[E3速報#37]韓国ブース#1 - 05/24 22:56

 E3の会場となるConvention Centerには,West Hall,South Hall,Kentia Hallの三つの大きなホールが用意されている。West Hallでは任天堂やSONYなどを始めとしたコンシューマ系メーカーのブースが軒を並べ,South HallではMicrosoft,Eidos Interactive,ActivisionなどのPC系メーカーがブースを構えている。この二つのホールがおおよそのメイン会場といったところ。
 残るKentia Hallには,ドイツ系やアジア系の小メーカーや各機種の周辺機器を扱うメーカーがブースを出典しており,怪しいものから目に付く面白そうなゲームまで,さまざまなものが物が展示されている。すでにmog氏が「デバイス編」で紹介しているブースだ。その様子は,さながらアメ横のよう。
 ここでは,その中でも近年の進歩が目覚ましい韓国系メーカーのブースで見つけた,いくつかの面白そうなゲームを紹介していきたい。

・Millennium Promise
 名前だけ聞くと,なにやらストーリー重視のRPGかなにかかと思ってしまうが,この作品は3D表示のオンラインRPGゲームである(上段3枚)。高い3D技術により表現された幻想的な世界を,プレイヤーが自由に冒険できる。
 Millennium Promiseのパッと見はモロに「Ever Quest」のそれだったが,単なるパクリではなく,3Dの技術レベル自体もかなり高いレベルに見受けられた。インベントリーや装備品の配置も特徴的で,今までのお約束のようなインタフェースよりも使いやすそうな雰囲気も感じられるあたりは,さすがにネットゲーム大国,といった感じか。詳しいところまでは分からなかったが,どちらかというと,初心者向けにかなり簡易化されたシステムが特徴となっている印象だった。RPGファンならチェックしておいても損はないだろう。

・EDEN
 格好いいデモムービーに釣られて足を止めたブースに,韓国のVANILLA SOFTから発売されている「EDEN」が展示されていた。このゲームは,日本のコンシューマゲームによく見られるような,キャラクターとストーリー展開を重視したターンベースのシミュレーションRPGだ(下段2枚)。画面だけ見るとSF RTSに見えるのだが……。
 物語は,太陽系の天然資源が枯渇した絶望的な状況下で,人類が新たな星への移住計画を発足させるところから始まる。様々な困難に直面しながらも,人類は新たな移住可能な惑星を見つけるに至るが,そこにはすでに非常に知性の優れた未知の生命体が生息しており……というストーリー。ゲームは,その生命体との全面戦争を描いたものとなっている。
 国産のゲームで「ファイアーエムブレム」などをよくプレイした筆者としては,なんだか面白そうな印象を受けた。ローカライズさえされれば,日本でもなかなか受けの良さそうな気がするのだが,いかがなものだろうか。

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