert Bus for Hope」,現在開催中

 インターネットコメディグループのLoadingReadyRunが主催するチャリティイベント「Desert Bus for Hope」が日本時間2022年11月13日7:00頃に始まり,現在も続いている。

「Desert Bus for Hope」公式サイト

Twitch:desertbus


 これは,「Desert Bus」というドライブゲームを使ったイベントで,寄付が続く限りメンバーが「Desert Bus」をプレイし続けるという仕組みになっている。
 「Desert Bus」は,セガのメガCD(アメリカではSega CD)向けに開発が始まったミニゲーム集「Penn & Teller's Smoke and Mirrors」に収録されるタイトルの1つで,アリゾナ州ツーソンからネバダ州ラスベガスまで8時間,バスを運転し続けるというものだが,道は完全に1直線で,ほかの車はなく,バスに乗客はおらず,景色の変化もほとんどない(ただ,フロントグラスに虫が貼りついたり,日が暮れたりはするようだ)。
 ポーズやセーブの機能も用意されていないので,プレイを開始したら8時間,単調きわまりないプレイをし続けなければならない。放置しても良さそうだが,ランダムにハンドルが右に曲がり,道から外れると停車してしまうので,コントローラから手を離すこともできない。そうしたことから,「史上最悪のゲーム」などとも呼ばれている。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 史上最悪と呼ばれるゲームを使ったチャリティイベント「Desert Bus for Hope」,現在開催中

 もっとも,1995年4月にメガCDのローンチタイトルとして発売されるはずだった「Penn & Teller's Smoke and Mirrors」は結局,開発中止になり,パブリッシャのAbsolute Entertainmentも廃業してしまったので,実害を被った人はいない。レビュワー向けのバージョンが流出し,世の中に知られるようになったが,強靱な忍耐力さえあれば,ほぼ無限にプレイを続けられるという本作の特徴を活かしたのが「Desert Bus for Hope」というわけだ。

 「Desert Bus for Hope」は,2007年に始まり,これまでの14年間で800万ドル以上を集めたという。寄付金は,慈善団体のChild's Playに贈られ,病院で治療を受けている子供達のために役立たせるという。
 上記のように,プレイを1時間続け,予定の金額に寄付金が達していれば,また1時間プレイを続けるという,「Desert Bus」なみにシンプルなルールだが,時間が進むごとにプレイを続けることが苦痛になるため,追加するために必要な金額は次第にアップしていくとのこと。

 いかに「Desert Bus」といえど,上限があるのではないかと調べてみたところ,1回のプレイで1ポイント,最大99ポイントがプレイヤーに与えられる仕様になっているという。LoadingReadyRunは,かれこれ1週間近くバスの運転をしているが,99ポイントに達するまで約1か月はプレイできる計算になる。もっとも,「上限99ポイント」の真偽も疑わしいらしいのだが。

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 もともとPCゲームとしてリリースされる予定だったバス運転ゲーム「Desert Bus」が,このたび,モバイルゲームとしてリリースされた。砂漠の1本道を延々8時間も走り続けるというゲームで,全然面白くないのだが,収益全額が恵まれない子供達向けの基金に寄付されることになっているため,この退屈ゲームに北米の多くの人が挑戦しているのだ。

[2011/11/22 14:26]
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