エニックスのMMORPG「CROSSGATE」,発動 - 04/25 19:37

 多数のプレイヤーが世界を共有して,モンスターとの戦闘やプレイヤーとのコミュニケーションを取れるのがマルチプレイヤーオンラインRPGの醍醐味。このジャンルの代表的なタイトルにはUltima OnlineやEverQuestなどがあるが,深い世界観や英語必須など,興味こそあってもややハードルが高いと感じている人もいるに違いない。
 エニックスが開発中の「CROSSGATE」(クロスゲート)は,サーバー接続タイプの純国産サーバー集中型マルチプレイヤーネットワークRPGだ。国産なので,何から何まですべて日本語で書かれているのがありがたい。プレイヤーも日本人同士ということで,コミュニケーションを取りやすいだろう。まだ画面と設定資料ぐらいしか手元にないのだが,とりあえずちょっとだけご紹介。

 まずゲームシステムだが,これはスキルによってキャラクターの個性を出すタイプで,戦闘系だけでなく生産系のスキルもある。これらのスキルは,クラス(職業)によってレベルの上限や得意なものが異なるので,戦闘系キャラクターでモンスターをバリバリ倒していくのもいいし,生産系キャラクターでほのぼの暮らすのもOKだ。どちらかというとUOのゲームシステムに近い。
 職業は「剣士」や「マジックユーザー」といったRPGにおなじみの職業から,「家事手伝い」「釣り師」「フリーター」など奇抜な(というかなんだか分からないもの)ものまで200種以上が用意されている。上級職にランクアップできたりスキルが複数の職業に関連していたりと,複雑に絡み合っているスキルシステムが,なかなかに興味深い部分だ。ちなみに職業ランクは5種類あり,
剣士見習→剣士→剣術士→剣闘士→ソードマスター
などと上位ランクへと昇格するシステムだ。

 戦闘システムは,なんと"ターン制"を採用30秒以内に一つのコマンドを入力し,それをモンスターとプレイヤーで交互に行っていく。これによってアクション性が軽減されており,初心者でも手軽にプレイできるのがうれしい。動くモノを見ていないのでなんともいえないが,Diabloライクな画面構成の中で,敵と出会うとファイ○○ファンタジーなのだろうか。それはそれでちょっと面白そうだ(でも30秒は長すぎると思う)。5人までのパーティを組むことができ,前衛と後衛で役割分担するのも特徴
 モンスターキャラクターは全180種。サーバーには同時に900人が接続可能(予定)で,発売は夏ごろの予定。ちなみにPK(Player Killing)は不可(Duelはあり)。
 ちなみに上で「200種類以上の職業」と書いたが,斧職人,槍職人,ナイフ職人,ブーメラン職人,服職人,ローブ職人……って異様に細かい分類のように思えるのだが,実際にはどのように作用していくのだろう。なかなかに楽しみではある。定期的に情報を流す予定なので,乞うご期待。とりあえず,近々始まるβテストに関しての,forGamer.net枠100名のテスター募集をお楽しみに。内容も,見かけも,システムも,すべてが初心者向けといえる作りとなっており,いままでオンラインRPGを遊んだことがない人にこそ遊んでほしいタイトルだ。初心者の人の参加求む!

■動作環境(予定)
・OS:Windows 9x/2000
・CPU:MMX PentiumII/233MHz以上(推奨Celeron/400MHz以上)
・メモリ:64MB(推奨:128MB以上)
・サウンドカード:DirectX 6.1以上に対応したサウンドカード
・ビデオカード:DirectX 6.1以上に対応したビデオメモリ4MB以上のビデオカード(推奨:DirectX 6.1以上に対応したビデオメモリ8MB以上のビデオカード)
・HDD:900MB以上の空き容量
・インターネット接続環境:32ビットTCP/IPスタックを備えた33.6Kbps以上のPPP接続またはダイレクト接続

(C)dwango・enix 2001


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