東京を舞台に刑事と犯人の駆け引きが始まる - 10/02 23:39

 現在,無料で稼働中の「大東京25時」は,犯人と刑事の大捕物を描いたシミュレーションゲーム。ユーザーは刑事(最大5名)と犯人(最大2名)に分かれて競い,刑事側はゲーム終了までの25ターンの間に人質を救出するか,犯人側がゲーム終了まで逃げ切れば勝利となる。まあ,一口にいえば東京を舞台に鬼ごっこをするわけだが,これが簡単にはいかないのだ。
 ゲームを始めるとスゴロクのような東京のマップが表示される。ところが通常マップ上に常に表示されるのは刑事側のコマのみで,犯人のコマは非表示となっているのだ。ただし,これだけの情報で犯人逮捕は夢のまた夢。そこで刑事側は犯人の移動手段(電車,バス,徒歩)だけは毎ターン知ることができるようになっている。さらに犯人は毎ターン脅迫電話を掛けなければならず,これが一定時間に達すると刑事側は逆探知に成功したことになり,居場所を一瞬だけ知ることができるほか,5ターンと16ターンには人質を連れている犯人は宣言する必要もあり,こうしたわずかな情報を元に犯人包囲網を着々と作り上げていくのだ。ちなみに人質を連れていない犯人を逮捕してしまった場合は釈放しなくてはならないし,犯人同士が同じマスにいれば人質の受け渡しも可能となっている。さらに犯人は逃げるだけではなく,刑事のマスに自らが飛び込むことで刑事を襲撃して2ターンの間,行動不能にできるのだ。このように本作は非常に奥が深い鬼ごっこに仕上がっている。

 本作は現在ベータ版が「ここ」無料配布されており,製品版が発売(発売日未定)されるまでは無料でプレイできるようになっている。メニューで対戦を選択すればロビーサーバーに自動接続されるので,友人を募って対戦してみるのもよいだろう。(Murayama)


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