プレイレポート
VR空間で身体を動かして波動拳を放てる! 「ストリートファイターVR シャドルー強化計画」をロケテストに先がけて体験してきた
プレイヤーが扮するのは,「ストリートファイター」シリーズでお馴染みの悪の秘密結社・シャドルーの下級兵だ。シミュレータを用いて戦闘訓練を行うことになったプレイヤーは,バーチャル空間でリュウ,ザンギエフ,そしてベガの3人と次々に戦うこととなる。
プレイ開始直後のチュートリアルでは,プレイヤーがどんなアクションを取れるかを練習することに。本作では,構えた拳を少し引いてから突き出すと「パンチ」,大きく拳を引いてからパンチを出すと「強パンチ」,両拳を顔の前に構えている間は「ガード」といったように,プレイヤー自身の実際の動きがゲーム内に反映される。
ガード中は,相手の投げ技以外の攻撃を防ぐことが可能だ。また本作には,立ちガードとしゃがみガードの区別はない。
さらにプレイヤーは,ストリートファイターの代名詞とも言える必殺技の「波動拳」と「昇龍拳」を繰り出せる。波動拳は,相手に攻撃を与えたり,ガードを成功させたりすると蓄積していくスキルゲージを消費して出す技で,両拳を大きく後ろに引いたのち,前に突き出す動作で発動する。またスキルゲージがMAXのときに,両拳を大きく後ろに引いて少し溜めたのち,前に突き出すと「真空波動拳」になる。
昇龍拳は,拳を少し下に引いたのち,上に突き上げると発動する。昇龍拳が当たって上空後方に吹っ飛び,壁にバウンドして戻って来た相手に追撃を叩き込むことも可能だ。
ゲーム本編はステージ制となっており,リュウ,ザンギエフ,ベガの順で3人と戦う。ルールは「ストリートファイター」シリーズ同様,攻撃して制限時間内に相手のライフをゼロにすれば勝利。逆に自分のライフがゼロになると敗北となる。
プレイ中は,もちろん相手も技を繰り出してくる。たとえばリュウはプレイヤーと同じく波動拳や昇龍拳を放ち,ザンギエフはスクリューパイルドライバーやダブルラリアットなどを使ってくる。そんな相手に対して,拳マークが表示されたときに強パンチを叩き込んだり,相手がジャンプしたら昇龍拳を狙ったりしながらゲームを進めていく。
実際にプレイしてみると,本作は想像以上に直感的なアクションゲームとなっている。「拳マークが出たから……」「相手がジャンプしたから……」などといちいち頭で考えていると,1テンポ遅れてしまい攻撃に失敗することも少なくない。
また,強パンチや昇龍拳は,気持ち大きめに身体を動かさないとうまく発動しない。没入感も高まるので,思い切ってオーバーアクション気味に動くことをオススメしたい。
当初動きが小さかったためか,うまく攻撃がくり出せなかったので,スタッフにお手本を見せてもらったが,難なく相手の攻撃をガードし,逆に易々と強パンチや波動拳を当てていた。特別に難しいアクションをしていたわけではないので,難度が高く,プレイする人を選ぶということもないだろう。
面白いのは,よく知る「ストリートファイター」シリーズでは,戦っているキャラクターを横から見ることになるが,本作は真正面から対峙することになる。リュウが放つ波動拳も正面から飛んでくるので,波動拳に隠れてリュウが見えなくなるというのもある意味新鮮だ。
またゲーム中のベガのセリフが,プレイ状況に応じて変化するところもポイントだ。セリフは,声優・若本規夫さんによる新規録り下ろしとのことなので,ぜひチェックしてほしい。
そのほかプレイ状況に応じて,各ステージのリザルトで9段階のランク評価がなされたり,真空波動拳がレベルアップしたりといったように,1回プレイすれば終わりではなく,何度も遊びたくなる仕掛けも施されている。興味のある人は,ぜひ本作の設置店舗に足を運んでみよう。
■『ストリートファイターVR シャドルー強化計画』設置店舗
●プラサカプコン 広島店(店内「VR-X」コーナーにて展開)
「VR-X」営業時間:11:00〜22:00(最終受付 21:30)
店舗公式サイト:
https://www.capcom.co.jp/amusement/game/shop/hiroshima/index.php
プレイ人数:1人
所要時間:約25分
プレイ料金:1200円
その他:プラサカプコン 広島店では,2023年2月17日よりロケテストとして稼働
●MIRAINO イオンモール豊川店(店内「VR-X」コーナーにて展開)
「VR-X」営業時間:10:00〜21:00(最終受付 20:30)
プレイ人数:1人
所要時間:約25分
プレイ料金:1200円
その他:MIRAINO イオンモール豊川店は,2023年4月4日にグランドオープン予定
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